つれづれの歌 続編 歌集 『令和』

平成31年4月30日記

明日から元号が『令和』になり、心機一転気分転換して新たなテーマにつき歌を詠んでいこうと思う。「徒然の歌」、「」、の歌集の続編とする。

趣味(家庭菜園、料理、釣り、など)やスポーツなど何でも良いが自分なりに納得したことが出来たら楽しくはないかと漠然と考える。

人工知能がますます活用される時代をむかえるが人それぞれの生き方は科学で解決できるものではないと思う。医学や情報通信、ロボットの活用により生活は便利になるが生きること、老いることは自然の成り行きで避けることが出来ない。「死に様見れば生き様が」、「終わりよければ全てよし」、自分の納得した生き方が出来れば幸せか。仕事からリタイア、自由人の生き方に胸ときめくところあり。

こんなテーマを頭の片隅に置きながら詠んでいこうと思う。

老の惨めさ、悲しさを味わう気はしない。いつ迄も目標を持って命尽きるまで自立した生活をしたいものである。

桜は咲き終わったが薔薇が咲き、葡萄の新芽が伸び初め、新たな花が咲き始めた狭庭をブラブラしていると、こころのうずくものがる。

(平成31年4月7日の歌)

あれやこれ成り行きの道生きてきて
いまは抜け殻 老いは残酷

長生きはせぬが肝心 どうみても
生き恥さらす 身も心さへ

 

薔薇が咲き初夏の息吹にひたる時
令和を迎へ良きことあらむ 

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2019年5月

人臭き世にはおかざるわがこころ
すみかを問はば山のしら雲       橘 曙覧
雲ならで通はぬ峰の石かげに 
神代のにほひ吐く草の華        橘 曙覧

3日 元号 令和を迎えて

千本の 皐月の浜の よせ波に
小犬驚き 吾に飛びつく
娘と犬の 沼津アルプス 縦走か
皐月の山の 微笑ましきかな
連休も 仕事に出かけ 縁側に
蕎麦とうどんの 土産が二つ
新潟から 山菜届くが 味がせぬ
摘みし姿を 味はふ皐月

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14日 初夏の明暗

五月晴れ

一年の 稀の良き日の 五月晴れ
狭庭は芽吹く 日々富士が見ゆ

桜えび 激減と言ふ 駿河湾
海の汚れは 河川の汚濁
薔薇が咲く 葡萄の芽吹く 狭庭には
錦木枯れて ヒコバエ育つ

 

病棟の一コマ

病室の 片方だけの 婦人靴
それでいいのよ 片足だから
病室の 椅子に大きな 義足あり
眠る患者の 生き様想ふ
人形と 添ひ寝の老女 笑み浮かべ
痰を吐きつつ 弁護士と言ふ
吸痰に 苦しがる人 怯まずに
あともう少し 義務果たす人
大声で 助けてくれと 叫ぶ人
ベットに固定 手にはグローブ
口開けて 点滴受けし 人ら居り
素人目でも 遠からず逝かむ
老人は ポロっと木の玉 吐き出しぬ
黒玉と見て 口に含むか
ツバメ舞ふ 解剖室の ドア近く 
また葬儀社の 車垣間見る

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22日 愛鷹ツツジとカサブランカ

18日
今年に入って初めての愛鷹山のハイキング、天気は曇りだが一服峠のツツジが気になり出かける。水神社より一服峠に向かうが、ツツジの姿が少なく不安になる。山の木々もこの10年で倒木、老木、木の成長の変化があり様相が変わった様だ。一服峠のミツバツツジはすでに咲き終り位牌岳に期待をかけたがやはり同じくツツジの姿が乏しくがっかりである。今年は桜と同様に開花が早かったのだろう。帰路はつるべ落としの滝経由で帰ったがこのコースの岩場の沢下りは相変わらず難儀することを再度再度思い知る。つるべ落としの滝は水が枯れて滴がぽたりぽたりと落ちていた。箱根方面を見れば神山の左の大涌谷の辺りの煙がやけに目立つ。その日から箱根の噴火警戒レベルが2になったことを知る。何はともあれいい運動になったし、適度な疲労が気持ちよい1日であった。

愛鷹の ツツジ見たさに ハイキング
花は散り落つ つるべ滝枯れ
ツツジ散り 景色寂しき 山となる
それも山なり 山は生き物 
年を経れば 身も心さへ 変わりけり
哀しくもあり 宿命である

22日 カサブランカの花は大型の白花と思っていたが金色の粉をまぶしたような花が咲く。庭に咲く思い出の花々は色々あるが優雅さとか派手なところは「月下美人」の印象が強い。カサブランカの花も過去白花が咲き今回の花、厳かな気持ちになって眺めた。

金箔の 粉をまぶしし カサブランカ
高貴な花は 青空仰ぐ
今は無き 月下美人か 今咲ける
カサブランカか 名花も枯れる
薔薇が咲く 赤白黄色 それぞれの
花の盛りの 皐月の狭庭 

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25日 天城のシャクヤクコース

娘が天城に行きたいというのでミニピンのビスコを連れて出かける。天城のゴルフ場に着いたのが9時、駐車場はすでに満車、その上のゴルフ場の駐車場に止める。娘のネットの知り合いだろう人が群馬から2名来ており、その後は同伴して石楠花コースを回った。五年ぶりの石楠花コースである。。道々は想像以上にハイカーが多く、しかも高齢の方が目立つ。ミニピンのビスコは9歳で高齢者の仲間入り、上りを楽しむかのように万三郎岳まで登った。私も古稀で仲間入りかも。下りは危険で歩くのを拒否、娘が背負って下る。犬のハイキングはビスコのみで何処へ行っても可愛いと言われていた。群馬県の人は群馬の「馬」の被り物をして写真に納まるが娘が同じ被り物を持っていたことに意外な一面を感じた。石楠花は頂上に咲いていたがその他は咲き終りの状態であった。五月としては真夏日の暑さにニュースは取り上げていたが山は意外と涼しく五年ぶりの天城の石楠花コースを歩き帰宅後の心地よいビールが美味かった。

天城山 元気に登る 高齢者
犬も私も その仲間入り
五年ぶり シャクナゲが咲く 山道を
今日は真夏日 山は賑はふ
我が齢で 認知症とか 他人事か
終活せねば 気が進まぬが
整然と  風車が並ぶ 山の峰
その先の海 河津か下田

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2019年6月

霞立つ長き春日を子供らと
手まりつきつつ今日もくらしつ   良寛
いにしへを思へば夢かうつつかも
夜はしぐれの雨を聞きつつ     良寛

6日 庭を眺めて

庭の薔薇は相変わらず咲いているが最盛期は過ぎた。家の庭のブドウの成長に目が移る。毎年眺める景色ではあるが今年の景色は今年しかない、当たり前のことである。今の体重は昨年の今頃より十キロは少なくなった。日々血圧測定をして今は薬を飲んでいるがほぼ120前後を維持している。耳鳴りは相変わらず止まないが諦める。錦木が枯れて根元より切ってヒコバエだけが残った。例年眺める庭ではあるが知らぬ間に様相が変わってきたことを実感する。
明日辺りから梅雨空の様だ。すでに紫陽花は咲き始めた。

幾年を 眺めくらしつ 狭庭でも
変化万丈 よく見て知れり
狭庭には 春から夏の 花になる
妻の植ゑ替へ 花また増へる

紫陽花の はじけるやうに 咲きだして
後は梅雨入り 待つばかりなり

いざ行かむ 富士のお中道 大沢に
陽ざしが強し 今日は止めとく

蝶が来て 萎れし薔薇の 蜜を吸ふ
薔薇の命の ひとしずくかも

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28日 水無月の日々

だらだらと過ごしていたら早や水無月の28日、鎌倉や冨士さんのお中道を回ろうかと幾つか行きたいところがあったが休みの度に天気が悪く結局何処にも行ってない。
今日は枯れた紫陽花を二本剪定、ついでにアロエや木々を剪定して、早や何年か前の作業を繰り返していることに気が付く。
ブルーベリーの木に色づいた実が少々成って摘まんで食す。
明日からまた梅雨空の予報が続く。ブドウの実がかなり大きくなってきた。梅雨が明けたら袋掛けをしよう。
大阪でG20サミットが始まる。色々な国際問題があるなか、どんな宣言が発表するか結果が待たれる。

紫陽花は 二十歳の思ひで ほろ苦さ
浜松の街 紫陽花美人

梅雨空を 日々気にしつつ 紫陽花の
萎れし花を 晴れの間に切る
一本の ブルーベリーの 実を食す
季節の味を 指に染めつつ
梅雨時の 花は質素な 色がよし
ギボウシもよし ネジバナもよし
千日紅 素朴な花も 梅雨空に
見慣れてくれば 可愛さがます

夏椿 膨れて咲くも 直ぐぽたり
未練が残る 短命の花
亡き義母の 家を去る時 手を振りし
 笑顔なつかし はや三回忌

 

G20サミットOOSAKAが始まる。安倍首総イラン訪問時のホルムズ海峡の貨物船の破壊の真相は
思惑多きサミットの結果は

サミットの 国から世界に こころひらき
ウインウインは 令和の心

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2019年7月

霜まよふ空にしをれし雁がねの
帰るつばさに春雨ぞ降る   藤原 定家
夕暮はいづれの雲のなごりとて
花橘にかぜのふくらむ    藤原 定家

3日 梅雨もうんざり千日紅

毎日梅雨の日々が続くと情緒も薄れて晴れ間が恋しい。鹿児島には災害警報が出ている。

3日門池にて

梅雨空の 池の魚は 湧き出でて
跳ねる魚らも 我も息づく
門池の 主とも見える 大鯉よ
群なす小魚も 梅雨空に湧く
かってなく 岸辺に魚の 群れてをり
静かな梅雨の 命うごめく

ねむの木の花

 合歓の花  薄紅色の 群れて咲き
梅雨の門池 少し彩る
梅雨空も 楽しさ増さる 池の岸
小犬と妻と 合歓の花よし

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10日 梅雨の晴れ間は一日で

一日の休みをどうするか。久々の梅雨の晴れ間をブラブラと家に

久々の 梅雨の晴れ間も 気が乗らず
何もせず過ぐ 時間がほしい
富士登山 山開きなり  早々に
娘山小屋 予約したとか
カビ生える 梅雨はうんざり 気が滅入る
こころのカビに 青空恋し 
暇もなく 金なき身でも 色々と
旅を計画 夢見て過ごす

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16日 盆も素通り

12日は誕生日で古稀になる。娘が13日に食事会をセットしてくれた。ウナギが美味い、ビールが美味い、次は喜寿迄無心に生きよう。
梅雨明けが待たれる。日々雨空で涼しい日が続くとうんざりする。13日から盆の入り、中元が届けば嬉しい様な煩わしい様な。
無心な気持ちで線香をあげる。

古稀迎へ 子供の奢りの ウナギ食ぶ
ビールが美味し 生きる喜び
盆の入り 仏壇飾りは 妻まかせ
線香あげて 焼酎を飲む
日本酒を ちびりちびりと ほろ酔ひし
日銭を稼ぐ 生き方もあるか
梅雨空を 眺めため息 青空が
陽ざしがほしい 葡萄も吾も

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23日 梅雨明け間近

娘の初の富士登山  令和元年7月20日 単独富士登山を達成する

我が娘 亭主残して 富士登山
一途な姿 眩しくもあり
富士山の 淡い紺色 シュリエット
 八合目とふ 姿を思ふ

山頂ゆ 駿河の海の 画像見る
梅雨空の中 褒美と思へ
疲れ顔 目は輝けリ 我が娘
亭主残して 富士山頂に
我妻は 娘の登山を 心配し
下痢をしたとか 子は知らんぷり

  23日 葡萄の袋掛けと剪定をする 梅雨明け間近の晴れの日となる

葡萄の木 剪定終り 袋掛け
梅雨明け間近 風心地よし

欲張りて 房の間引を 惜しむ吾
房は今年も 納得できず

31日 遅い梅雨明け

赤蜻蛉 群なし狭庭を 飛び回る
梅雨は明けたか 夏が来たらし
いつのまに 赤蜻蛉舞ふ 夕暮の
残る青空 白鷺が往く
今年また 沼津花火は 延期なり
台風と言ふ 土用丑の日
真夏日の  レントゲン車の 検診の
珍しきかな 懐かしきかな 
レントゲン 真夏の昼の 検診車
人も車も 黄昏のやう

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2019年8月

さみだれに夜のふけゆけば時鳥
ひとり山辺を鳴きて過ぐなり     源 実朝
物いわぬ四方のけだものすらだにも
あはれなるかな親の子を思ふ     源 実朝

2日 寝付かれず

夜の暑さに寝付かれず、昼の睡眠三時間
蝉の鳴き声に目を覚まし、庭の蝉を追い払う 之も日課となりそうだ

熱帯夜 寝たかどうだか 定かには
昼寝の後に 吾生きかへる
蝉の声の 朝の眠気を 打ち払ふ
蝉を追ふのも 日課となれり

14日 盆の休みもなく

朝晩の 涼しき風の 吹き初め
明日は三島の 夏祭りかな
庭葡萄 色づき悪し 雨降らず
葉が枯れてきた 気も枯れてきた
台風の 雨をもたらす 恵み雨
時化の荒海 人をばさらふ
天地の 熱波に絶えぬ ひともをり
救急搬送 目立つこの頃

24日 涼しき風が

8/18 台風10号が去って月が出ていたが雲の流れが早く、月がでたり隠れたり

野分去り 早雲流れ 月隠れ
一瞬の間の 忙しき夜

24日 急な涼しさに 秋がひそひそ

急変の 夜の涼しさ 蝉が止み
狭庭の葡萄 いと美味くなる
警報の 続く居座る 低気圧
豪雨予想の 寝苦しき夏

色づかぬ葡萄

大粒の 房の葡萄の 色づかぬ
明日は如何にと 諦めつかぬ

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2019年9月

むら雨の 露のまたひぬ槙の葉に
霧立ち上る秋の夕暮         寂蓮
紫の雲路にさそふ琴の音に
うき世をはらふ嶺の松風       寂蓮

17日 猛暑が終わる?

9月に入って、やっと涼しくなったと思ったら8日夜から9日朝にかけ台風15号の伊豆をかすめて千葉市に上陸。
沼津の被害はないが、近場の停電や伊豆の被害、房総半島は今も停電が続き、家屋の被害や修復は手つかずに雨が降れば雨漏りに泣くところが多いと聞く。
このところ夏バテ気味で歌を詠む気分になれずに過ごして来たが気持を鼓舞して、今まさに詠まむと頭をひねっている。

9月6日に久々の冨士の姿を見る。群青色の爽やかな富士であった。7日は義理の兄の三回忌、富士を眺める墓に家の葡萄を供えようとしたが色づきが悪く諦めた。冷蔵庫に入れて冷やしたら結構美味い。

色づかぬ 巨峰冷やせば 以外にも
甘味あっさり 夏の夕暮

久々の 青の富士山 秋模様
眩しくもあり 嬉しくもあり

13日は中秋の名月(旧暦の7,8,9月の満月 9月7日から10月8日の満月を言う)、秋の夜が忍び込み季節は秋にと思いきや台風15号が去りまた猛暑日になる。体に負担がかなりある。

名月や 冷気漂ふ 月明り
昼の猛暑を 癒す月かな
月見れば 猶予(いざよ)ふ月の 悲しさよ
飲むほどに酔ひ 酔ふほどに飲む

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22秋彼岸

秋彼岸、早々に我が家の墓と妻の実家の墓参りを済ます。
春の彼岸は寒さが緩み、秋の彼岸は季節の秋の様相に体も心も癒される時期は墓参りなどに丁度良い。

NHKの「寺じまい」のドキュメントを見る。墓じまいと共にこれからますます増えてくることだろう。

秋彼岸 野分の風が 我が庭の
葡萄の小房 寂しく揺らす
秋薔薇の 咲き揃ふ日の 我が庭の
石の達磨に バッタ張り付く
丘ワカメ 木犀の木に 絡まるを
取ればすっきり 秋風流れる

ラグビーのワールドカップが始まり見始めるとかなり面白い。ビール片手にテレビ観戦をと思うのだが何故か気まずい我が家である。日本チーム以外の戦いもついつい熱が入りサッカーや相撲、テニス以上に熱くなるゲームな感じがする。

ラグビーの 走るや蹴るや 体当たり
見れば見るほど 熱くなる我

葡萄に二番咲きの可愛い葡萄の房が幾つか付いている。秋は物思う時期かもしれない。寂しさが漂う季節でもある

盛り過ぐ 巨峰の小粒な 残り房
いじらしくあり 寂しくもあり

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30日 夏は去らぬ スポーツの余韻

日本がアイルランドに勝利、番狂わせに日本沸騰、益々熱くなる
9月28日、ラグビー日本代表は世界ランキング2位のアイルランドと対戦した。事前の見立てではアイルランド優勢だったが、蓋を開けてみれば、19対12で日本が見事勝利。前回W杯の対南アフリカ戦に続いて、2大会連続のジャイアントキリングを果たした。

ラグビーの アイルランドに まさか勝つ
ワールドカップ 日本沸騰

諦めずに日本女子のバレーを観戦、負けが重なるが残りの三試合は打って変わって小さな日本の選手は勝利。予期せぬ試合に唖然とする。

負けの込む バレーボールの 女子なれど
何かが変る いきいきと勝

カラスは何しているのかな 向かいの両隣の家の電話線の引き込み口を突いている。
情報を盗んでいるのかも

情報を 盗んでいるか 電話線の
引き込み口を 鴉啄ばむ 

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2019年 10月

しずかなる暁ごとに見わせば 
まだふかき夜の夢ぞ悲しき      式子内親王

静かな暁ごとに自身を観ずれば、まだ深い迷妄の夢の中にあることが悲しい

ながむれば衣手涼し 
久かたの天の河原の秋の夕暮     式子内親王

じっと眺めていると、自分の袖も涼しく感じられる。川風が吹く、天の川の川原の秋の夕暮よ。

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3日 庭木は変わる

知らぬ間に 蜜柑ぼさぼさ 荒れてをり
神無月入り 枝を伐採
木犀の あまりに太く なりにけり
伐採をせむ 花終るころ
体重が 60を割る なんでだらう
歳は70 痩せすぎだらう 

