'03.06.22　作成

第２２回　日本選手権　静岡一次予選

〜　クラブ編　〜

ａｔ　富士球場　８月２７日（Ｓｕｎ）

第一試合　　三島クラブ　ＶＳ　静岡硬式野球倶楽部

　ある会員さん曰く「カネを払ってまでして『来たい』と思わない球場」（注：正確には「入場料を払って観る球場じゃない」らしい。・・・５０歩１００歩だ(-_-;)）こと富士球場。かわいそうだが、実際にそうなので反論できない、超・近隣の人向け野球場。全く、静岡にはこういう球場が多すぎ（あしたかといい、浜岡といい・・・(-_-;)）。
　静岡大会の時同様、Ｍｙ　Ｃａｒを飛ばして約１時間、到着したのは試合開始予定時刻ジャスト。しかし、なんだかんだやって（それでも１０分くらいだったやうな・・・）球場に入ったら、お約束通り２回表三島クラブの攻撃中でした。あげく１回に三島クラブが２点先制してるし(-_-;)。頼むから一回ぐらい予定通りに始まってくれよォ〜ってぇのは、ワガママですか？　あらら、何処に座ろうか悩んでいるうちに攻撃が終わってしまったわ(^^;)。

　三島クラブのユニフォームは、昔のオリックス風（今は幻の『オリックスブレーブス』(^^;)。胸のロゴから帽子まで・・・）、静岡硬球は今のダイエー風。かなりシンプルな両チームです。
　２回裏。この回の先頭バッター、４番・田造くんが四球。６番・実石くんのセンター前ヒットで１,２塁のチャンス。しかし、７番・高塚さん、８番・増田さんとも打ち上げてしまって無得点。
　３回表。３番・飯塚さんが四球で出塁。すぐに２盗。４番・山口さんがレフトフライに倒れた後にも３盗を決める。足が速いというよりは・・・キャッチャーが送球する努力をしないというか(^^;)。で、５番・田中さんが右中間を深々と破るタイムリー２塁打、さらに６番・中西君もレフト前にタイムリーを放って４−０。
　あれ？　静岡硬球の方が強いと聞いていたハズがどぉいった訳？　三島クラブの先発・小野寺くんの速球（といってもそんなにべらぼうに速いわけではない）におさえられていたから？でしょうか。ゴロが多い気がします。
　４回裏。やっと静岡硬球反撃?!　３番・小長谷和良さん、４番・田造くんの連続レフト前ヒットでチャンスを作ると、５番・杉山さんもレフト前にタイムリーで４−１。その後も６番・実石くんのライト前ヒットで満塁としたものの、７番・高塚さんは浅めのライトフライで還れず、８番・増田さんはサードゴロで田造くん本塁タッチアウト、９番・三浦くんはキャッチャーフライ・・・と後続が断たれて１点止まり。小野寺くんを褒めるべき・・・ですか？
　しかし、それで勢いづいたのか、５回裏、１番・大木くんがセカンドゴロエラーで出塁。２番・小長谷順さんのピッチャー前バントがセーフに。３番・小長谷（和）さんのライト前ヒットで満塁とすると、４番・田造くんがきれ〜いにセンター前へタイムリー！　２人が還って４−３。さらに２アウト１,２塁から７番・前の回から守備で入っていた秋山くんが右中間深々！のタイムリー３塁打で２人が還ってとうとう４−５と逆転に成功。いよいよ本領発揮か？
　６回裏には小野寺くんをリリーフした山口さんから、四球＆２盗を決めた２番・小長谷（順）さんを置いて、３番・小長谷（和）さんが右中間へタイムリー３塁打を放って４−６。
　８回裏にも２番・小長谷（順）さんが四球で出塁。その順さん、牽制球をモロ背中に受けるというおまけつき(^^;)。すごい音（『ボクッ』って感じの(^^;))がしたので、すでに球場入りしていたヤオハンの選手も「大丈夫かよぉ」と心配してました。３番・小長谷（和）さんがライト線ぎりぎりに２塁打を放ち２,３塁とした所で、４番・田造くんのサードゴロをサードがエラーして４−７。ダメにだめを押したという感じですね。
　三島クラブは、５回から登板した静岡硬球の石川さんの前に、ポンポンとフライをあげまくってなかなかチャンスを作れずじまい。唯一、２アウトから４番・山口さんのレフト前、５番・田中さんのライト前ヒットで１,３塁とチャンスを作った７回表も、６番岡田くんがライトフライで生かせなかったですしねぇ。
　それにしても、静岡硬球のピッチャーさんは皆さん恰幅がよろしくて(^^;)。それだけでもう圧倒される感じです。
　結局９回表も、２番・吉田くんがライト線へのヒットで出塁したものの、３番・杉本さん、４番・山口さんとも空振りの三振でゲームセット。
　三島クラブは攻撃面でのミスは少なかったものの、守りで結果的には失点につながるようなミス（牽制も、タイミング的にはアウトでもポロッと落としちゃったり、ゲッツーが取れなかったり・・・）がちょい多めだったのが敗因だと思われます。

　試合後、ベンチ上のスタンドでくつろぎながら着替えをする三島クラブの皆様。そこに加藤さんが「皆さん、暑い中ご苦労様でした。公式戦は・・・今年はこれが最後ですね。皆さんお疲れ様でした。また・・・来年、頑張りましょう」と挨拶。そうか、クラブチームはクラブ選手権とかに出場しない限り、日本選手権の予選で終わりなんだ。クラブチームの事、もっと勉強しなくちゃいけないっスね。私も来年からは頑張って観たいと思います。

（１９９５.１０.２７　発行　Ｖｏｌ.２１　掲載）
※　掲載にあたり、一部文章を加筆及び削除いたしましたことを、予めご了承下さい。

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