Q:
過去の罪を思い、自己嫌悪に陥ります。私も許されるのでしょうか
A:
イエスは生涯を通して罪人達の友でありました。イエスが説いた神は、決して天の高みに座って、私たちの行動をチェックされているような方ではありません。神は罪びとがご自分のもとに立ち帰るのを一日千秋の思いで待っておられる、と教えました。
確かに罪は、神に造られた人間の本来の姿を破壊するものです。でも、父なる神は、そのようにご自分から離反して、不幸になった人間のことを傍観しておられるのではありません。神は人間の不幸をともに悲しみ、人間が立ち戻ることを誰よりも望んでおられるお方です。
自己嫌悪は、自分はこうあるべきだと、あって欲しい自分に固執するから、それと食い違っている現実の自分に我慢ができないのです。でも自分を見つめるのではなく、神に目を注ぐなら、そのような自己嫌悪はすっ飛んでしまうでしょう。
「イエスはこれを聞いて、彼らにこう言われた。『医者を必要とするのは丈夫な者ではなく、病人です。わたしは正しい人を招くためではなく、罪人を招くために来たのです。』」(マルコ 2-17)
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