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9日 少しづつ秋めく陽気

朝早く外に出たら朝焼けが東の空が一面に茜色にて目を開けられず

いつになく 茜の光り 眩しくて
目を開けられぬ 秋の朝焼け
晩秋の 夕焼けどきの あかね空
目を細めつつ 我が家に帰る
吾が家も 朽ち始めたか あちこちの
老化の跡が 目に染みる秋
台風が 日本列島 直撃か
不気味な気配 秋の夕暮

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15日 渦巻く日本

10日、ノーベル賞の化学賞に吉野彰選ばれる。(リチウムイオン電池の開発) 日本は乗りに乗ってツキを呼ぶかな

昭和33年の狩野川台風に指摘する台風19号は12日午後から荒れ始める。 伊豆を直撃 我が家の上を通過したが 何の被害もなく
安堵していたら翌日の報道は次から次へと河川災害が明らかになる。やはり巨大な台風であった。

ノーベルの 化学賞とか ラグビーと
台風迫る 日本は暑し
巨大なる 渦巻く雲の 不気味さよ
我が家の上を 無事に通過す

夜が明けて 被害甚大 繰り返す
河川の脅威 日本の地形

12日午後からの台風が去り13日の明け方に西の空に月が煌々と輝き、夕方は東の空にまた月が輝いていた。月を眺めて物を思う

あさぼらけ 西に満月 夕暮て
東の満月 台風さらば

13日ラグビーのスコットランドの戦いに勝つ。ワールドカップの予選通過に興奮する日本。 家族も我も然り

野分去り ラグビー勝利 興奮す
台風被害 甚大知るも

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22日 即位式正殿の儀

平安の装束にて天皇陛下の即位式が開催。生憎の天気は雨のなか、厳かに行われた。

即位礼 雅の衣装 凛々しくて
令和の日本 人よ幸あれ
即位式 令和元年 雨上がり
木犀の香の 漂ふ我が家
繰り返す 河川氾濫 宿命か
川に生かされ 川になかされ
我が家も 庭も知らぬ間に 変わりけり
変らぬ石の 羨ましかな

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30日 秋晴れ続く

台風が去り、やっと秋晴れが続く。
ピラカンサや南天の木がぼさぼさとなりそれらを手入れして一日を過ごす。山に行くのも良いが秋晴れの中一日を庭木の剪定して過ごすのも良い。
金木犀の花が落下してくるのを眺めつつ静かな時を自然と向き合う楽しさは年のせいかも。

西空を 鮮血に染め 日が沈む
野分の後の 秋の夕暮 
木犀の 花のポタポタ 昼下がり
秋日にひたり 煙草をふかす
南天の 木の切り口は 旨さうな
サツマイモ色 秋の陽嬉し

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2019年11月

けぶり立つ富士の思ひのあらそひて
よだけき恋を駿河へぞ行く     西行

よだけし (おおげさである。仰々しい)

風になびく冨士の煙の空に消えて
ゆくえも知らぬわが思ひかな    西行

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4日 はや四十年か

31日 首里城炎上
2日ラグビーも南アフリカの優勝で幕が下ろされ、ワクワクする時が過ぎ去る。

突然の 首里城燃えて 興奮の
 ラグビー終る うつろな時間 

はや四十年の時が過ぎたか。(結婚してから四十年が過ぎる。結婚式は11月4日)

結婚し はや四十年の 過ぎたとは
口には出さぬ 感謝の言葉
娘より ショートケーキのプレゼント
忘れていたよ 結婚の日を

たまの休みは庭いじりで過ごす。ミカンの木がカイガラムシで白くなっていた。ツワブキの花が咲きだした。
門池は秋の陽ざしがさんさんと、子犬と妻と娘で池を一周、ヘラブナの釣れた釣り師は魚をリリース。三十センチはあったかな。

秋日より 庭のミカンの剪定を
 石臼のそばツワブキ咲けり 
秋の陽に 門池ぶらり 小犬連れ
釣り人静かに ヘラブナを釣る

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13日 天皇弥栄(すめらぎいやさか)

嵐が9日、東京・皇居前広場で開催された天皇陛下の即位を祝う民間主催の「国民祭典」の祝賀式典に出席し、両陛下が二重橋から見守られる中、奉祝曲を披露(Ray of Water)「Journy to Harmony」を熱唱
13日 夜空に満月、雲一つなし つい見惚れてしまう。至福の時間であった

弥栄さ すめらぎ弥栄 いやさかえ
令和いやさか 万歳三唱
弥栄と 富士は晴々 化粧して
令和元年 すめらぎの宴
祝賀式  旗は赤地に 菊の紋
新たな門出 令和の門出
満月が 紋章ならば 旗は夜
いや見惚れるや 晴れやかな月

ハヤブサが 竜宮離れ 帰還とか
科学は進化 月は変わらず

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30日 霜月終わる

最近の思いつく事(教訓らしく)

25日 食は人生

喜びは 食に満たされ 酒を飲み
肴は鮪 鰯でも良し

28日 気分次第で

いきいきと プラス思考に 福来る
前向き思考 人生楽し
何事も マイナス思考 気が滅入る
病は気から 邪気しのび寄る
物事は よく見て行動 惑ひなし
心眼きたへ 先を見通す

てきぱきと 体動かし 行動を
無理な笑ひも 老化防止か

日々それとなく過ごしてはや霜月の晦日、今日は高尾山祭典の日である。梅雨の様な時雨の日が続いたと思ったら急に真冬の陽気になって驚く。天気は晴天で紅葉も見頃かと思うが庭をブラブラし、木犀の木の剪定をして、冬日のあたる居間でうつらうつらしていたら夕方になった。見事な紅葉にも憧れるが庭の木々の移ろいに季節を感じるのもささやかな楽しみがある。四つ溝柿を食していると格別な晩秋を感じる。明日から師走、日曜日であるが出勤する。何故か味気ない気がする。

霜月の 時雨が続く 夕暮は
寒さに震え 薔薇の花咲く
予期もせぬ 真冬の如き 寒さなり
足が寒くて 寝れぬ夜なり
久々の 霜月晦日 晴天に 
 柿を食べつつ 庭をば愛でる

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2019年12月

かへらぬは齢(よはひ)なりけり
年のうちにいかなる花かふたたびは咲く  和泉式部
暮れぬなり 幾日(いくか)をかけて過ぎぬらむ
 入相の鐘のつくづくとして       和泉式部
かぞふれば年の残りもなかりけり
老いぬるばかり悲しきはなし       和泉式部
夕暮はいかなる時ぞ 
目に見えぬ風の音さへあはれなるかな   和泉式部

7日 曇り空の寒い日は

冬晴れがやっと続いたと思ったら、今日は一日中寒い曇り空 雪でも降ってこないかな

どんよりと北国に似る曇り空
 時期は過ぎたか冬薔薇わびし
山茶花は 盛りの後の  萎れ花
我も萎れる 悔ひを残して
少しづつ 鉢植増える 冬の庭
暇に任せて 妻が楽しむ

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15日 流れ星

朝ぼらけ 暗い夜空を眺めれば 星が流れるを見る

夜明け前 外に出るなり 流れ星
予期した如く 瞼に刻む

久々に紅葉の景色をと天城の滑川渓谷に行けば

天城には 紅葉散り落つ 師走中
枯木と清流 眠る川の音
愛鷹の 紅葉見つけてホッとする
時は初冬の 師走の中日

牧水は 酒を愛して 歌を詠む
我も酒好き 何か似て居る

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31日 クリスマスとお正月

15日久々にスーパーに行くとクリスマス関連の商品や正月飾りが目に付く。
それを目にしてあまりにも早いのではと思った。完全に時勢から抜け落ちている自分を発見。

スーパーに クリスマスケーキ お飾りが
不思議なものと一瞬迷ふ
年賀状 忘れて焦る 諦めて
年が明けたら出すことにする

30日に正月飾り、お寺の付け届け、神棚のお札をもらいにと一日過ごす。

神仏の準備しながら 振り返る
この一年のおのれの評価
若者の背丈が伸びぬ 情けなや
我の胴長 昭和の世代
鏡には 痩せし姿の 情けなく
鏡が歪み  人違ひかも 
大晦日 寂しさうに咲く 冬薔薇も
手入れし木々も 春を待つらむ

 

大晦日 狭庭で遊ぶ バーベキュー
寒さに震へ ビールで乾杯

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2020年1月

寝るが内に見まをのみやは夢と言はむ
はかなき世をもうつつとは見ず       壬生忠岑
白雪の降りてつもれる山里は
住む人さへや思ひ消ゆらむ         壬生忠岑

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4日 新春を祝う

初詣 氏神様の 日枝神社
孔の開きたる 小銭で祈る

束の間の すぐに過ぎたる 三が日
一年の計 これから決める
胸騒ぎ 東京五輪 その前に
戦争起こる 悪しき気配も
梅の枝の あまたの蕾 嬉しくて
 花を実をなせ 真白なる富士

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18日薔薇の実

静岡学園が見事な逆転勝ちで全国の頂点に立ち、興奮する。

阪神淡路震災よりはや25年となる。
庭の梅がポツポツ咲きだして、小雨の寒い日を楽しませてくれる。
薔薇の実が一つ生っている。箱根は雪らしい。25年の年月を庭を眺めて振り返りつつ、明日に繋げる気持ちが湧いてくる。
あと何年かの残りの人生を無理をばせずに、楽しく生きたいものである。

  

小雨ふる 底冷えの中 薔薇の実も
我の願ひも いずれ芽吹くや
半世紀 阪神淡路 震災か
梅の蕾を しみじみ眺む
願はくば 楽しく過ごす 何年の
我が命かな 悔い無くいきし
静学の 逆転勝利に 感動す
頂点に立つ 眩しき笑顔

精神科の病棟の 認知症かな 様々の症状についあきれてしまう 

高齢の 老婆の罵倒 悲鳴聞く
繰り返される 言葉は哀れ

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25日 春の臭いが

我が家の梅が八分咲きに

狭庭辺の 梅の花さく 半世紀
花は移ろふ 花は深まる
一輪の 水仙の花 見つけたり
大寒のなか 春の芽生えを

香貫山を一巡り 犬と娘と海山眺め春の臭いを探り楽しむ

香貫山 冬寒桜(とうかんざくら)咲きにけり
大寒なれど 春の香臭ふ

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2020年2月

手にむすぶ水に宿れる月影の
あるかなきかの世にこそありけれ     紀 貫之
川風のすずしくもあるか
うち寄する波とともにや秋は立つらむ   紀 貫之
いにしへになほ立ちかえるこころかな
恋しきことに物忘れせで         紀 貫之
みそぎする川の瀬見れば唐衣
日もゆうぐれに波ぞ立ちける       紀 貫之

2日 はや如月に

明日は節分、昨日も今日もポカポカ陽気の良きひなり。一年で最も寒い時期が良きひなり。
陽だまりで梅を眺めて金柑かじる。なにするでないが、心満たされる。
新型のコロナウイルス蔓延す。封じ込めるか世界の風潮、試されている人道支援。

節分の 寒冷えのとき ぽかぽかの
陽だまりの中 金柑かじる
陽だまりで 梅を眺めて 楽しけれ
天気が続く 至福の続く
道楽は 食ふ飲む旅と 花を愛で
山も歩かう 真理と思ふ
椿には 色づく蕾 夕暮れの
茜の空に 心温もる
武漢発 コロナウイルス 蔓延す
人道支援 世界を試す

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9日 寒さも慣れて

なんとなく体が寒さに慣れた気がする。
新コロナウイルスの肺炎がまん延、収まる気配がない。そのうちに日本全国感染者が出て来るかも。
早期のワクチンとかの対策が出てきてほしい。
鉢植えの椿が開花、梅はすでに散はじめ。河津桜は今年は早く咲きだし、今頃は満開だろう。
金柑の実がやっと色づき、ちょくちょく摘まんで食べて、種を吐き出し美味い時期になった。
昨日の月は満月か、夜空に浮かんで、寒さがつのる思いである。春の気配は何処からくるか、
月から、風から、庭の花からと色々思うと春が待ち遠しくなる。

春の香は 月から風から 香梅か
寒月の色に春を探さむ

鉢植えの 椿の花の 咲き揃ふ
朝の光りに 眩しく咲けリ

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15日 4月の陽気に

四月の陽気に体がついて行かない。急な気温の変動に体がだるい。
昨日はバレンタインデー 例年の如く娘らよりチョコをいただく。ウイスキーボンボンと獺祭のチョコ。食べつつ酔うかな。
日本でも新型肺炎が広まり始める。世界経済、とりわけ日本経済へのダメージが心配、オリンピックは開催されるか。 

ウイルスも 日本拡散 如何にせむ
日本を救ふ ワクチン作れ 
娘より ウイスキーボンボン チョコに酔ひ
花見をこがれ 酒に酔うかな  

NHK「駐車場の片隅で」を見る。道の駅などで寝泊まりする車上生活者のドキュメント。

道の駅 車上生活 それぞれの
生きる虚しさ ここにも潜む

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23日 春一番が

春一番の後は急に春めいて暖かくなってきた。
花粉が舞って鼻水が止まらない。
新型コロナウイルスはパンデミックの様相、日本も拡散防止の瀬戸際は過ぎたらしい。
チューリップの葉が伸びてきた。春が駆け足でやってきた様だ。
23日は富士山の日、山歩きしようと言う気分が蠢き始めた。

寒椿 花散り終り 春が来た
春一番の 風に揉まれて
嵐去り 狭庭に稔る 金柑を
春日を浴びて 収穫をする
枯れかかる 槙の色良し 我も槙も
自縛をほどき 生き返りしか
真白なる 「富士山の日」は 春うらら 
 山のいざなひ 心ときめく

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29日 コロナとの世界大戦始まるか

学校は休校に スポーツのイベントや卒業式は取りやめ 人の集まりを止めて コロナの封じ込めるか
意外なことに マスクを初め トイレットペーパーとかの商品はどの店に行っても棚になし
世界株安が始まる 戦争の勃発の如し

★ウイルスの 拡散防止 休校し
行事は自粛 耐えよと政府
コロナさけ 観光地には 人は無し
家呑み始め 呑み屋干上がる 
人ごみを 避けて手洗ひ マスクせよ
隣組での 呑み会止めた
マスクなし トイレットペーパー 何故かなし
又も買ひだめ 人のさがなり
コロナとの 世界大戦 勃発か
姿見えねど 足音響く
★のらりくらり コロナの仕草に 騙されて
クラスターとふ 爆弾を浴ぶ

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2020年3月

月やあらぬ 春や昔の春ならぬ
わが身ひとつはもとの身にして  在原 業平
ついにゆく道とはかねて聞きしかど
昨日今日とはおもはざりしを   在原 業平
世の中にたえて桜のなかりせば
春の心はのどけからまし     在原 業平

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14日 パンデミック

三月三日のひな祭り 寒冷の月も朧月夜の風情が漂う

春の雨 ひと雨ごとの 暖かさ
月もおぼろの やすらぎの空
咲き誇る 椿の花も そのうちに
萎びて縮れ 哀れを誘ふ
水仙の 黄ばな白ばな 咲き初め
芽吹く庭には 春の訪れ

3/11 東日本大震災の九年

ぶらふらと 庭を眺めて はや九年
震災九年 短し九年
被災者の 地震の記憶 忘られじ
映像だけを 我は見てをり
放射能 何十年の 苦渋かな
おろかな炎 燃え尽きるまで

新型コロナウイルス

12日聖火リレー始まる(13日ギリシャでのリレーは中止、東京に聖火を移送とのこと)
2020年3月13日世界の株の同時暴落、24000台が本日17000に暴落
新卒の内定の取り消し(経済の急降下、人員の削減の情報が巷を覆う
WTO 新型コロナウイルスはパンデミックと断定

パンデミック 痛し痒しは 知らねども
コロナウイルス 世界を襲ふ
目に見えぬ コロナに脅え 何もかも
中止にされて 人はうつにも
敏感な 子供の心 突然の
自宅で自粛 逆効果かも
かってなき パンデミックの 恐ろしさ
株の暴落 内定取り消し
★妻と娘(こ)は マスク手作り わたくしは
 マスク再生 マスク干してる
看護師の マスク姿の それも良し
マスク美人と 思ふ楽しみ

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21日 春彼岸

春彼岸 墓参りする 妻の実家や 我が家の墓や妹の連れ合いの墓
我が身が墓に入ったら何を土産に、何を報告すればよいか そんな気分の墓参り
結局どんな生き方を目指して生きて来たかが全てかも

春彼岸 生きるって何 花供え
線香あげつつ 今を問ふ我
出来るなら 悟りを開き 墓に入る
先祖に恥じぬ 生き方をせむ
春彼岸 芽吹き花咲く 狭庭には
幸せ芽吹く 温かさかな

老人ホームの光景を目にしつつ

保育所と 老人ホームは うりふたつ
よちよち歩き 塗り絵折り紙
介護士の 話す言葉の 節々に
服従せまる 幼児言の葉

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28日 ロックダウン

新型コロナウイルスの状況はオーバーシュート(感染者の爆発的な増加)からロックダウン(都市封鎖)への危機が帯びてきた。
不要不急の自粛モードの中、爆発的な増加の脅威を憂う専門家おり、景気後退先読めぬ若者の退廃ムードに脅威を感じる。
横文字のパンデミックやオーバーシュート、ロックダウンの言葉に迷う

パンデミック 日々のニュースは 欧州の
オーバーシュートや ロックダウンも
東京の 不要不急の 自粛あり
やがて全国 右に倣へか
わが町の 感染者なし それでさえ
ひたひた迫る 不気味な脅威
繰り返す 伝染病の 歴史あり
 突如牙むく 姿を変えて
何もかも 春の行事は 取りやめに
春の芽吹きを ただ嗅ぐだけに
感染の 脅威は続く 経済も
人の息吹も やみくもに消す

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2020年4月

わびぬれば身を浮草の根を絶えて
さそふ水あらばいなむとぞ思ふ        小野小町

詫び暮らしをしていたので、浮草の根が切れて水に流れ去るように、私を誘ってくれる人があるなら一緒に行こうと思います

色見えでうつろふものは世の中の
人の心の花ぞありける            小野小町

色には見えず、知らぬうちに変化するもの、それは世の中の人の心に咲く花だった

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8日 赤い月

ひんがしに 黄身色の月 まん丸に
コロナ騒ぎも ひとまず忘る
今年また 桜の時期を 迎えるも
 コロナ騒ぎに気が乗らず過ぐ
我が町も ついにコロナの 感染者
蚊帳の外から 実感のとき
我が町も コロナ感染 現れる
田舎の町から 解放されり
画面には 都心の街も 人が消え
戦後はじめて 緊急事態 
我が重さ 五十六キロ 減りに減る
何か病か 心配芽吹く
満開の 桜の花も 蚊帳の外
コロナ情報 こころむしばむ

