Q:
「罪の結果が死」なら、聖書で言う「死」とは、どんな死なのでしょうか
A:
聖書の中で、「死」という言葉は二つの違った意味に用いられています。その一つは、人生の終わりとしての肉体の死。他の一つは、神からの離反によってもたらされる、神のいのちに対する死です。
聖書で「罪から来る報酬は死」と言うのは、後者のほうで、この死こそ私たちが真に恐れるべき不幸です。前者の死とはっきり区別しなければなりません。
この死の反対は「しかし、神の下さる賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。」(ロマ
6:23)
どんなに仕事をし、沢山の業績を残しても、私たちの地上の生は、すべて過ぎ去って行くのです。
キリストの福音は、過ぎ去って行くものの中にあって、過ぎ去ることのないものに目を注いで生きるように呼びかけています。真の価値とは、世間の人々に羨ましがられるような地位や名誉ではありません。
真の価値とは、神の前で尊ばれる価値であり、決して過ぎ去らない価値です。そして、それはキリスト教の信仰によれば、愛に他なりません。神がご覧になるのは、人がどれほど神と人間への愛に生きたか、と言うことです。
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