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海人も「自分たち癩者は癩の身から逃れられぬとしても、彼らは進んでその場へ身を投じようとしているのだ。自分たちには選択肢はないが、彼らは多くの選択肢の中から、進んで、自分たちと運命を共有しているのだ。しかも、その多くは、家族や親族の猛烈な反対を押しての赴任と聞いている。自分や自分の周辺の事しか考えなかった海人が、改めて医師や看護婦の身に置いて考える時、その志に心をうたれずにはいられなかった」と「瀬戸の潮鳴り」で紹介されていますが、まさに大変な仕事です。
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海人の歌を「瀬戸の潮鳴り」で拾っていたら、うっかり海人の歌として歌意に入れそうになったので、よく読むとこの説明書きがあり小川正子さんという医者の紹介がありました。歌碑にもなっているそうで、長島の人のご苦労の、またその思いがぴったりと感じたので、このページに紹介しておきます。
小川正子さんの歌碑 |
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