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19日 久々の初夏の陽気に

天気が安定せずに久々の初夏の陽気の一日を家でブラブラ、夕方は穏やかな日が暮れようとしている。
カレーの臭いがしてくる。ささやかな焼酎を飲もう。
新型コロナウイルスの「緊急事態宣言」が出て、観光地を始め行楽地は休館が続いている。
呑み屋を始め密接、密閉、密集場所は避けよと言う。いつまで続くコロナ騒動、一年二年の長期になるかも。
その間の医療崩壊、経済低迷、失業、倒産と悪い事案は避けられず。
早急な治療薬やワクチンがでなければさらに悪しきことも想像。

久々の日差しが強し 晩春の
庭は華やぐ 世は病むコロナ
夏日なり 庭で一日 夕されば
カレーの臭ふ 焼酎飲まむ
梅の木の 新芽が茂る 交尾かな
てんとう虫の 斑点眩し
感染も 緊急事態 この地でも
コロナの脅威 じわじわ迫る
ひとときの 緊急事態 我が目には
一年二年 悪しき予感が

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2020年5月

み吉野の象山の際の木末には
ここだも騒ぐ鳥の声かも            山部 赤人

吉野の象山の山あいの梢では、こんなにも数多く鳥が鳴き騒いでいることよ。

ぬば玉の夜のふけゆけば久木生ふる
清き河原に千鳥しば鳴く            山部 赤人

夜が更けてゆくにつれ、久木の生える清らかな川原で千鳥がしきりに鳴いている。

みさご居る磯廻(いそみ)に生ふる名告藻(なのりそ)の
名はのらしてよ親は知るとも          山部 赤人

みさごの棲んでいる磯辺に生える名告藻ではないが、名前は名告ってくれ、たとえ親が気づいても。

3日 カボックに花が咲く

新型コロナウイルスの動向を見守っていたら早や五月に入ってしまった。感染は全国的に減らず緊急事態宣言は今月一杯となりそうな気配、世は自粛ムードが本格的になり半月が過ぎたが効果は今一、学校も9月開校の説も検討される雰囲気である。

こんな時だからこそゆっくりと自分の来し方行方を考えるのも良いのかも、人が変われば世の中も変わってゆくのは事実、ある意味で生き方の転換期を迎えたのかもしれない。それが何かははっきり言えないがなんとなく感じるものがある。

走り去る 新幹線の 哀しさよ
客はまばらの 時代を予見
結婚や葬儀もネットで済ますとか
三密避ける 時代の予感
観光地 客は来ないで のぼり旗
店は閉めます 道路は閉じます
医療者の 感謝の光りの ブルーライト
医療者排除 これも現実
感染の 予防マスクや 消毒も
人の心も 遮蔽の予感

昨日は八十八夜、先日新潟の知人から山菜が届き妻の料理に芽吹く命の味を堪能した。庭は百花擾乱の様子を呈してバラや草花の咲き誇る様は例年の如く晴々としてくる。

五月入り 庭の花々 咲き揃ふ
生気溢れる 新緑まぶし
山菜の 苦味芽吹きの 便りかな
初夏を味はふ 八十八夜

ぼさぼさの切っても生えるカボックに八つ手の実の様な花が咲いた。二十年以上経たないと花が咲かないらしい。花言葉は「実直」、知らずに煙たがってきたカボックに愛着が湧いてきた

カボックの 伐っては切って 二十年
始めての花 愛着が湧く
幾年を カボック切って 飽きが来て
「実直」の花 下積み流し

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10日 フラワームーン

アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。 7日は満月、五月の満月を「フラワームーン」とよぶらしい。
新型コロナウイルスの対策としてゴールデンウイーク明けの緊急事態宣言の見直しの6日が過ぎ、新たに今月一杯迄伸びた県もあり、また平常に戻ったところもあり ウイルスの脅威もあり今後の人の動きや経済の動きなど予断を許さない。

日が暮れて フラワームーン 眺めれば
コロナ騒ぎも よそ事の感
薔薇が咲く フラワームーン 煌々と 
五月の庭は 月光に映ゆ

連休を 不用不急の 自粛して
鬱な気分の 我に休みを

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16日 静かな時間

このところの夏日、真夏日も今日は雨空、涼しい土曜日を横になったりパソコンいじりまた寝たりの繰り返し。
「コロナ禍」により生活スタイルが変わると言う。長期戦の戦いの予感もするしその報道もされる。経済は戦後最悪、いずれも予断を許せない。学校は来週よりボチボチ始まる。
庭の隅にスズランが咲いているのを見た。オダマキは今年は見ない。例年の如く咲きだす花に季節を感じ、咲かない花に時のはかなさを感じる。

スズランの 日陰で咲けリ しとやかな
けな気なすがた 切なさが湧く
コロナ禍の 自粛は続く 油断して
羽目を外せば 元の木阿弥
なんだらう 心空しく なんでだらう
体がだるい 季節は初夏に
コロナ禍の 三密防止 霊峰の
富士登山さへ 山小屋閉鎖

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24日 ツバメの糞や鳩の糞

厄介な ツバメの糞や 鳩の糞
人の陰口 聞くも厄介
落ち葉とか 蚊の虫刺され 已むを得ず
ぼさぼさの木は 我慢ができぬ
テレビには またテレワーク コロナ禍の
流行と言ふも 覚めて眺める

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31日 本音と建て前

なんだかんだで五月は終わる。明日は水無月 梅雨入り間近、長い休校が終わり進級、進学の遅い時期になる。
建前と本音 「ツバメや鳩の巣による糞の汚れと鳥獣保護法」 「新型コロナウイルスの異常事態宣言の継続か、倒産や失業者の防止のための経済を優先するか どちらも同じ問題が内在しているかも。

諦めた 梅の収穫 ポケットに
一杯詰めて 得した気分
巣が落ちて 壁にへばるは ツバメ二羽
巣作り下手か 人が壊した
コロナ禍の 自粛解除か 経済か
鳥獣保護に つばめ糞害
建前は 自粛と命 本音では
資金枯渇の 経済優先

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2020年6月

近江の海 夕波千鳥汝が鳴けば
心もしのにいにしへ思ほゆ      柿本人麻呂
ほのぼのと明石の浦の朝霧に
島隠れ行く船をしぞ思ふ       柿本人麻呂

 2日 国策と差別

米国の黒人を膝で押さえて窒息死させた警官 非常無情に抗議の暴徒。 
米国を代表するトランプ大統領の数々の暴言を憂う。
繰り返す人種差別化とも見える黒人の迫害 知りうる以上の根の過去があるか

繰り返す 黒人差別の 暴行死
抗議集会 略奪しかり
国策は 国を守るか陰謀か
香港の変 中国の変 
アベノマスク 一家に二枚 有難く
政府国策 記念に保存

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6日 ドジョウの日

18年前の六月六日 叔父が母の病を心配し、ドジョウを張れば助かると
そんな叔父も早や三回忌かも

亡き母の 病に効くと ドジョウ貼る
叔父も早逝く ドジョウ記念日
間延びせし 葡萄の房の 摘粒を
梅雨入り前の さわやかな朝

娘らは 近場のキャンプ 犬連れて
コロナ禍の為 貸し切りと言ふ
庭に出て 梅雨入り間近の 草花の
三密防止 コロナ禍に似て

北朝鮮による横田めぐみさんの父 横田滋さんが昨日逝く。
43年間の時間を救出活動に費やすも「再開」の目標を果たされなかった。

ひたむきな 拉致の娘の 救出も
果たせぬに逝く  冥福を祈る

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14日 梅雨入りの独り言

12日に梅雨入りになった。昨年は枯れそうなマキの木が息を吹き返したように緑に彩られて嬉しくなる。貰ったひまわりの種はぐんぐん育ち楽しみである。
雨の音を聞きながらコロナ禍 を漠然と思っていると、コロナの自粛からコロナの感染状況が漠然と把握されてきたように思われる。WITH CORONAと言った感じで諸々の異常事態宣言は解除されてきた。インフルエンザの方が感染者も死亡者もずっと多いと聞く。もっとも解除後東京は増えつつあり警戒が必要ではあるが。

枯れ際の マキの木今は 活きいきと
眺めて嬉し 水無月の朝
梅雨に入り 見る間に育つ 向日葵は
やがて太陽 追ひかけるかな
悩み事 薔薇のウイルス コロナ禍の
隠れクラスター 感染怖し
シラス食ぶ 数多の目をば 見つめつつ
食は殺生 いただきまする

アメリカはまた警官の黒人の逮捕時の死亡と言う結末が火種となり人種差別を蒸し返し暴動となる。日本は少子化が進み、毎年50万の人口が減るらしい。諸外国の人らの移民が増えてそれを補うだろう。人種差別はないことを願う。

日本と言う四季と地形と伝統は近い将来新たな人種により新たな思想が生まれるもその中に承継される源泉となる。(日本が好きで移住した人故に)所得格差の心配はあるが。
少子化は やがて移民を 増やすかも
新たな文化 四季の移ろひ
アメリカの 人種差別が 蒸し返す
格差助長が 日本を潰す

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24日 父の日と向日葵

21日父の日の娘らに貰う「白隠禅師」の日本酒はビールと焼酎と共に当分日本酒の晩酌が加わり喜びが増す。ビジネスバックも貰い使い道に迷う心配もある。一線を退いた身にビジネスバックはパートの弁当入れに活用するしかないか。寂しさもある。
24日は水曜日の久々の休み、片付けらなかった諸々を車に乗せて焼却場にもっていく。始末の悪いものはパソコンやインクカートリッジで、何年も前から物置に入れたままの状態、だれか持って行ってくれませんか?
漠然と庭を眺めて向日葵の成長の違いを実感。地に植えたものと鉢植えの苗と同じ種でありながらこうも成長に違いがあるかとつくづくと眺め、人の成長も同じようなものかと思う。環境しかり、やる気も然り、諸々の要因と環境とが人の成長にかかわっているのだろう。
プロ野球も無観客ではあるが始まり、コロナ禍のなかその他のスポーツも始まる様だ。新たな生活習慣が当分根付いて行くだろう。私の新たな習慣は、TVを見ながら寝てしまう事。数時間後の目覚めの後の寝つきの悪さに悶々とする。これは止めなければと思うが意思とは別の自然な現象と納得をする。

父の日の 寿司と日本酒 ありがたや
ビジネスバック もらう寂しさ
一杯の 酒に酔ひつつ 眠る吾
今日する予定 明日もせぬかな
向日葵の 成長の差異 こんなにも
鉢植も路も 同じ種なり
やる気とか 環境然り 人は皆
置かれた場所で 向日葵であれ

要らぬもの 車にせて 焼却場
数多の思ひ やっと断ち切る

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2020年07月

桜の花 ちりぢりにしも別れ行く
遠きひとりと君もなりなむ      折口 信夫(釈 超空)
たびごころ もろくなり来ぬ。島のはて
安乗(あのり)の崎に燈の明かりみゆ 折口 信夫(釈 超空)

4日 誕生日

熊本の球磨川は長雨の影響で増水し氾濫して被害が出ている。今年も九州地方は豪雨の被害に苦しむ予感、線状降雨帯とかゲリラ豪雨の言葉は聞きなれてきているが、例年の被害は年々激しさを増してきた感がある。近くの伊豆半島も土砂崩れなどが発生している。
今日は娘の誕生日、自分の誕生日を先取りする予定、寿司は欠かせないが、あとは何が出てくるか楽しみである。
このところの梅雨前線の影響で日々雨になり気分も暗くなる。こんな時期があるから夏空が恋しく、楽しみも増すのかも。
苦あれば楽あり、ではないが多少は気持ちの持ちようなところもある。新型コロナウイルスの感染者が増加し始めた。自粛ムードの解除に破目が外れた様だ。
強風に向日葵の苗があおられて、無事な姿に一安心。洪水の心配もあるが今の所被害は出ていない。まだ何日かは同じ天気が続く気配にうんざりしてきた。

年ごとに 洪水被害 甚大化
線状降水 また九州に
誕生日 寿司を食べつつ 賑やかに
犬のビスコに 主役を譲る

向日葵の 花に黄色の 色がつく
梅雨が明けたら それまで咲くな

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12日  向日葵が咲く 我が誕生日

12日は私の71回の誕生日 過ぎたるは夢の如し、あと十年も光陰の様に過ぎるはず。
日々のパートの仕事に疲れ、何も手につかない日々が続く。空しむもある。
九州の豪雨災害の全容は予想以上の結果となる。例年の台風被害も悲惨であるが今年のコロナ禍とのダブル災害に日本列島はどうなることかと心配になる。戦後最悪な令和二年、新たな年は最悪な状況になってきた。
世界情勢も混沌として一般常識が通じないのが政治らしい。中国の香港や台湾との関係、朝鮮半島の北と南は以前の敵対関係に入り、アメリカの保護主義はエゴ主義となり、ロシアの憲法改正によりプーチンの独裁国家は継続される。世界各地で内戦が続く。聖者の声は聞こえない。聖者はいないのかも。各々の国民、民の声も発せられないのが現実なのか、世界情勢闇の世に入る。

紫の 梅雨の花より  向日葵の
情熱な色 狭庭に眩し

令和とは 悲惨な時代 予期もせず
コロナ禍続く 失速の世に
祭り事 自粛限界 飽きもせず
エゴの国家に 振り回されつ
この世には 神も仏も やはり居ず
人の心に 悪なむ潜む
今の世に 聖者は居らぬ 民の声
エゴの声とも 世は闇に入る

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31日 梅雨明けか

なんとなく空の様子が変わってきたような。
時々青空がのぞき、向日葵の花は萎びてお辞儀を始めた。
蝉の鳴き声目立ち始めて、葡萄を啄ばむ鳥を朝目にした。

水道の 蛇口汗かき その水の
予期せぬつめたさ 喉を潤す
咲き終る 向日葵お辞儀 その種を
鳥が啄ばみ 梅雨明けの様
梅雨空に 青空覗く なんとなく
雷光弱し 梅雨明け近し

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2020年 08月

ひた走る 我が道暗し しんしんと
堪へかねたる 我が道暗し    斎藤 茂吉
死に近き 母に添ひ寝の しんしんと
遠田の蛙 天にきこゆる     斎藤 茂吉
のど赤き つばくらめふたつ 梁にゐて
たらちねの母は 死に給ふなり  斎藤 茂吉

1日 コロナ禍は第2波らしい

新型コロナの感染者がこのところ千人台を更新して拡大している。第2波の様相。
浜松や熱海のクラスターの感染者が増えて、我が沼津や周辺でも増えてきた。
政府のGoToトラベルの企画や自粛ムードも緩み始めた矢先の結果、暗雲の立つ。

身内の通夜に行ったがコロナ禍のため精進落としは無し、弁当を貰って帰る。
坊さんの読経はマスクを外していたがそれ以外はマスクを使用、三密防止が図られていた。
相撲やサッカー、プロ野球 スポーツにも観客導入 やっと無観客試合を脱して来たが、この先如何に変わるか。

熱帯夜 眠気覚ましと タバコ吸ふ
月がぽっかり 眠気を誘ふ
夏空に 向日葵お辞儀 ブドウの実
熟すも獲らず 八月一日(ほずみ)は苗字
コロナ禍の GoTo政策 第2波に
コロナは常に 三密狙ふ
葬儀場 感染防止 徹底し
  故人以外は 全員マスク

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10日忘れていた 「山の日」は暑い

異常な暑さに熱中症?朝起きたら目眩が。二年前の目眩と同じような感じだが(突如難聴、血圧が高く耳鼻咽喉科で目眩防止の薬を飲む)今回はそれほど血圧が高くない。睡眠不足による自律神経の異常では。熱中症だろう。

目覚めれば めまいが酷し 寝苦しく
うだる夜だから 熱中症かも

8日 葡萄の収穫 袋掛けした房を、収穫し鳥に食べられずに実った房も収穫。例年より二週間早く色づき、想定外。

葡萄棚 鳥が日々きて 皮残す
焦り収穫 早熟の年
寝苦しく べたつく汗が 首筋に
コロナ禍怖し はや原爆忌 
過去の道 未来の道も 偶然か
一筋の道 変な道でも

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17日 高温警報が静岡県に

浜松は41.1度を記録して今年最高の全国の記録を更新らしい。相変わらずコロナの感染者の増加は続き、経済を直撃している。景気の回復は当分無理らしい。当分熱帯夜が続くらしい。
白薔薇が枯れてしまった様だ。たいして手を入れなくても毎年綺麗な花を咲いていたことを思えばらしくないこと。任意保険の代金が5千円増加、価格改定とからしいが納得できない。しかし継続の書類を提出する。自分らしからぬ対応に年波を感じる。
何はともあれ涼しくなってほしいものだ。久々の平日の休み、歌を詠もうと思うが心境には程遠い。

らしきこと らしからぬ事 数多あり
寝不足続く 熱中症かも
真夏日の 汗吹き出ては 冷水を
マスク疲れの 喉にしみこむ

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25日 白薔薇枯れた

知らぬ間に白薔薇枯れた。幾年を庭を彩る白花があっという間に枯れていた。
この木は幾ら切ってもぐんぐん伸びて予想だにしなかった出来事。

妻の誕生日、膝の骨折はだいぶ良くなるがびっこで歩く姿は痛々しい。

酷暑が日々続くが夜の空気にひやりとした一瞬が出てきて季節は晩夏に入ったのかな。
夕暮の庭で一服涼むことが出来る。知らぬ間に蚊の餌食でも庭の木々のセミの抜け殻を眺めつつ、トンボを追って眺めればコロナ禍の時を一瞬忘れて過ごせる。何処にも出かけぬ日々に鬱積が溜まるようだが其のうちに近場の山に登ろうかな。

猛暑でも 夜の冷気に 驚きて
夜の静けさ 体やすまる
知らぬ間に 白薔の木の 枯れにけり
予想だにせぬ この白薔薇が
真夏日に 薔薇は白花 枯れにけり
四季折々の 花よく咲きぬ
予期もせぬ 妻の骨折 誕生日
びっこの歩き いと寂しけれ
夕暮の セミの抜け殻 目立つ庭
コロナ禍忘れ トンボ目で追ふ 

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2020年9月

わかきひのもののといきのそこここに
あかきはなさく しずこころなし  北原白 秋
咳すれば 寂しからしか軒端より
雀さかさにさしのぞきをる     北原 白秋

5日 予期せぬことが突然に

安倍総理の総理の突如の辞任表明 問題数多、日本の行方は

かってない台風が近づいて、連日報道 温暖化かな

医療従事者に金五万円 吾も貰える病院清掃 寿司でも食おう

安倍総理 突如の辞任 投げ出すか
  見通したたぬ 数多の課題
五万円を 医療従事者 清掃の 
吾も従事者 寿司でも食べむ
踏ん張るも 💩が出ない 苦しさよ
汗かききばむ 二日が過ぎる
嘘の様 立派な💩に 安堵する
うんちの色艶 よくよく学べ

報道は かってなき 台風か
肝冷やされて 進路見守る

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15日 季節は初秋に入る

大坂なおみが全米オープンテニスを制覇、、ブラックマスクに黒人の差別で亡くなった方の名前を書いたものを付け、決勝までの七枚を無事に披露できた。人種差別に対する自己の抗議をマスクに託した行動は勇気があったと思う。モチベーションの後押しが優勝に導いたのかもと思う。

マスクには 差別の抗議 七枚を
動機後押し 全米優勝
諸々の 差別問題 忘れるな
我は黒人 我は人なり 

このところ朝晩の涼しくなって、はや季節は初秋に入るかな。もうじき彼岸入りになる。
秋と言えば秋刀魚、秋刀魚高値で口には入らぬ。年々海の魚の異変に驚かされる。

晩夏かな 初秋と言ふか 真夏日も
 百日紅咲けり もうじき彼岸 
我が庭の 木々はぼさぼさ 雑草も
 暑さこらへて いざ手入れせむ 
山ならば コロナ気にせず 行く気にも
出かけぬ癖が 行方をふさぐ

菅総理が誕生、明日は閣僚の発表とか、菅総理の経歴はまさしくたたき上げの人であり、秋田は湯沢の出身、高校を出てアルバイトをしながら学費をためて法政大学に、その後も政治家を志して市会議員、衆議院議員と実践してきた。難題が山積みの時代にどんなかじ取りをするか見ていきたい。

菅総理 経歴知れば 苦学生
我も苦学の 団塊世代
菅総理 秋田は湯沢 我は知る
平成早々 湯沢の町を
苦学して 空手は二段 たたき上げの
活路に期待 国民の為

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22日 秋分の日のよき出来事

22日の夜の星の輝いて、驚くほどの輝きにしばし我を忘れる。
其の日の朝の清々しくて、富士が全容を表していた。しばらくはコロナ禍の為自粛をしていたが、どこかに出かけようという気持ちになる。朝、娘が長者ヶ岳に愛犬のビスコと出かけると言うので急遽自分も行くことにする。
現地に10時に着、長者ヶ岳に着くと冨士はすっかり雲に覆われてしまった。久々のハイキングは心地よい疲労を残す。小犬のビスコは殆ど自力で歩き、疲れたのか車の中ですぐ寝てしまう。
夕食はお萩と団子と稲荷ずし、 ビールを飲んで疲れを癒す。

秋彼岸 あかときの星 東西に
 名は知らねども 驚き眺む 
あさぼらけ 富士がクッキリ 秋彼岸
山歩きせむ 出かけねば損
秋彼岸 長者ヶ岳に 登りたり
娘と小犬 我も求道者

其のうちに そのうちにとの 人生の
それが現実 またそのうちに

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28日 富士の冠雪

先日の冨士に冠雪は甲府からは解らなかった。今回は正真正銘冠雪と言う。

2020年10月

かんがへてのみはじめたる一合の
二合のさけの夏の夕暮              若山 牧水
白玉の歯にしみとほる秋の夜の
酒はしずかに飲むべかりけり           若山 牧水
酒ほしさまぎらはすとて庭に出つ
庭草をぬく この庭草を             若山 牧水
いざゆかむ ゆきてまだ見ぬ山をみむ
このさびしさに君はたふるや           若山 牧水

3日 名月や

1日は中秋の名月、月が綺麗に見えた。その左側に輝く星は火星らしい。眺めているうちに我が来し方の遠回りした経過を思いつつ名月を堪能した。朝晩はめっきり涼しくなってきたが、虫の音は無し。秋は駆け足で通り過ぎる気がする。

名月や 月の左は火星とか
月のひかりは 星をも照らす
中秋の月を眺めて思はるる
我が来し方の寂しく哀れ
朝晩の 寒さに惑ふ 秋の夜の
虫の音の無し 秋は駆けあし

 玄関の入り口にあるカボックを思い切ってカットすると、 入口周りの空間ができでゆとりが生まれる。嬉しくまた晴れ晴れとした気分を味わう。

玄関の カボック切れば 晴々と
 空間生まれ ゆとりが嬉し 

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17日木犀の花が咲く

コロナ禍の時に生活様式が変わった気がする。外食をせずとも日々の食事が美味くなった気がする。慎ましくとも日々健康であることを有り難く感じる。

コロナ禍の 食事が美味し 酒美味し
慎ましき時 嬉しくもあり

金木犀が咲きだして匂いを嗅げば季節の移ろいを鼻で感じる。ピンクの薔薇は三十年の花をつけて咲いている。派手さはないがよく枯れずに咲いていることに感じるものがある。

木犀の 香り漂ふ 今年また
ときの移ろひ 鼻でひくひく

今日は急に寒くなる。11月末の陽気になり暖房がほしくなる。

木犀の 花咲きさすが この寒さ
暖炉がほしい 熱燗欲しい

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25日 惑う秋の夜

昨日は登山靴を購入、一万七千円をはたいてしまう。これが最後の靴になるのかも。我が人生も終盤にかかってきたのかな、あれもこれも最後の購入となるかと考えると寂しくもある。もっと前向きな考えがあってもと未来志向の思いはあるが。あと十年後の自分はどうなっているのかな、できれば元気に日本中を新たな愛車で旅していることを願う。

登山靴 はや十年を 履き減らし
新たの靴に 夢をば託す
過ぎ去ればひと昔など一コマか
我が人生を憂ふ秋空

海や山川 昔は自然の生き物が満ちて自然の幸や自然の驚異もすべてが自然。そんな世の中が 今は海が枯れ山が枯れ コロナ禍の世の世知辛い世に 幸せとは何か。

いにしへは 海山の幸 自然なり
自然破壊の 世界を憂ふ

空間、時間が科学の進歩と同時に狭く、短い時間と変わって 世の動きがすぐに世界中を駆け巡る。コロナも然り、人との交流、地球規模の体を要して伝わる時代になった。

今のよは 時間空間 狭くなり
長生きするも せわしくもあるか
 

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31日 ブルームーン

今日は十月二度目の満月、10月に満月になるのは1974年依頼46年ぶりとのこと。次回は2058年の38年後とのこと。ブルームーンともいうらしい。今日はハロウィーンでもある。

神無月 1日は名月 ハロウインの
今日の満月 ブルームーンと
秋の夜の 雲は小犬か ウサギかな
亀にも見える 長閑な時間

秋晴れの中ミカンの木を剪定、このところ蜜柑の木がカイガラムシに感染してミカンの収穫がなく本日改めて気を切ってカイガラムシを除去、梅の木のカイガラムシの対策にもはや三年、植物の病気は次から次と発生する。バラも葉が黒点になる黒星病に感染して苦労している。
もうじきアメリカの大統領選挙、どんな結果になるのやら人間の叡智に期待をかける。あと数年は我が家の木々もコロナの感染も解決は難しだろう。旅行や外食もしたい。自粛生活に疲れてきた感がある。庭木の病気は自分の課題である。じっくりと取り組んでいこう。

どうしても蜜柑の木には実がつかず
カイガラムシの 白き斑点
庭の木の 感染なくす コロナ禍の
感染なくす どちらが早い

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2020年11月

目になれし山にはあれど秋くれば
神すまむとかかしこみて見る         石川 啄木
ふるさとの山に向かひて言ふことなし
ふるさとの山はありがたきかな        石川 啄木
秋の声まづいち早く耳に入る
かかる性もつかなしむべかり         石川 啄木

4日 結婚記念日

今日は41回目の結婚記念日。例年娘のプレゼントで記念日を悟る。
ことしはワインを貰った。

娘より ワイン貰って理解する
四十一回結婚記念日
山茶花の 赤花咲けリ 雲の間に
月は猶予ふ 心やすまる

来年は丑年、はや六度目の自分の干支 
まだまだ未熟 あと二十年はかかるかも 己を悟る日まで 一生解らず終わるかも 寂しき人生

丑年も 六度目迎へ まだうつけ
何時になったら おのれを悟らむ
牛歩でも 七十二年は 早く過ぎ
未だ彷徨ふ 悲しき歌人

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15日 コロナ禍の秋

歌のテーマもコロナ禍の為乏しいが、紅葉の名所が取り上げられる時期になった。三密防止の為、外出自粛のムードの中、近場の愛鷹公園と門池を散歩がてら歩いてきた。小春日の中門池では「ワンちゃんフェスタ」が開催されており楽しませてもらった。
マスクを付けずに来た自分の姿が奇異に思えてきた。世の中は変わったと実感。
マスクは化粧以上に素の顔を隠す効果がありはしないか。特に女は化粧以上に化けて、皆美人に見えるから不思議である。

コロナ禍で マスクせぬもの 異端児か
彩る紅葉 小春日寂し
マスクには 意外な効果 化粧より 
目元注視す みな美人顔

若山牧水の紀行文を「青空文庫」で少しづつ目を通す。意外と沼津近辺の山や富士山の景色を取り上げているところがあり実感として理解できる。旅に欠かせないのは「酒」でありこのところも十分に同調する。
「樹木とその葉」「みなかみ紀行」などや「酒と歌」などを読んで、牧水の歌の中に潜んでいる生き方を垣間見る。
沼津の愛高山に登った時の様子など自分の子供の頃の山の記憶になんとなく当時の様子がリンクしているところもありりそうだ。
今はしっかりした道路になったところも自分が小学校の頃は今の愛鷹球場(少年自然の家)までは舗装は当然されてなくて山林や畑の林道を大八車が通り、馬や牛の糞をよく目にしたものである。そこから水神社までは道なき道の山道を草を掻き分けて行った。今の愛鷹山山塊は車で水神社まで行き、そこから愛鷹山や位牌岳迄の登山する。昔の記憶が改めて蘇り幾度となく登った山も改めて気に入った山となる。自分には箱根や天城以上に親密な山である。

牧水の 紀行読みつつ 懐かしむ
愛鷹山の昔の記憶 
馬や牛の 糞がころころ 愛鷹の
森や畑や 大八車
千本の 浜より仰ぐ 富士はよし
手前の山の 愛鷹は友

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29日 夜空を見上げて

夜空にうろこ雲が東の空から流れ出すように上空をおおっていた。
月の光を浴びてうろこが輝き見惚れて居たら流れ星が北東方向の地に消えていく。

寒月の 空はうろこの 雲浮かび
見惚れて居たら 流れ星落つ

原子とか 周期律とか コロナとか
電子に質量 何もかも未知 

上弦の月も満ちたり 冬の空
宇宙も神秘 元素も神秘
異音する油汚れの 換気扇
妻と洗へば 楽しくもあり

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2020年12月

牛飼いが歌よむ時に世の中の
新しき歌大いにおこる          伊藤 佐千男
今朝のあさの露ひやびやと秋草や
総て幽(かそ)けき静滅(ほろび)の光り 伊藤 佐千男

12日 師走を忘れる

気が付けばはや師走も半ば、日々寒くなり歌を忘れる。
コロナ感染者の静岡県東部地区でも増えてきてラーメン、寿司を始め色々と外食をしたい欲望があるが、やはりためらいがある。
年賀状もボチボチ書かなければと思うがコロナ禍の為にその気が起きずまだ手つかずである。
年の暮れの気分は全然なし、寂しいものがある。
今日あたりからふたご座流星群の流れ星が見れると言う。夜空を眺め、酒でも飲もう。
年々と 師走の風の 忙しさ
忘れ去られて 寂しき夕べ
夕焼けが 赤く映えたる 時季になり
師走の夕べ 家路を急ぐ
年賀状 書く気にならず 自粛する
コロナ禍の世に 何が目出度き
ふたご座の 流れ星とか 酒飲んで
星空眺め 願ふ我あり
ワクチンの 日本開発 声聞かず
富岳ハヤブサ 世界に誇るも

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26日 暮れの赤蜻蛉とは

22日は冬至、カボチャを食べて、妻の料理の腕を改めて感じる。三日月が空に浮かび子供の頃の正義の味方「月光仮面」を思い出す。

22日 冬至

冬至なり 寒の夕焼け 茜色 
雲を焼ほど 激しさもある
冬至なり カボチャほくほく 旨かりし 
妻の料理の 腕を確認
上弦の 月を眺めて 思はるる  
「月光仮面」 憧れの人

26日 赤蜻蛉みる

ポカポカの陽だまりの庭を眺めていたら一匹の赤蜻蛉が飛んできた。暮れのこの時期にトンボが居るとは以外である。
今年の暮れは何もかもがコロナ禍で経済失速、厳しい自粛の時を迎えた一年である。そんな中でも自然の中にささやかなたのしみを見つけてはいる。

狭庭べの 冬の草花 眺むれば 
生きとし生ける 寂しさもある
午前三時 暮れの星空 美しく 
悠久のとき 心かすめる
コロナ禍の 自粛のはての 疎遠かな 
知らぬ間になる 寂しからずや
コロナ禍の 年の暮れでも 
我が庭に赤蜻蛉来て 日向ぼっこを

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2021年1月

その子二十 串に流るる黒髪の
おごりの春のうつくしきかな    与謝野 晶子
やわはだのあつき血汐にふれも見で
さみしからずや道を説く君     与謝野 晶子
何となく君にまたるるここちして
出でし花野に夕月夜かな      与謝野 晶子

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5日 正月らしからぬ正月が過ぎ

正月元旦のみの正月であった。コロナ禍の初詣も止めてささやかな家族と犬一匹の元旦を過ごす。
昼は庭でバーベキュー、夕は寿司を食して新年を祝う。犬のミニピンのビスコはいつも主役、遊び疲れてすやすやと我が腕の中で眠りに入るが体重3.5キロの、其の重たさが気持ち良かった。何はともあれ皆が健康に過ごしてくれることを切に願う。
コロナの感染者が日本全国に蔓延し、異常な増加傾向が心配である。ワクチン接種は二月ごろから可能とも聞くが副作用などの心配があるかも。難しい選択が迫っている。
年末の日枝神社のおみくじは小吉、幸先はよい様だ。今年の干支は牛で、自分は年男、72年はあっけなく過ぎた感があり、我が人生の味気無さをつくづく感じ、あと二十年もあれば少しは悟るものがあるのかな。
丑年の歩みは遅い、恐ろしく遅いと思うがここまで来たら牛歩の歩みを貫いて行く。歌詠みは思想家、哲学者、詩人、我の道はまだまだ果てしないと実感。

正月や 家族揃って バーベキュー
狭庭の薔薇は まだ咲き誇る
正月や すやすや眠る  小犬抱く
その重たさが いと気持ちよし
年男 牛歩の歩みも 味気なく
もっと時間を 歌詠みの欲

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16日 梅が咲く

1/7日 七草。江戸幕府が定めた「人日(じんじつ)の節句」  3/3「上巳(じょうし桃の節句」、5/5「端午」、7/7「七夕」、9/9「重陽(ちょうよう菊の節句」
正月の御馳走に疲れた胃腸をいたわり、青菜の不足がちな冬場の栄養補給をする高揚もあり、新年の無病息災を願う

塩味と 青菜優しく 香を放す
粥が美味しは 馳走疲れか

焼酎、ビールや日本酒を日々飲んでいるが、 久々に買ったウイスキーが美味かった

ウイスキー 薫り懐かし お湯割りに
昔のバーの 懐かしきかな

コロナ禍の感染者には同情と誹謗中傷があると聞く。十年前の東日本大震災の被災者にも多くの支援と誹謗中傷があったと聞く。
人の心には同情と誹謗中傷の心理が潜んでいるのは経験的に真実であろう。寂しくもあるが

感染者 被害者なれど 世間の目
誹謗中傷 人の性かな
咳すれば 子供席たち 別の場所
三密防止の 寂しき暮らし
アマビエ 
病気が流行したら自分の姿を写して人々に見せるように。長髪の人形の様だが、鳥のクチバシを持ち、胴体には魚のようなウロコ。三本足ですくっと立っている。

アマビエを ホームページに のせました
疫病神を 追ひ出したまへ

コロナの感染拡大に比例して株高が続く 倒産と失業増えても株高の理解が出来ず、金余りかも

何故の 感染増えて 株高に
株式市場 理解ができぬ
梅二輪 ポカポカ陽気に 咲きだして
阪神淡路 二十六年

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22日 富士の青さを日々眺め

久々の雨が降る 日々眺める冨士は青々として白い模様が流れ落ちていたが
雨が上がらば 真白き富士かも

大寒の 富士は青々 白き筋
今日降る雨は 富士を真白に
少しづつ 梅の花さく この雨に
一気にさけよ じらさずさけよ

沼津の地名が全国に 一つは出身者が芥川受賞 名は宇佐見りん、著名は「推し、燃ゆ」
もう一つは東部館内の保健所管轄で新型コロナの変異株が出る。沼津とは言ってないがなんとなく不気味な出来事

沼津より 芥川賞 出たらしく
コロナ変種も この地のどこか
そこ冷えの しばれるからだ 慰めむ
酒の香を嗅ぐ のどにしみいる
冬の雨 しずかな時間 嬉しくて
酒をのみつつ また寝てしまふ

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27日 霧の中の沼津アルプス

24日雨上がり、雪を纏わぬ富士も真白に化粧して富士はやっぱり青空にこの景色が似合う。
庭梅は三分咲き、この時期のそれぞれの趣を肌で感じる日となる。

雨上がり 富士は真白き 化粧する
今日はよき日ぞ なぜかそはそは
27日久々の雨がやみ大寒の時期も暖かく午前中に霧が出た。
沼津アルプスを眺めると山の頂上の所々が霧の中から浮かび上がり幻想的な景色であった。
 沼津の町は全然見えず霧の中に沈んでいた
霧の中 沼津アルプス 浮かび出て
街は霧中の 大寒の朝

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2021年 2月

神の我に歌をよめとぞのたまひし
病ひに死なじ 歌に死ぬとも      正岡 子規
真砂なす 数なき星の其の中に
我に向かひて光る星あり        正岡 子規

6日 弥生の季節

2日節分、3日春分、4日春一番が吹く。6日、弥生の陽気に陽だまりが気持ちよい。

如月は 春に向かって 忙しなく
春一番も 忙しなく過ぎる

節分の 豆撒く声の 小声にも
春の喜び コロナ禍の夕
予期もせぬ春一番の吹き抜けて
 陽だまりの中 水仙が咲く

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14日 山茶花一輪

白妙の 梅にミツバチ 何処からか
狭庭の春は 忙しくもある 
庭梅の 満開に咲く 山茶花の
一輪の花 白花眩し

コロナ予防注射の始まると言う

夕餉には 三密防止の 食卓を
家族各々 気ままな場所で
待ちわびし 予防注射も 気おくれす
我は後出し じゃんけんでよし
已む無しは  人の心の ふた心
誹謗もこころ 正義もこころ

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21日 異常な暖かさ、災害は忘れたころにやって来る

13日夜の11時過ぎに福島県沖で地震が発生、最大震度は6強、マグニチュードは7.3十年前の東日本大震災の余震らしい。
沼津も激しい揺れにビックリしたが地震の予知はまだ無理だろう。備えだけは日頃しておくことが勧進、富士山の噴火を初めとして日本中の何処でも災害が発生しても不思議ではない。「災害は忘れたころにやって来る」。
21日、真冬から初夏の陽気になり、驚くが温暖化とか異常気象とかの言葉は当たり前の状態になりつつある。氷河が融けて海面が上昇するとか、森林が減って徐々に砂漠化して食糧不足になるとかの問題は2030年の差し迫った出来事と聞く。地球規模の警告はすでに始まっている。コロナワクチンが始まったが年内は今までの様に不要不急の外出をせずに手洗いとマスクの着用が必要、東京オリンピックはどうなることか差し迫った問題がある。

災害は 忘れたころに やって来る
何処かで起こる 何かが起こる
諸々の 自然破壊は 人類の
あと十年の タイムリミット
春なん番? 風吹く度の 暖かさ
季節外れは いまさら無意味
温暖化 海が枯れて 山が枯れ
自然浄化は とうに限界
梅が散る 如月早し せわしなさ
何故か不気味な ワクチン接種 

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27日 神頼み

二月も明日を残すのみ、朝から葡萄の木の剪定をする。結構枝を摘めたので心配になる。梅の花が散って樹形をしようと眺めて、右上の枝が平行に伸びた部分のどちらかを切らねばと思いつつ衝動的に上側の枝を切る。違和感が無くホッとするがこんな無茶なやり方は慎まなければならない。庭木の剪定を今まで数限りなく実施してきたが結局は思いきりによるところが多くある。人生の選択に神頼みなど、結構一か八かの選択もあった気がする。後は努力次第か神頼み、生きるってそんなものかも。これからの本格的な春の音連れに、良き日が続くことを神頼みしよう。コロナの終息に神頼みしよう。

娘より 小犬預かる 我が家族
犬の下部と 一致団結
適当に 葡萄剪定 それとなく
梅の剪定 後は神頼み
春うらら 風は冷たし 狭庭には
春の足音 ブドウ剪定
春の月 はや梅散りぬ 下草の
覗く花芽や 如月晦日 
迷ひ事 一か八かの選択も 生きるって
神頼みとか 阿弥陀くじかも

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2021年 3月

すくすくと 生ひたつ麦に腹すりて
燕飛び来る春の山畑         橘 曙覧
なかなかに 思へばやすき身なりけり
世にひろはれぬ峯のおち栗      橘 曙覧
たのしみは 妻子(めこ)むつましくうちつどひ
頭(かしら)ならべて物をくふ時   橘 曙覧

3日 雛祭り

三月三日は桃の節句、耳の日と言うが、我が家の鉢植えの椿が咲き、椿の日でもある。日々暖かさを感じるこの頃であるが、コロナ収束の気配が今一で緊急事態宣言の七日までの宣言解除に今一の明白な減少が見られないのが世間の、政府の心配事となる。ワクチン接種は始まったばかりで相変わらず三密防止は避けられないのでは。我が家の節句の雛飾りは玄関の飾り棚にミニチアのウサギの雛が飾っていた。

これからは一雨ごとに春の気配が訪れる季節になった。一雨ごとに命の芽生えが感じることだろう。何かをするということではないが命の芽生えや、うまれいずるたましいの生気を感じる季節でもある。我も心に疼くささやかな心のうごめきを風の中に感じる。もうじき桜の花が咲くだろうが桜の時期の出来事は兄や弟の旅たちの時期でもあり辛い時期でもある。たえて新たな旅立ちが出来ればと心に飛躍の芽生えを感じる投企の時でもある。

ミニチアの ひな壇飾る 玄関に
春の訪れ 椿咲きだす
一雨の 一雨ごとの 芽生えかな
心がうずく 飛躍のうごめき
それとなく 肌にささやく 嬉しさも
疼く心に 春雨が降る

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10日 驚くことが多すぎる

  コロナ禍の日々情報に注意しているが本日沼津の杉山病院でクラスターが発生、しかも32名と言う。他人ごとではない。コロナワクチンの接種が始まって、今後は下火で推移するだろうという矢先の事件に驚かされる。やはり年内中は三密防止とマスクの使用は避けられないものと思う。
今日はぽかぽか陽気の五月の天気になり気温の変化に驚かされる。庭の金柑がだいぶ甘くなり日々摘まんでいる。この時期の庭は例年のことではあるが春の草花が顔を出して楽しくなる。薔薇も金木犀も新芽が伸びてきた。知らぬ間に木々が大きくなっているのにも驚かされる。十年ひと昔と言うが過ぎればいと早いものである。驚かされることがおおいい事が富に増えるこの頃ではある。

驚きは 日々知らぬ間に 過ぎ去りて
明日は震災 十年過ぎる
驚きは 歳を忘れて  知らぬ間に
後悔数多 先読めぬ我
驚きは 木々の太さか 何気なく
遠目に眺む 年もはや過ぐ
驚きは ピンクの花の 吾が家の
つばきの花の 気に入る歳に
驚きは 芽吹き咲きだす 春の庭
季節は巡る 季節の栞

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20日 春彼岸 

20日例年の如く墓参り 

春うらら ポカポカ陽気の 春彼岸
線香あげて 亡き人想ふ
妻も吾も 親兄弟が 墓に入る
昭和平成 駆け足で過ぐ
コロナ禍の マスクをつけて 墓参り
仏はマスク おでこに付けるか 

親類の立派な墓は 花が枯れて線香さえも上げるものなし

哀れなり 豪華な墓に 枯れ花が
悲惨さつのり 花をたむける

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27日 近場の花見

里山の香貫山は白の斑があちらこちらに目立ち始め、桜が咲き始めたらしい。早々に近場の花見のドライブに出かける。
沼川添いはまだ五分咲き、愛鷹の運動公園は八分咲き、チューリップや菜の花畑が綺麗で、枝垂桜の花芽も可愛らしい。門池の駐車場は満車で諦めて帰宅。帰りにスーパーによって昼の食材を購入、家でゆっくり酒を飲んで春の花見の宴会をひそかに楽しむ。

香貫山 白の斑の 山肌に
桜の花の 咲き始めたか
沼川の 桜並木に 愛鷹の
菜の花畑 チューリップ咲く
春の香に 酒を飲みつつ 花見かな
コロナ禍の時 呑み会は家
久々の 家族で出かける お花見は
ドライブスルーも 春を満喫
病室より 双眼鏡で 山を見る
老婆の姿 春の陽を浴ぶ

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2021年4月

鶯の声を聞きつるあしたより
春の心になりにけるかも        良寛
あしびきのこの山里の夕月夜
ほのかに見るは梅の花かも       良寛

4日 富士霊園の花見

新聞の富士霊園の桜が満開との記事をみて明日は雨の天気予報もあり今年最後の花見に出かけた。
霊園の桜並木は花がひらひら舞って、ツツジや椿やレンギョウの花が色どり、ユキヤナギも綺麗である。生憎富士は雲の中であったが初夏の日差しのような日を浴びながらスナップ写真を撮りながらのお花見はコロナ禍の出店もないが愛鷹つつじの華やかな色がアクセントとなり桜ばかりでなく景色を堪能する。

桜咲く 並木の彼方 箱根山
富士は見えねど 浮き立つ心
レンギョウやユキヤナギ咲く ツツジ咲く
枝垂桜の カーテンに酔ふ

飽きもせず 花に酔うかな コロナ禍の
憂鬱な顔 マスクで隠し 

27日 ピンクムーン

近所から筍を貰う。例年の季節の便り美味くても、日々筍に飽きても食うかな。
山菜の新潟からの便りくる。皆が美味いと、我は味せぬ、だけど美味いのだろう。
当然の春の嵐か。時々の朝晩寒し、春の音連れまだ寒しバラの花咲く。
東の空には夕月夜、ピンクムーンは初夏の訪れを祝うがごとし。

近所から筍貰ふ日々続く
旬の料理は 飽きて食ふなり
新潟の 山菜届く 春だより
皆は美味しと 美味いのだらう
朝晩の 寒さが残る 春がすみ
昼は夏日に 春バラが咲く
東に ピンクムーンの 夕月夜
晩酌美味し コロナ禍の時
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2021年5月

霜まよふ空にしをれし雁がねの
帰るつばさに春雨ぞ降る            藤原 定家 
玉鉾の道ゆき人のことづても
絶えてほどふる五月雨の空           藤原 定家

1日 五月雨の初夏

ゴールデンウイークも変な天気でスタートを。午前中の焼け付く日差しがさんさんと、ブドウの摘粒を早々にした。昼頃から曇って雨がぱらつく。小犬のビスコと愛鷹運動公園に散歩に出かける。雨曇りの中に時々陽ざしが射して、トラックでは静岡県の東部の高校生の競技会が開催されていた。若いって素晴らしい、ぴちぴちした少年少女の姿が眩しくて、山の緑が眩しくて、この季節ならではの感傷に浸る。
庭の葡萄の成長や、バラの花々、ピラカンサの白花は見事で初夏の疼きを掻き立てる。夕は雷が聞こえたが静かな夕は雨の激しいさの音が気持ちよく聞こえる。

五月雨に 時に日が射す 競技場
若人はねる 妬ましくあり
若人の 芽吹きし山の 眩しくて
季節は巡る 心疼くも
朝日受け ブドウ摘粒 庭仕事
昼は雨ふる 夜は雷雨に

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8日 便利なはずのカード払いの設定に苦しむ

8日 携帯のÐポイントやD払い 設定の時間にかかる。 idアカウントやパスワードなど色々な問題が襲い掛かり、相当に疲れる。その後に行ったクリニックの血圧検査は、それが影響したか高い数値の134。先日のスマホの交換にも時間を要した。もっと簡単な手続きで済ませないものか。最新機器のAI付きの写真機のスマホ購入したが。

あれやこれ 設定惑ふ デイ払ひ
どのパスワード 設定の闇
血圧の 異常の高さ さもあらむ
カード払ひの 設定に泣く
五月入り 彩芽が咲けリ 薔薇が咲く
コロナ感染 変異株とか
青空が やがて雨降り 皐月ばれ
汗にじみだす 梅雨入りまじか

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15日 ブドウの手入れ

曇りの予想が晴れの日に、皐月が咲き初めて皐月の盆栽に夢中になった二十代の頃がなつかしく思われる。今は皐月の二本のみ路地に植えているがツツジの後の花に嬉しくなる。珍しく水遣りをした。ブドウの葉がかなり増えて、花が咲きだした。早々に摘心、摘粒の房づくりをした。はや四十年近く栽培してきたが納得したブドウは作れず諦めては気を取り直して栽培してきた。ついでに庭木の手入れをして一日を過ごす。来週の天気予報は雨の日がおおいいらしい。ボチボチ梅雨入りになるのかも。紫陽花の花芽が少ないのが気にかかる。

今はなき 盆栽いじりの  懐かしさ
路地の皐月も 早や半世紀
葡萄棚 葉が茂りつつ 花が咲く
摘心摘粒 房づくりする
ひさかたの 四十年の ブドウの木
今年こそ成れ 憧れの実に

一日を庭の手入れし 気が晴れて
初夏の移ろひ うたでも詠まう 

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23日 梅雨の晴れ良し

梅雨が今年は早く入り、梅雨の嵐にうんざりしたが、久々の晴れ間に嬉しくなる。

嵐去り梅雨の晴れ間の嬉しさよ
暑き日差しの 有難きかな
雨上がり 月が半分顔を出す
梅雨の寒空 月明りよし

21日にコロナワクチンの接種を受ける。日々注射の光景をテレビで目にして痛そうに見えたから緊張したがなんと言う事はなくチックとした感じで終わる。翌日接種の部分が痛かったがその後は何ともない。あと数日で抗体ができると思うと接種してよかった。

待望の コロナ接種し 安堵する
日々の三密 マスク要らずや
ワクチンの 開発できぬ 我が国の
不安はびこる 能力の危惧

NHKの「ダーウィンが来た」の番組で鳥の会話の紹介があった。犬や猫ばかりでなく、生きとし生けるもの、何らかの意思の疎通があるのだろう。

小鳥さへ 会話するとか 紛争の
絶えぬ国あり 囀りをせむ
ミニ柴の よそ犬なれど 何故なつく
犬の前世 我と関係?
梅の実の ポトリと落ちる 葉の影に
大きな実あり 獲れとばかりに

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2021年6月

箱根路をわが越え来れば伊豆の海や
おきの小島に波のよる見ゆ      源 実朝
大海の磯もとどろによする波
われてくだけて裂けて散るかも    源 実朝

6日 梅雨の花咲く

六月に入ると皐月が終わり、紫陽花やギボウシなどの花が咲きだした。梅雨の時期の始まりを感じる。駐車場の車がどけば、その後にネジバナが二十以上咲いていた。庭に例年バラバラに咲いていた。ブドウの実が大きくなってきた。順調に育ってほしいものだ。
アガパンサスも咲きだした。梅雨の花は涼しげな薄紫が似合っている。

ネジバナが 車どけたら 二十ほど
土筆の如く 可愛く咲けリ
梅雨の花 薄紫が よく似合ふ
紫陽花しかり ギボウシしかり
庭葡萄 実が膨らんで 房が伸び
後の結果は お天気次第
諦めし 蜜柑の実五個 予期もせず
 得した気分 心の綾か 

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12日 薔薇は葡萄は予防接種を

アルツハイマー型認知症薬がエーザイと他のアメリカの製薬会社が開発した情報が流れる。どうやら治す薬ではないらしい。早期発見がカギとなるが年寄りの悲惨な現状を目にしていると素晴らしい事と思う。高価な薬で無料なワクチン接種の様に65歳以上の人の接種が望まれる。

夢のような ボケの防止の 薬とか
予防接種を 早期に望む

梅雨の時期の薔薇や葡萄の病気が気になる時期が来た。毎年のことではあるが薔薇の黒星病、ブドウの葉が枯れたり穴が空いたりといろんなことに苦労する。コガネムシやカミキリムシの被害も気を遣う。細菌やウイルスなどの病気は生きとし生けるものの宿命だろう。日々少く生活に注意して免疫力を上げていく必要性を感じる。今年こそ美味しい葡萄をと日々眺めては楽しみな時でもある。

梅雨時の 薔薇や葡萄の 病気には
早期発見 何処も同じ

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20日 父の日

 父の日の富士山麓の ウイスキー
良き日に飲まう 娘からの酒
梅雨空に 日がな一日 ぶらぶらと
大谷が又 ホームランうつ

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24日 聖火ランナー

我が町も 聖火ランナー 通りゆく
高揚感も コロナ禍に消ゆ
この二年 コロナが人を 世を変えた
オリンピックは日本を変へる

梅雨の庭、百合の大輪の花が眩しく咲いている。嬉しくなる我が家の庭は日々妻が手入れをしている。

 梅雨の庭 百合の大輪 眩しくて
 ピンクの花は妻の育てる

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2021年7月

 うらみわび待たじ今はの身なれども
思ひなれにし夕暮の空        寂蓮
老の波 こえける身こそあはれなれ
今年も今は末の松山         寂蓮

「末の松山波も越えなむ」末の松山」とは、宮城県多賀城市にある歌枕とされています(諸説あり) この地を津波が襲っても、「末の松山」だけは絶対に越えないことから、男女が末永く契るたとえに使われています。
寄る年波を越え、老いてしまった我が身があわれだ。今年も歳末になり、「末の松山波も越えなむ」と言うが、このうえまた一年を越えてゆくのだ。

6日 たてつづけ 喜怒哀楽が重なりぬ

3日  予期せぬ地元が水害に、大谷が打ち、藤井が勝って九段になって

予期もせず 黄瀬川大橋 崩壊す
伊豆山崩壊 御神木そば
待望の 大谷が打つ 藤井勝つ
天才どもは 世を救ふかな

4日 娘と我の誕生日

今年また 我と娘の 誕生日 
犬のビスコが また主役なり
コガネムシ ブドウ葉を食ぶ 揺すりおつ
収穫までの 戦ひ続く
被災者は 土砂に流され 泥の中
違法盛土の 人災とかも
伊豆山の いで湯の町の 被災者を
泥を掻き分け 手探り探す

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11日 梅雨明けか

めずらしく 日差しさんさん 降り注ぎ
雨になれし身 戸惑ひもある
コガネムシ 蝉にトンボが 舞だして
梅雨が明けたか 白ユリが咲く
雨上がり 千本浜は 人が群れ
強風のなか 日を浴びて居り
オリンピック 観客無しの 開催か
蝉も鳴かじは  抜け殻の夏

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22日 梅雨が明け、猛暑が続く

梅雨が明け、富士山覆う白雲がもくもく湧いて夏空暑し
海や山の臭いを運ぶ風を思うが、心は遥かビールのうまさに晩酌恋し
人も花も動物も生きとし生けるものはすべて苦の旅人と思う。救われるのは心の在り様と思うが。、 生きるって何、人生って何、すべては空しいことではあるがそんな愚問は何になる すべては空しい この一言に尽きるのでは?

梅雨が明け 富士をば覆ふ 白雲の
もくもく湧けば 青空に夏
山や海 臭ひを運ぶ 風の吹く
ビールの泡の 晩酌恋し
世のなかの 生きとし生ける すべてには
苦楽を越えて  すべては空し
カラス来て ブドウ啄ばむ 忌々し
網を掛ければ 諦めたかな

日中の暑さは猛暑でも、朝の蝉の声で起きればひんやりとした空気が心地よい。
夕間暮れ涼しい風が肌に感じればこれまたうれしいひとときとなる。

曙の セミの鳴き声 目覚めれば
 束の間の涼 訪れをしる
夕間暮れ 猛暑の中に 風流れ
肌にわずかに 涼しさを知る

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2021年8月

生きてよも明日まで人もつらからじ
この夕暮をとはばとへかし      式子内親王
時鳥 そのかみやまの旅枕
ほの語らいし空ぞ忘れぬ       式子内親王

7日 ブドウの収穫

色づいたブドウの収穫 今年は減らして形と味を求めたが予想をはるか その量に嬉しくもある
取れ過ぎて処理に困って我妻は皮をむいては実を冷凍したが
日々味わう ブドウは美味し よそ様に食べてもらうにはちょっと気が引ける今年のブドウ

収穫を 減らし作らむ 家葡萄
予想をはるか 嬉しくもあり
吾が家の 葡萄はうまし よそ様に
食べてもらふは 気が引けるかな
取れ過ぎて 皮むきし実を 冷凍す
それをどうする 決めては居らぬ

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10日 オリンピックのおもしろさ

7月23日から8月8日の東京オリンピック
色々なドラマが展開され、日々TVで観戦し、あっという間の閉会式。
コロナの感染が異常に増えて無観客の試合の中に、暑き戦いが展開されて夢中になる。

スポーツマンのオリンピック精神の輝きは夢の如く過ぎる。その後のはオリンピックロスの時がしばし流れる。

開幕し あっという間の 閉会に
数多のドラマ オリンピックロス
繰り返す 競技の後の 泣き笑ひ
かんせん無しの 熱戦に酔ふ

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13日 コロナは身近に

6日長女より クラスターが会社で発生の知らせあり、 高原検査は陰性と言う。
長女から10日、のどが痛くて病院に、PCR検査結果は陽性と言う。
長女との濃厚接触の妻が心配、自分は急遽勤め先の病院でPCR検査を受ける。 陰性なれど濃厚接触者と同じ14日間の自宅待機に。
妻と子と娘の旦那が検査を受ける。 結果が出るまで気が気でなくて、受験発表を待つ心境 。結果は全員陰性万歳と言うか安堵する。
むすめはホテルの宿泊療養、 熱が出て 食べる物の味や臭いが解らない様だ。 変異株は若者の重症化の傾向があるという。心配である。

長女から クラスター発生 知らせ受け
妻は家中 除菌作業を
予期もせぬ 感染したと 長女から
我は早々検査陰性
病院の 清掃勤務 停止なり
長期休暇に 嬉しさ湧くも
妻と子の 検査結果が 待ち遠し
結果陰性 万歳したい
陰性の 結果嬉しや我が家族
長女はホテル 療養となる
一晩で 高熱が出て 食べる物
味も臭ひも 解らぬと言ふ
コロナ禍の 日々手洗ひと マスクをし
三密防止も コロナは強強し

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18日 秋雨前線はや一週間

日本列島に秋雨前線、線状降水帯が発生、九州はじめ、未だ無い大雨に洪水や土砂崩れ。
十月半ばの陽気に、寒さに震える。日々の曇りや雨にストレスがたまる。

秋雨の 日本列島 雨の道
洪水に泣く 肌寒き日々
長雨は 長期休暇の わが身にも
ストレス溜まる 身も心にも
本来の 猛暑の時期の この寒さ
十月半ばの 陽気に震える
氾濫する 河川の名前 思ひ出す
異常が続く 日本列島

開幕早々、雨に順延の甲子園、今日の試合は泥沼の中、試合にならずコールドゲーム

甲子園 ぬかる球場 情けなや
転がる球が 水しぶき上ぐ

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23日めずらしく晴れ間がのぞく千本に

8/23めずらしく(半月ぶりに)陽が射して、海を眺めに千本浜に。防波堤を沼津港から片浜の沼川放水路の工事現場まで往復10キロ程を歩く。
釣り人や浜で遊ぶ人らを見ながら歩いていたらサンダル履きで靴ずれし、やっと戻れば体が日に焼けて、心地よい疲労がある。

久々に(半月ぶりに日が射して)千本浜の防波堤を歩く。 
半月の 雲の晴れ間が 嬉しくて
無心に歩く 千本の浜
嬉しさは 半月ぶりの 夏の空
防波堤を 延々と歩く
千本の 浜に釣り人 ちらほらと
トンビの声に 夏空見上げる
処暑に入る 浜の流木 おびただし
人はまばらの 夏は去りゆく

静岡県もコロナの非常事態宣言、妻が濃厚接触者 14日間の自宅待機も明ける

半月の 自宅待機も 過ぎたるや
今日一日の 夏空嬉し
何度目か 非常事態の宣言に
元旦の如く 人を見かけぬ

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2021年9月

さびしさに堪へたる人のまたもあれな
庵を並べん冬の山里      西行
けぶり立つ富士の思ひのあらそひて
よだけき恋を駿河へぞ行く   西行

7日 富士山の初冠雪

例年より20日ほど早い冠雪、猛暑日の後の秋晴れの一日、富士を眺めて嬉しくなる。
世界情勢は混とんと、菅総理は一年で終わる様だ。総裁選には出ないと言う。パラリンピックの閉会式を見た。逆境にもめげず生きる力の素晴らしさに感動する。コロナの終焉は何時になるか、次のフランスのパラリンピックの時は世の中はどうなっているか、自分はどうなっているか不安と期待が錯綜する。

久々の 秋空に見る 冨士が峯
ほんのり化粧 懐かしきかな
三年後 パラリンピックは パリの場に
世は予は如何に 思ひ錯綜
菅総理 歯切れの悪さ 目立つかな
総理は止める 英断だらう
我が家でも 三密防止の さびしさよ
ひとり飯食ふ 妻も娘も

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20日敬老の日

19日の夕間暮れのひと時の、月はほぼ満月か、空気が肌に快く、縁台に腰かけて月を眺めてボーツとしていたらもう彼岸の入りかと時の早さに驚く。
敬老の日 歳は取りたくないものと、長生きはせぬが肝心と思ってきたが知らぬ間に72歳、清掃などの肉体労働がかなりきつくなってきた感がある。新聞に癌以上にかかりたくない病気は認知症と言う記事が目に留まる。歳と共に体力、気力が衰えて、やがてあの世に旅立つが、うつつの人との別れを少しづつボケつつしていくことが成り行きなのかも。従ってボケることを苦にしなくても良かろうと言う人も。
余生を生きる目的に、同胞の旅たちを見送ってからとなんとなく我の宿命と思ったりする。役どころが悪いが。
百日紅の花が目に付く。桃色や白の花が散り始めている。以前、三島の仏閣を散策していたらやけにその木が気に入って、庭に植えたいものと思ったが、今はこうして適当に眺めていた方が良いとつくづく思う。
病は気から 一部心理かとも思う。特に悪いのは、悪いストレスが続けば命取りかも。十分に注意しよう。作り笑いでも良し、笑顔をたたえて生活しようとも思う。

長生きは せぬが肝心 病室の
老の悲しみ 日々眺め居り
うつつとの 花の散るごと 別れかな 
認知症とは 老いの一幕
さるすべり 晩夏の色の  散り始め 
紅白の花 地に溶けにけり
彼岸入り 肌に優しき時が来て 
満月の庭 千日紅咲く

25日 コロナが激減

日々感染者が減りだして、コロナも疲れか 原因不明 
 腰痛が始まった。脊柱管狭窄症は十年前 その後は問題なく過ごして来たが 思えば三十代頃から無理な姿勢の後は似た症状がちょくちょくあった様な気がする。

何故か 感染者減る 
秋風か三密回避に予防接種か 
ひさかたの 移ろ日の中 美は巡り 
季節は巡り たのしみを知る 
腰痛の 忘れたころの 忌々し 
欲も希望も 消える虚しさ
咳すれば 腰に激痛 寝起き時 
床より出れぬ 痛さが怖い

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2021年10月

月影のすみわたるかな
天の原雲吹きはらふ夜はの嵐に    源 経信
すむ人もあるかなきかの宿ならし
蘆間の月のもろにまかせて      源 経信
三島江の入江のまこも雨ふれば
いととしをれて刈る人もなし     源 経信

2日 神無月に入る

台風16号が伊豆諸島をかすめて通過して、急に大気が秋めく。星空の下、気持ちよい冷気に包まれて物思う気分になる。
自民党総裁は岸田に決まる。相変わらず旧態の派閥のドンの支配された結果に日本の将来が危ぶまれる。本命視された河野は途中でぶれた。自滅であろう。
丘ワカメのグリーンカーテンが台風接近の風の為に倒れた。庭のミカンや梅の木のカイガラムシの白い菌を刷毛でとる。天気快晴なれど何処に行く気にならず庭を眺めて一日が過ぎた。

幸に 台風それて 秋めひて 
夜空の星の 輝いていた
物の怪の 総裁選の 綾を問ふ
結果は派閥 義理の世界か

嘘か真か

目をみつめ 疑う事を我好かぬ
 真実のみが 神のみがしる 

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8日 ノーベル物理学賞 と 地震

眞鍋 淑郎(まなべ しゅくろう、Syukuro Manabe、1931年9月21日 -)
コンピュータで気象のシミュレーションを行うための気象モデルを研究・開発している地球科学者である。結合気象モデル(真鍋モデル)を構築し地球温暖化の予測を可能にした人物として世界的に知られている。
真鍋さんは若手の研究者に対し「やはりこの研究がもとは好奇心からスタートした。だから、今の日本でも世界でも、はやりの研究テーマでコンピューターを使って結果を出すという形でやっているが、本当におもしろい研究は好奇心から出た研究が大事だ。日本の若い人たちも好奇心ばかりで研究をしていたのでは研究費が出てこないかもしれないが、そこのバランスを上手に考えてやらないと、時代の流行に流されておもしろい研究は絶対にできない。そういうところに焦点を置いてやることが重要だ」と述べ、みずからの好奇心を大切にしながら研究を行うことの大切さを強調。

ノーベル物理学賞 眞鍋 淑郎(90歳)

どうしても 病みつきになる 好奇心
これが原点 心がけたし
投企とは 好奇心とか 美を求め
新たな課題 それが人生
ピアノ弾く 絵を描く人も 美を求め
やすらぎ求む うらやましかな
ワニ亀も 鹿も出てくる 市街地に
地震発生 目眩と違ふ

病棟に悲惨な声がする

老人の 独り言かな なげきかも
夢の中かも ただ生かされて

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十三夜

十三夜は日本で始まった風習。十五夜では月の神様に豊作を願います。十三夜は、稲作の収穫を終える地域も多いことから、秋の収穫に感謝しながら、美しい月を愛でるのです。
十三夜には、別の言い方があります。この時期は、栗や豆が収穫できる時期であり、旬のものをお供えしてお月見をしたことから「豆名月(まめめいげつ)」「栗名月(くりめいげつ)」

急に寒くなり季節がひと月前倒しの感じがする。十三夜の月の光りを受けて雲が流れていくが手前は左に後ろの雲は右にと流れ大気が流れている。澄んだ空に月が出て寒空を際立させている。秋の恒例の庭の薔薇は小ぶりだが咲き揃う。金木犀はまだ臭わないのが気がかりだ。日々忙しく生活していると季節の移ろいに鈍感になり、ふと季節の変化を感じる時に時の過ぎ行くのが早いと感じるのだろうか。

古の歌人を調べていくと 大友旅人とその子の家持、源 経信とその子の俊頼、藤原俊成とその子の定家
名だたる歌人の親子が目に付きだした。遺伝と言うか環境と言うかしかも子が親の上を行っている感じがする。
分化発展し再度統合するかどうかはわからない。

親子鷹 旅人と家持 経信と
その子俊頼 俊成に定家
十三夜 十五夜のあと 十六夜
時は巡るも 我が身はぶれる
ゆくりなく 月見て知りぬ 肌寒し
富士の初雪 はや神無月 
月見つつ 月の幾つか あったなら
如何な歌を 忙しくもあるか 

23日 金木犀が咲く

急な寒さの訪れに、体が迷うし冬支度はまだ先だろう。青空に木犀の香が漂う。青空の元出かけたくなるが、何もしなくとも日差しを浴びて心地よい冷気は体を包み満たされた気分になる。

あさぼらけ 木犀の香の漂いて
朝日眩しき 冷気にしたる
解禁に 行楽地では 人が出る
おそろおそろの 秋日となれり

30日 「鎌倉殿の義時」

伊豆の国市の中央図書館二階 来年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の展示会があり、その義時の生地を歩く
7年ぶりに韮山の「守山周り」他を訪れた。

秋日でも 日差しの強し 北条や
義時の墓 汗かき歩く
鎌倉の つはものの蹟 苔むして
歴史の主の 生地はここぞ
ふらふらと いにしへ歩く 頼朝や
北条の跡 神仏の跡
感染者 神がくれかな 秋日でも
人ごみ怖し 今日も剪定

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2021年11月

日ざかりはあそびてゆかむ 影も良し
真野の萩はら風立ちにけり      源 俊頼
うずら鳴く 真野の入江の浜風に
尾花なみよる 秋の夕暮       源 俊頼

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4日 結婚記念日

42年目の結婚記念日、娘がウイスキーを買ってきてくれた。予期せぬものに嬉しさ増さる。

茜色の 太陽沈む 香貫山
白鷺(しらさぎ)が舞ふ 結婚記念日
夕暮て 突如雷雨の 稲光
霜月四日 結婚記念日
久々の ウイスキー飲む 染み渡る
この嬉しさよ 子供に感謝

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27日霜月は短い

10日 山茶花が咲き、強風に紅白の花吹き飛ばされる。

木枯らしか 枯葉が舞って いと寒し
山茶花咲けリ 花は舞ひ散る
咲き終る 木犀剪定 切り過ぎか
寒くはないか またすぐ繁げれ

23日 久々の紅葉狩りへと修禅寺虹の郷に

虹の郷 紅葉彩る 公園も
冬の足音 寂れて寒し
子供らと 紅葉狩りゆく 知らぬ間に
歳は過ぎ行く 三十路の娘
久々の おそるおそるの 外食を
コロナは怖し 食事は楽し
秋の夜の 光る星座の 名は知らぬ
景色は知れり 肌にて知れり

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2021年12月

夕焼空 焦げきはまれる 下にして
氷らんとする湖のしづけさ    島木赤彦
窓の外に 白き八つ手の花咲て
心さみしき冬はきにけり     島木赤彦
土肥の海 漕ぎ出でてみれば白雪を
天に懸けたり不二の高根は    島木赤彦

4日 師走入る

ものぐさの自分であるが、妻に車を洗えと言われてちょこっと清掃

妻に言はれ 車を洗ふ ものぐさの
掃除の手抜き 富士は真白ぞ
師走入り 寒さ身に染む 土曜日は
コロナ下火も テレビ見て過ぐ
陽だまりの 植木眺めて 良しとする
 朽ちし我が家に ため息ひとつ
今日もまた 午後は風吹く 薔薇の花
寒空に散る 頭髪さみし 
オミクロン 新たな脅威 不気味なり
予防注射も 先行き不安 

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令和3年 今年も終わる

我が家もはや25年が経過して、色々不具合が出てきた。月日の早さに驚きもし、人も家も老朽化したことを実感する。

給湯器 買ひ替えの後 ひと風呂の
ぬくもり増さる そんな気がする
ゆらゆらと 薄にとまる 雀二羽
真白き富士を 我と眺めむ
クリスマス プレゼントには 願はくば 
 薬師如来の 薬壺をくれ
クリスマス 桃色薔薇の 咲きにけり
寒さ身に染む 静かな夕べ
蛍光灯 買ひ求めても見つからず
世はLED  空しき晦日
玄関の  クローザーの 不調なり
紐でくくって ドアを調整

2022年1月

東海の 小島の磯の白浜に
われ泣きぬれて蟹とたはむる     石川 啄木
たはむれに 母を背負ひてそのあまり
軽きに泣けて三歩あゆまず      石川 啄木
皮膚がみな耳にてありき
しんとして眠れる街の重き足音    石川 啄木

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9日 正月が過ぎる

1日、二日はパートの仕事 3日が休みで正月気分は一日だけの寂しい年始がスタート
以前は富士と梅のスナップを撮ろうと夢中になったが、最近は日々富士を眺め、家の梅の蕾を眺めて満足をする。
同時にみることを憧れていたが今はそれぞれのパーツで十分に満足する心境に我は悟りを切り開いてきた様だ。
コロナの新株オミクロンの感染が始まった。ワクチン接種者でも感染すると言うが三度目の接種が必要とかも。信じていいかな。

正月や 梅の開花も富士山も
同時でなくても 心で一つ 
オミクロン世界蔓延 年明けて
自粛は続く いついつ迄か
正月や 孫のミニピン食細る
年には勝てぬ 我は旺盛
新時代 電気自動車 家電化に
脱炭素こそ 生き残りかも

正月は時間が止まる。薔薇の花や梅の蕾も、時はゆっくりと人の活動も時間が止まる。

正月は 時が止まるか 薔薇の花
梅の開花も 人の動きも
オミクロン 急感染の 現実に
今年もコロナ 雪が降るふる

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17日 湯たんぽ

寝る時に足が寒くて寝つきが悪いと妻に言ったら、湯たんぽを入れてくれた。

湯たんぽの ぬくもりが良し 一晩を
我に寄り添ふ 人肌のやう
子の時の 石焼芋と 焚火とか
寒さ忘れて 遊びほけてた
子の時は今より寒し 隙間風
暖は炬燵や 火ばしで堪える
金柑の 身が大粒に 甘くなる
鳥には負けじ われが先食ぶ
ぬばたまの 寒月に梅 輝けリ
カイガラムシの 病に負けず
大地震 1.17 27年
我が家も27 早いものです 

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29 寒中も慣れて

寒さに慣れてきた様だ。節分や春分もすぐに音連れる様な日々の経過が早すぎる。
コロナの感染者が、かって無い速さで広がりつつある。三回目の予防接種は二月一日を予定、効果に疑問があるも他の方策が無い。

寒さにも慣れてきたかも 
駆け足で梅の花咲く 節分近し 
久方の春の陽気のめずらしく
今日のひと日の寒を忘れる
我が庭の赤実白実の万両が
よく実るみる 銭実らずも 
日ノ本に神風吹かず オミクロン
日本を襲ふ 颯のごとし
院内の 検査陰性 ホッとする
誰がうつした 捜査は続く
今日もまた西日は眩し いざ帰らう
つるべ落としの大寒の夕

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2022年2月

ときをおき老樹の雫おつるごと
しづけき酒は朝にこそあれ     若山 牧水
芹の葉の茂みがうへに登りゐて
これの小蠏はものたべてをり    若山 牧水

牧水の境地    自分自身を自然の一部だと思ふ様になった

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8日 梅が満開 コロナ更新

3日 節分 こっそりと豆撒きをした 鬼は外 コロナに負けず。
コロナ感染者が異常な数値 北京冬季オリンピックは無観客の試合となる。
我が家もはや二十七年経過し、手入れの悪さがたたってあちらこちらが傷んできた。ベランダ周辺の工事と壁のペンキ塗りを依頼。
家回りの植木を伐採 紅白の梅の木がほぼ満開、知らぬ間に木々が大きくなり改めて年月の年輪を知る。時の流れの早さに驚く。
歯が傷みだす。原因不明 3年前の痛み止めと化膿止めの薬を飲んだら症状が消えた。生きている限り歯の苦痛と戦うのが宿命!

立春の 毎年咲けリ 梅の花
ガサツな我に 見事過ぎるも
紅白の 梅の花咲く 如月の
しじまの宴 寒月冴える
ひっそりと 豆撒きをする 鬼は外
 コロナに負けず酒をちびちび
歯痛なり 飯を食ふたび ずきずきと
命ある限り 戦ひ続く
吾が家も 二十七年 朽ちたかな
我も七二 リホームをせむ

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13日 家は足場で包まれて

老朽化した家をリホーム 紅白の梅の花咲く 足場の中に。
あれやこれや家の色決めに悩む我、どうとでもなれ、適当に決めた。
今日もまた氷雨そぼ降る。バレンタインの前日は、一日氷雨の寒い日となる。
藤井壮太竜王が渡辺明王将に勝つ。次は名人、その先は未知の世界に。

一日を 氷雨そぼ降る 紅白の
梅の花咲く 足場の中で
家の色 色々悩み 決めかねて
あとは野となれ 運にまかせむ
少年が 五冠を決めて 頂点に
次は名人 その先如何に
歯の治療 家の修復 似てるかも
傷みだしたら 大事になる

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27日 ロシアがウクライナ侵攻

如月の寒風が吹く晴れの日は、富士がクッキリ 香貫山の登山口まで行っては見たが登らず帰る。
コロナ禍は言い訳で何か気が乗らぬ日が続く。あれこれと休みになったら行こうと思っていたところは行かず仕舞い。
老いるとは、こんなところから始まるのかも。目標や予定を十分に検討して実行しなければ何も始まらないとつくづく思う。

香貫山 登山口にて 引き返す
寒風ふけば 歳には勝てぬ
取り囲む 足場の中の 白梅の
寂しく散ぬ よく咲き散りぬ
門池ゆ 富士山眺む 寒晴れの
眩しき夕陽 こころ鎮まる

25日燻っていたロシアとウクライナの関係がロシアのウクライナ侵攻と言う形ではっきりしてきた。
プーチンの本性の一端が出た。核戦争も視野にあると言う。大人と子供の喧嘩でロシアの圧倒的な軍備に今後の展開や如何に。

侵略か ロシア侵攻 東西の
思惑に泣く ウクライナ人
戦争は 絶えることなし 繰り返す
国益のもと 人道を無視
平和とは 戦火のたびに 叫ばれて
無力な民が 犠牲者となる 
いにしへゆ 独裁者らは 国益を 
欺罔詭弁の 旗印なり

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2022年3月

かまくらや みほとけなれど釈迦牟尼は
美男におはす 夏木立かな       与謝野 晶子
むねの清水 あふれてつひに濁りけり
君の罪の子 我も罪の子        与謝野 晶子
白梅の 黄昏時の 香をかげば
心悩まし 春の初めも         与謝野 晶子

12日 春の気配も

白銀の 富士もぼんやり はるがすみ
草木は芽吹く 汗ばむ陽気
春霞 花粉か涙 鼻水も
ムスカリ芽吹く 水仙が咲く

ロシアのウクライナ侵略は異常な事態

平然と 詭弁弄する 大使には
 それが仕事か 言葉失ふ
今の世の 抑止の軍の 規模競ふ
まさかまさかの 狂犬ロシア
ウクライナ 戦況地獄 人ならば
出来ることなし それがプーチン

3.11 はや十一年の年月が 東日本大震災はコロナとロシアのウクライナ侵略の陰で薄れる?

震災も 戦争でさへ 年月が 
記憶薄れて また繰り返す
大津波 船が陸地を 流れゆく
家は波間を 忘るることなし
メルトダウン 原発事故の 後始末
終ることなし 人災と言ふも

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21日 桜の開花が

突然に 義理の兄逝く 癌の妻
残してゆくは 予期せぬ哀し
癌治療 帰宅の妻の 介護せむ
夫は気張り直ぐ 突然に逝く
春彼岸 月が煌々 輝けリ
癌の妻残し夫は死に給ふ 
春彼岸 水仙の花 また芽吹く
生きるとは何 我は旅人
我が命 後三十年を 生きるかも
糠喜びか 金の算段
早々と 桜の便り ぬくぬくと
巡る季節に 心が躍る

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2022年4月

花ひとつ枝にとどめぬ玉蘭の
夏むかふなり我も移らむ           北原 白秋
春の鳥 な鳴きそ鳴きそあかあかと
外の面の草に日の入る夕べ          北原 白秋
人は死に生きたる我は歩きゐて
蛤をむく店を見透かす            北原 白秋

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9日 春が来たきた 

花冷えの寒の戻りも初夏の陽気に。桜満開、野球やゴルフや其の他スポーツが開幕の時、
なんかワクワク良きことあらむ。

花冷えに おしっこ近し 夜もすがら
何度目覚めた 寝不足続く

桜満開の便り 香貫山

香貫山 桜眺めて 気が滅入る
春の一日の この虚しさは
人は死に 生きる虚しさ 春の陽の
桜満開 やがて散るらむ
人も花も よく咲き活きて 散るものか
真実探し 迷へる小犬
香貫山 あずまや覆ふ 桜の木
天地桜の 色に染まりぬ
卯月入る 桜の便り 胸に沁む
野球開幕 メイクドラマも

9日駿河平の公園にて

桜花 風に舞ひ散る 花筏
 池をゆらゆら 我を忘れる
吊り橋を ゆらりゆらゆら さくら花
小犬ゆらゆら 木漏れ日に揺れ
風吹けば はらはらと落つ 桜花
 真白き富士に 汗ばむ陽気
浮き沈み 幸か不幸も 運任せ
気持ちもちやう さあ進むのみ

10日 天気快晴 初夏の陽気に。土肥の「最福寺しだれ」を見に行く。朝の新聞で紹介されていた。

土肥の寺 最福寺と言ふ しだれ桜
夢の実現堂 落人の里

春霞 土肥の海原 青霞
山は新緑 光りやはらか

ロシアのウクライナ侵略 闇の真実

ウクライナに ロシア侵略 虐殺の
あまた露見す おそらしきかな
恐ろしき 詭弁ならべて 空々し
戦争犯罪 見殺しならぬ
日本なら 侵略されても 無抵抗
中国ロシア 虎視眈々と

歯医者にて

歯石取る 我が歯を削る 乙女には
大口明けて ただ感謝かな

早春の 菜の味知らず

筍や カブや菜の花 味がせぬ
六根集中 何かあるある 
病棟の 老婆の声の有難ふ
掃除の我に か細き声が

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23日 夏日かも

久々の 初夏の陽気の春の陽は梅の剪定、狭庭の花は春のかおりを教えてくれる。

スズランの 花に気が付く 蜜柑ばな
葡萄の新芽 薔薇の色づく
レンゲソウ 芝生を占拠 花が咲く
当分このまま 緑が眩し

昨日より 夏日の陽気 朝早く
梅の剪定 芽吹く草花を見ていると例年の如く春の命の芽吹きを感じる

ウクライナに ロシア侵略 戦争は
悪しき宿命 地震の如く
人類の 宿命だらう 戦争は 
平和ボケした 人のあがきか
戦争の 犯罪行為 聴くにつけ
これも人なり 勝てば官軍

30日 四月は短し

色々あって四月はあっという間に終わる。ゴールデンウイークがはじまるがコロナが気になる。
梅の木に蟻が巣作り、木肌ぶよぶよ中迄腐る。人も年降れば蝕ばはれ老いてゆくものかな。

梅の木に 蟻の巣作り 年経れば
予期せぬことが 命むしばむ
年降れば 蝕むことの 多くなり
知らぬ間に起き 遅きに失す

じわじわと円高進む。ウクライナとロシアの戦争は日本に波及、何故に侵略始めたか真相は?
古から侵略があることは歴史が証明、世界戦争は人類の幕切れとなるかも。

古ゆ 繰り返される 戦争も
核の使用は人類滅亡 
真実は 知らぬが仏 戦争は
悪しき宿命 歯がゆひ事実
円安に モノの値段の 上がる日々
ロシア侵略 間接被害
休み入り 庭の木々見て 焦るなり
あと何年の 我が人生か
赤薔薇の 大輪が良し 黄花さく
薔薇の命の 芽吹く嬉しさ

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2022年五月

人皆のなげく時代に生きのこり
わが眉の毛も白くなりにき          斎藤 茂吉
日ごと夜毎いそぐがごとく赤くなりし
もみぢの上に降る山の雨           斎藤 茂吉
ながらへてあれば涙のいづるまで
最上の川の春ををしまむ           斎藤 茂吉
おほどかに春は逝かむと田沢湖の
大森山ゆ蝉のこゑする            斎藤 茂吉
太蕗の並みたつうへに降りそそぐ
秋田の梅雨見るべかりけり          斎藤 茂吉

10日連休終わる

何処にも行かず休みが終わる。近所の方がなくなる。自分より一回り年配の方。人それぞれの人生を全うできたことは幸せなのかも。
やはりコロナ感染者が増えてきた。それでも何の規制もない自由な時間を過ごせたことに世間は納得している様だ。
母の日は子供らからプレゼントをもたった妻は嬉しさを隠し切れない様だった。
千本公園をブラブラして改めて牧水や、明石海人の歌碑を眺めては人の歌の本質を理解することが大事である事を痛切に思った。
人生は短くてかつ空しい様だが其の中に一抹の生きる証や人間の本質やあるべき姿を見出せたらと思う。生きとし生けるものに感謝。

人は死に 生きし証の あれこれと
思いでつのる さみしさつのる
五月空 薔薇咲きそろふ陽を受けて
庭の手入れす 初夏の音連れ
久方の 光り眩しき 昼下がり
蜜柑の花の 甘きささやき
母の日は 宅配便の 気配良し
妻はよろこび 子に感謝かな

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22日 薔薇は人生の縮図

咲き誇る薔薇もやがて色あせ、朽ちるを見れば人も同じではないか。すべての者はやがては朽ちる運命なのかな。
朽ちる花の側で新たな蕾が芽吹きやがては見事な花になり人を魅了する。花はここまでだが人は新たな発展をして成長していく。
生きるって何?投企、分化して発展して新たなものを統合していく、AI(人工知能)はこの先の進化が恐ろしいほど進むであろうが人が幸せと思う世界は何なのか、この方面の進化は予測が難しい。ウクライナとロシアの戦争の発端はロシアの帝国主義の幻を追いかけた結果の覇権主義の一端を垣間見る様だ。フィンランド、スウェーデンは中立国からNATO加盟に変わる決定をした。イデオロギーを超えた非人道的なロシアには従来の中立国の立場では危険と考えてのことだ。ややもすると核兵器が使われて地球規模の破壊につながることにならなければと真剣に思うこの頃である。

咲き誇る 薔薇もやがては朽ちるなり
人も同じか 思ひで残す
散り際の 別れ寂しく 哀しくて
やがてわが身も 我まだ死なむ
何故の侵略始め 人殺す
何が戦果か 破壊者だらう
2022年5月19日 義理の姉の石川 博子さんが逝く

三月十九日 石川さんが急遽逝き、丁度二か月後に その妻の博子さんが旅立つ

夫と同じ 十九日の 旅たちは
何の縁(えに)しか 薔薇咲き誇る
虚しさよ 旅立つ人の やつれたる
すがた悲しも 薔薇咲き誇る
なぜかしら 椿の咲かぬ あなたから
貰った盆栽 今年は咲かぬ
夏椿 花芽を付ける あなたから
貰った苗木 よくさくだらう
伊豆薔薇の 黄色のバラを いざ買はむ
旅立ちし人 こんな色かな 

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2022年6月

道なかに人かへりみず たちつくす
道祖神(くなど)とわれと寂しと言はむ 釈 超空(折口信夫)
ひそかなる心をもりてをはりけむ。
命のきはに言ふこともなく       釈 超空
ゆきつきて道にたふるる生き物の
かそけき墓は草つつみたり       釈 超空

6日 心乱れて

六月に入り天気は夏日が続く。体調が急な変化について行けず、気分まで変調をきたす。
何かする時々に冷静な心が乱れて思考が性急になりイラつく。情けない。

体調が 耳鳴りがして 目眩など
熱中症かも 吐き気模様す
夏来たり 何故かそはそは 落ち付かず
我が立ち位置を 情けなくなり

庭の葡萄の摘粒を実施、間延びした実に手入れして、蜜柑の実の多くなっていることに安堵して
其の他の庭木を剪定していると気分がやすらぎ落ち着きが出てきたかな。
丘ワカメを日よけの代わりにするべくグリーンカーテンを作ろうとするが巧くできず、取りあえず支柱を作るのみ。後は来週

丘ワカメ 生命力は 異常かも
早や何年の 庭に息づく

なんとなく今の仕事が嫌になる。あと数年は働こうと思うのだが如何したものか。最後の仕事は納得したものにしたい。
大谷翔平、藤井壮太の活躍が停滞してきた様で、その為ばかりでないが気が沈む。心から喜ぶことが少なすぎる日々が続く。

梅雨入りか こころを塞ぐ 曇り空
庭の草花 咲き誇るけど

大ユリの 開花始まる 一途なる
立ち姿にも 憧れる我
知らぬ間に 鉢の増えてる 花の鉢
妻は楽しむ 花々見事

ネジ花の狭庭に咲けリ 年々と
その数増えて 楽しくもある

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18日 熱中症かも

汗が吹き出し其のうちに頭くらくらして足取りに違和感がある。職場を早期退出して自宅でくつろぐが嘔吐する。
かってない体調不良に我が齢を思い、年をとったと寂しく思う。
何時までも元気で山歩きや仕事ができると思っていたが、寄る年波はそれを否定していた。これからは無理無駄むらを省き健康に心がけねばと思う。
耳が遠くなってきた。聞き返しが多くなった。右の耳鳴りは相変わらず収まらない。
明日は父の日、来月は我が誕生日で七十三歳、米寿まではピンピン生きる。如何したら良いかの生き方を検討しよう。

老い来たり 梅雨の気候に 負けさうに
熱中症の 足音不気味
米寿まで 健康寿命 我生きる
まだあれこれと 何かあるある
聞き取れぬ 聞き返すこと 多くなる
テレビは一人 ボリューム挙げて
現在の 世界情勢 混沌と
真理は無視の 野蛮な世界
あれもこれも 値段が上がる 円安に
艦船素通り 日本を脅す

27日 梅雨明けらしい

水無月も もろこし西瓜 旨くなり
早や梅雨明けか 梅雨入りはいつか
驚くは 一月早き  梅雨明けに
青き葡萄に 袋をかける

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2022年7月

もののふの八十宇治川の網代木に
いさよふ波の行くへ知らずも   柿本人麻呂
夏野ゆく牡鹿の角のつかの間も
妹が心を忘れて思えや      柿本人麻呂
こもりくの泊瀬の山の山の際に
さまよふ雲は妹にかもあらむ   柿本人麻呂

13日 数多の懸案噴き出して

8日 安倍晋三 銃弾に倒れる
 10日 参議院議員選挙 自民圧勝 憲法改正、円安、物価上昇、コロナがまた増え始め元の木阿弥 
 12日 四回目のコロナワクチン接種 我が誕生日
 13日 我が家も盆入り 仏が多くなって月日の早さに驚かされる。
蝉を朝、二匹目にしたが鳴き声は無し、何に遠慮が、葡萄の実が色づかぬ。蜜柑のみが多く、コガネムシは少し増えてきたか。

ひとの死は 予想がつかぬ 元総理
凶弾に死す 宿命と言ふか
選挙戦 イヌ死にはせぬ 世を変へる
民の願ひは 現状打破と
駿河の海 深海に潜む ゴミをみて
山川荒れる 人のエゴ知る
盆の入り 仏が増えて 時を知る
我の位牌は 二十年さき
盆の入り 庭に二匹の 蝉が居り
蝉も迷ふか 鳴かず佇む
戦争は 人を悪魔の 虜にす
報道されぬ 悲惨な事が

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 30日文月終わる

猛暑の様な日々が続く。
朝日と共に目覚め、暫くすると蝉の鳴き声、慌ただしく出勤する。
夕暮の夕焼小焼け 息つくひと時、夕餉のビールの旨さ楽しむ。
この時期の歌は低調、暑さにかまけ寝不足続く。瞬間の閃きあればと思う毎日、ただ日が過ぎる。
コロナの患者増えに増え、BA5の変異株は過去の免疫向こうにして感染拡大、かってない異常な数値、この先が心配になる。
ブドウの房の色付く木はほぼ収穫終るが何者かが収穫を、疑問が残る。もう一本のブドウの木、未だ色づかぬのが心配に。
蜜柑の木に可愛い実が連なって秋が楽しみ、夏の花咲く我が家の庭の夏野日照りは酷暑となってきた。
熱帯夜、寝るに寝られぬ蒸し暑さ、朝の一瞬の睡眠も目覚ましに起こされ、今日も寝不足うつな日が続く。

熱帯夜 うつらうつらに 時が過ぎ
今日も寝不足 いやいや出勤
夕されば 夕焼け小焼け ひとときの
涼の空気に ビールが美味し
庭葡萄 冷やし食せば いと美味し
それを食する 何者か居る
夏の花 酷暑に負けず 咲いて居り
セミの抜け殻 また増えてきた
感染者 異常に増える コロナ禍の
狩野川花火 久々の演
狩野川の 三年ぶりの 花火かな
寂しきことの あまりに多し
ミニピンの ビスコの法被 いと可笑し
はや十年も 一瞬の夢
狩野川の 花火の音を 耳にして
妻と我とは 家で乾杯

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2022年8月

恋しければ形見にせむと我が屋戸に
植ゑし藤波 今咲にけり       山部 赤人
我が背子に見せむと思ひし梅の花 
それとも見えず 雪の降れれば    山部 赤人
縄の浦ゆ そがひ見ゆる沖つ島
 榜き廻る舟は釣しすらしも     山部 赤人

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10日 立秋過ぎて

7日 暦の上では秋が立つ。
台湾への脅しが始まる中国の実践練習に、日本やアメリカの心理作戦ともとれる行動が不気味。
広島の原爆投下から77年、ウクライナとロシアの戦争は核兵器の使用の心配がくすぶる。本当に始末の負えない兵器が出来た。
コロナのオミクロン株のBA5は蔓延して収まる気配なし、予防ワクチン接種の効果が疑われ始めて収まる気配が無し。
明日から盆の連休が始まるが、東北を始め水害の被害が拡大、台風が発生して東海、関東を直撃する予報。
内閣改造の顔ぶれが発表、数多の問題にどう対応するかの重大な時期になってきた。
大谷翔平がホームラン、勝利投手の二刀流でベーブルースに並ぶ。二桁勝利と二桁ホームランの達成に嬉しさが満ちる。
高校球児の熱戦が始まり若さとはいいものとつくづく思う。
葡萄の実が色づかないで日々眺めてはため息交じり、今年はダメかも、木が年を食ってきたかな。熱中症がやけに心配なこの頃。
いろんなことが多くても今の自分には日々の暮らしの一日が充実してくれればとささやかな祈りともとれる願いが沸々と湧いているだけ。

立秋の 熱中症の 時に入り
朝の血圧 今日を占ふ
広島も  77年(喜寿)の経過に 核兵器
廃絶叫べ 今ぞその時
異常なる コロナ蔓延 規制なし
ウイズコロナの 盆休み入る

大谷翔平 ベーブルースの記録に並び快挙を報道 本人冷静

大谷の 二刀流の 快挙にも
やる人居らぬ それだけと言ふ

大谷翔平 ベーブルースの記録に並び快挙を報道 本人冷静

立秋の 青き蜜柑の 茂り居り
猛暑の朝の ひとときの涼
立秋も 青き葡萄の 実が茂る
色づかぬ房 今日もため息
今日の日を 無事に過ごして 安堵する
我が願ひ事 はや祈りとも

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31日 八月晦日

処暑に入り 急に涼しく体調が変に

処暑に入り 急な涼しさ 夜もすがら
 頻尿と言ふか 寝るに寝られず

日ごとに葡萄の食べられて、犯人はだれか、あれこれ迷うがハクビシンかも

朝毎の 葡萄の皮の 落ちて居り
ハクビシンかも さぞ美味からう
来年は トマトを作らう 荒塩で
熟れたトマトを さぞ美味からう
諸々の 値上がり続く 先見えぬ
コロナ収束 まだ働くか
猛暑去り 庭に秋風 赤蜻蛉
 塩辛トンボ セセリチョウ舞ふ

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2022年9月

名にし負はばいざこと問はむ都鳥
わが思ふ人はありやなしやと    在原 業平
ちはやぶる神代もきかず竜田川
からくれなゐに水くくるとは    在原 業平
桜花散りかひくもれ老いらくの
来むといふなる道まがふがに    在原 業平

11日 雨ふるごとに秋の気配が

朝晩はかなり涼しくホッとする時もある。しかし何もせずにこれと言った思いでもなく月日が過ぎて行くことに
なんか虚しさを感じてしまう。

秋めひて うれしくもあるか 何もせず
月日の過ぎる 虚しくもある

8日エリザベス女王が96歳で逝く。在位70年ごくろうさまでした。

エリザベス 九十六の 生涯を
70年の 女王が逝く
永遠の 女王だらう エリザベス
人の子なれば さよならもあり

九月十日は中秋の名月 訳もなく月見を愛でる 月に酔ふかな

ささやかな秋の果物 ビール良し
 中秋の夜の名月に酔ふ

今年も実った庭葡萄 それなりに美味し に肥料を撒いて感謝の気持ち

庭葡萄 最後の房の残り味
また来年と 肥料を撒けり

長月晦日

朝晩の過ごしやすくてなんとなく嬉しくもある陽気になった。

台風15号による清水区の断水は未だ復旧されず、行政の対応に不満が残る。

認知症の治療薬が開発されて二年後には市場に出ると聞く。

年寄りの  生き様悲し 独り言
食事排泄 風呂がすべてに
生を受け 年寄りとなる 人生を
燃え尽きた人 今を忘れる

エシャレットの芽が大分伸びてきた。来年の三月には酒の摘まみとして食卓に上るであろう。

長月に ラッキョウを植う 来春は
酒の摘まみの エシャレットかな

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2022年10月

うつつには さもこそあらめ夢にさへ
人めをもると見るがわびしさ    小野小町
かぎりなき思ひのままに夜も来む
夢路をさへにひとはとがめで    小野小町
花の色はうつりなけりないたづらに
わが身世にふるながめせしまに   小野小町
木犀の 香が漂えば 秋に入る
朝日夕暮 眩しき光り
神無月 月が雲間に 見え隠れ
酒をちびちび 知らぬ間に寝る
秋めく日 山に登らう 気持ちだけ
今日も一日を 庭をぶらぶら
検診の 精密検査の 指摘され
知らぬ間に病む そんな年頃
秋陽うけて 今日の一日を 楽しまむ
何処に行かむと 庭みて過ぎる
今を生く 嬉しきときは 喜んで
悲しき時は 過ぎ去るを待つ

2022年11月

秋の菊 にほふかぎりはかざしてむ
花より先をしらぬわが身を    紀 貫之
川風の涼しくもあるかうちよする
なみとともにや秋は立つらむ    紀貫之
夕づく夜 をぐらの山になく鹿の
声のうちにや秋は暮れるらむ   紀 貫之

4日霜月に入る

しそのみや昔の秋の偲ばるる
素朴な旨味質素な香り
秋空に丸々太る庭蜜柑
カイガラムシの斑点哀れ 
霜月の夕映への冨士りりしくて
寒空の夕しばし眺める
山茶花の小ぶりな花の 咲き出して
朝の日を浴び秋をいろどる

8日皆既月食


8日月食の最中に月が天王星を隠す 「天王星食」 も。このように皆既月食中に惑星食が起きるのは、日本では実に442年ぶりだという。
立冬の月蝕眺む 悠久の
思ひふつふつ よくは知らねど
月が欠け 赤銅色の月になる
我は無知なり 宇宙て何
月蝕の 翌日の月も 煌々と
山茶花の咲く月明りよし

14日 NHKスペシャル超進化論とハクビシン

14日NHKスペシャル 超進化論をみて改めて昆虫の進化の過程に驚く。6日にも植物のイメージを根底から覆す、驚異的な能力の数々が紹介された。植物のコミュニケーションを、世界で初めて映像でとらえ、また多様な植物が暮らす森の地下には、競争だけではない“支え合い”の世界が広がっていることの証明もあり驚く。

昆虫の 進化の過程 神なびて
 適応力や羽ばたく進化 
植物は会話をするし防衛も
共生もする 目が点になる
植物は助け合って生きてゐる
菌糸と言ふ ネットワークで
植物は会話共生 昆虫に
多様性あり 超進化論

以外にも朝の五時に外に出ると、電線に猫のような生き物が綱渡りしていた。しっぽが長くてハクビシンだろう。
見たことはなかったが庭の葡萄が食べられたときにカラスかハクビシンかとの見解を持つ。今回目のあたりにして確信した。電線は各家庭に引き込まれているので何処に潜んでいてもおかしくはない。昨年の葡萄の食害もハクビシンであろう。カラスがブドウを突いていたと言う人もいた。この住宅地で猫ほどの動物が夜にフラフラしていることは不気味である。

早朝に 電線伝ふ ハクビシン
 霜月半ば 朝焼けの前
庭葡萄 食害の主 ハクビシン
夜毎よごとのさぞ美味からう 
一輪の 薔薇の咲く朝 電線に
ハクビシン見る 意外な場面
小春日の 蜜柑のみのる 薔薇の咲く
喪中はがきを 無心に印刷

2022年12月

神なびのみむろの山を我ゆけば
錦たちきる心地こそすれ     壬生 忠岑
山里は秋こそことにわびしけれ
鹿の鳴く音に目を覚ましつつ   壬生 忠岑
み吉野の山の白雪踏みわけて
入りに人のおとづれもせぬ    壬生 忠岑

師走は忙しく過ぎるかな

師走早々FIFAワールドカップ日本躍進

進化した日本選手の躍動は
新たな次元の 幕開けだらう
あと一歩 ベストエイトの 難しさ
ため息交じり 不運とは言はぬ

ミサイルを撃ち落とすと言う専守防衛無理と言う。敵地攻撃が日本へのミサイル発射に着手した時点で可能とする。
発射されていなくとも着手理由に攻撃すれば先制攻撃とみなされて日本攻撃の大義名分を与えかねないだろう。

無理だらう 専守防衛 抑止とふ
敵基地攻撃 予算を計る 
最強のミサイル造り 行く末は
核を持つかも 抑止力なら
早々に ロシア撤退 それこそが
世界経済 平和の手段

カイガラムシの蜜柑の木 枝を落としてすっきりと、実ったミカンの始末が大変。

やむを得ず蜜柑の枝を 切り詰めて
カイガラムシの マシン油かける
吾が家の カイガラムシの 蜜柑なる
ミカンジュースで美味し収穫

このところ寒さが増してきた。月はまん丸煌々と輝く。五回目のワクチン接種を実施、感染者が増えてきた。何時になったらコロナから解放されるのだろう。日本酒が美味い、ウイスキーのお湯割りも美味い。ささやかな冬の楽しみをチビチビ味わう。

五回目のワクチン接種に 慣れつつも
効果のほどは 未知のかぼそさ
院内を 防護服きた看護師が
そこのけそこのけ コロナが通る
師走中 けがらし(気嵐)がたつ 寒晴れの
真白き富士の晴れやかな朝
晩酌は 酒一合に 焼酎を
干し小魚で 締めは湯豆腐

裾野の保育園の保母さんの虐待ともとれる異常な行動が世間で話題に。口塞ぎの園長の行動は情けなくなる。
 それを見て見ぬふりの他の保母さんがいることに人間の一面を暴露されているような気になる。仕事の基本を考えてほしい。

保育士の 幼児虐待 聴くにつけ
見て見ぬふりの人の哀れさ
裾野市の 園児虐待 広まれば
ぼろぼろと出る 人の醜さ

17日 正月近し、餅つきの報道が

懐かしや 家で餅つき あんころと
黄な粉、大根 つきたて美味し

大晦日

一年の弁当作った人の感謝を込めて

一年を弁当持参 美味かりし
感謝感謝の 愛妻弁当
身内にも 亡くなる人の 増えてきて
我十年は 健康であれ
寒晴れの 夕空青く 輝やきて
朱色の雲に 挟まれてを居り
大晦日 梅の一輪 咲きにけり
カイガラムシに木肌裂けても

2023年1月

あらざらむこの世のほかの思ひ出に
今一たびの逢ふこともがな       和泉式部
物おもへば沢の蛍も我が身より
悪がれ出づる魂(たま)かとぞみる   和泉式部
暗きより暗き道にぞ入りぬべき
遥かに照らせ山の端の月        和泉式部
野辺みれば 尾花がもとの思ひ草
かれゆく冬になりぞしにける      和泉式部

7日 梅の花咲く

 受けた人の情けや恩は忘れやすいものだが

年が明け 梅の花咲く 年へても
恩を忘れず 花見るたびに

例年より遅いヒヨドリがやっとわが家にやってきた

年が明け ピラカンサの実 色づくも
やっと喰われて ヒヨドリの來る

年が明けてコロナ感染者が過去最高に

年が明け コロナ感染 最高に
三密防止も 経済優先
熱々の七草粥を 時を置き
ケーキを食し 健康祈る
年が明け 将棋や野球 スポーツの
たのしみに湧く 今年こそ晴れ
七草の 寒晴れの中 野良猫と
我は日向に 暖を求める
丘わかめ ムカゴ集めて 天ぷらに
意外と美味し 医者いらずかな

14日 久々の雨に

梅の蕾の枝に雫が連なり輝いていた

梅の枝に しずく連なり 花模様
底冷えの朝 静寂のとき
阪神の 震災すでに 二八に
記憶薄れて 時は去り行く
我が家族 ひとり欠けら 成り立たぬ
愛しきものよ 健やかであれ

28日 寒波襲来

25日 心臓の点検に

あれこれと検査が終り 疲れ気味
 長き人生一休みせむ
予期もせぬ 心臓異常か  次回には
冠動脈の 撮影予定 
戦災も 大病しらず 生きてきて
悪しき予兆か 無きこと祈る
寒波来て 丘わかめの葉 萎れたり
 梅の花咲く 春遠からじ

2023年2月

すむ人もあるかなきかの宿ならし
蘆間の月のもろにまかせて       源 経信
月影のすみわたるかな天の原
雲吹きはらふ夜はの嵐に        源 経信
神垣に昔わが見し梅の花
ともに老木になりにけるかな      源 経信

18日  春の足音

3日節分

恵方巻 特上を食べ 美味かりし
食は命か 生き甲斐だらう
鬼は外 福は健康 金も良し
そっと豆蒔く おぼろの月夜
立春の 春めく陽気 風もなく
日がな一日 得した気分
紅梅の よく咲き揃ふ 可愛らし
 庭を彩る ここぞとばかり

7日 トルコ地震

突然の トルコ地震の 発生は
世界の終り 予知と見るかな
トルコ地震  人道支援は ロシアでも
 ウクライナでも 戦争止めよ
今の世も 親分子分  強きもの
弱気を挫く 世界の掟

春は寂しく

病院の 若き看護師 なみだ声
患者きがかり 食事にゆけぬ
亡き人の 引き取り人の 老婆をり
造り笑顔で 病室を去る
亡き人の 魚拓と竿が 並べをり
荒波越えて 八十路で眠る 
我死せば 何を飾らむ 何もなし
歌は今一 迷える子牛 

2023年3月

春のくるあしたの原をみわたせば
霞もけふぞ立ちはじめける      源 俊頼
山桜咲きそめしより久かたの
雲ゐに見ゆる滝のしら糸       源 俊頼
日ざかりはあそびてゆかむ影もよし
真野の萩はら風立ちにけり      源 俊頼

2023325日

三月になりはや彼岸入り、四件の墓参りに行ってきました。21日の午前中はWBCメキシコと日本の観戦をしてまさかの逆転劇に興奮した気持ちの高ぶりを余韻の墓参りとなりました。明日のアメリカ戦が楽しみです。先日は梅の観梅を月ヶ瀬梅園と、須山の梅の里を訪れました。井田の菜の花を見ようと出かけもしたが山の麓の簡素な村は昔と変わらない景色で素朴な海は静かな風情を醸し出していました。途中の河津桜の満開に咲く岸辺は目を見張るものがあり下車して写真に修めました。我が家の庭も色々な水仙が咲きだして例年の季節の花々が咲きだし日々眺めては楽しんでいました。梅は小さな梅の実と若葉が芽吹き始めて命の芽生えを感じつつ季節の移ろいの早いことを実感しました。暑さ寒さは彼岸までとはよく言ったものと実感もしたし今年は早くも桜の花も咲きだしたようです。嬉しくもあり昨年亡くなった義理の兄、姉の一周忌もあり、四月早々に亡くなった弟の七周忌も近くなってきました。春は旅たちの季節でもあり芽生えの時でもあり自分も変わらねばと思う季節でもある気がしてきます。所詮人生は悠久の時の中では一瞬の夢の如きものかと思うし、そんな中での嬉しい時や悲しい時の思い出と共に生きてゆくものなのかもと思います。何はともあれ健康であれと、平和であれと願うこの頃です。岸田総理がウクライナ電撃訪問、習近平国家主席がロシアを訪問、プーチンと会談のニュースが流れる。世界情勢の行方の新たな展開が始まった様だ。新型コロナの下火になってこの先の感染が収まることを祈る。2023321日は「一粒万倍日・天赦日・寅の日」と言って福を招く開運日として事始めによく、金運・財運にも恵まれる吉日とされています。調べてみると一粒万倍日とは、読んで字のごとく「一が万になる」日です。「一粒の種から稲が育ち、その稲が万倍の実りになって返ってくる」という意味があり、まさに種まきにぴったりな日。この日に始めたことはその後大きく飛躍するとされ、商売繁盛の吉日ともいわれています。天赦日は神様が天に昇るありがたい日で、すべての罪が赦される日。罪や障害が取り除かれ、この日に新しいことを始めるとどんなことでも大成するとされています。寅の日はトラの毛が金色に輝いていることから金運の象徴とされ、銀行口座の開設やお財布の新調、宝くじの購入など、お金に関する行動をとると金運がアップするといわれています。先日は藤井壮太が6冠にあたる棋王戦を勝利し嬉しくなりました。自分もこれにあやかりたく「何をなさんか」飛躍のきっかけになればと願う気になりました。WBCの決勝は日本が勝って、今後語りつくされるドラマは野球の神様の筋書きの様に神がかっていたと思います。桜は満開になり駿河平公園の桜見物に犬のビスコを連れて行きました。季節は巡る、月日の過ぎ去る速さに驚かされるこの頃安寧の時代が、安泰の人生を送れればとつくづく感じる季節でもあり自己の変革、投企の時でもある時ではと思うこの頃です。

花見には 青空が良し 満開も
曇り空なら 気の滅入るなり
春の風 やけにタンポポ 目立つなり
黄色の花の やけに眩しく
梅が散り 若葉が芽吹く狭庭には
百花擾乱 嬉しくもある
若者の メイクドラマは 出来過ぎて
ベースボールにヒヤリドキドキ 
天赦日の一粒万倍虎の日は
ときめきのとき 欲もかくかな
安寧の時よ来たれと 桜花
この世のなごり さけて散るかな
はるうらら 何をか為さん なんとなく
何をなさんか 桜満開
安寧の 安泰のよを 願う我
家族そろひて ささやかな宴
人生は 夢の如くか 一瞬の
思ひ出ホロリ さきて散るぬる
健やかな 心も満ちる 時こそは
春山笑ふ 良きことあらむ

2023年4月

狭庭には 花が日にひに 咲き変はる
令和五年の 春は駆け逝く
心臓も 目も歯も耳も 歳らしい
心は変らず 芽生えを感ず
何事も 目で見て感じ 考へる
生死は何か 悟れるらしい