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第1巻チェックポイント♪ ・直高再会記念日は5月8日 ・高耶さんのバイクはスズキの黒いGSX250R ・直江の車はセフィーロ ・橘義明は12回目の換生 ・仰木高耶は11回目の換生 ・景虎様は26歳で死亡 ・p148で直江が初めて高耶さんと呼ぶ ・p187で高耶さんが初めて直江と呼ぶ ・高耶さんは2年3組 ・直江は琥珀色のオーラ ・高耶さんは真紅のオーラ ・1巻の経過はおよそ7日間 ・泣いた回数 高耶さん…0回 計0回 直江 …0回 計0回 ・相手を抱きしめた回数 高耶さん…0回 計0回 直江 …0回 計0回 ・自分からキスした回数 高耶さん…0回 計0回 直江 …0回 計0回 ・愛してると相手に言った回数 高耶さん…0回 計0回 直江 …0回 計0回 |
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炎の蜃気楼第1巻……読み返すたびに高耶さんたちとの間に切ないジェネレーションギャップを感じる甘酸っぱい小説である(笑)。 この小説との初めての出逢いは、私が中学1年の時でした。母が古本屋で10冊ほどドサッと買って来て、親子一緒に読み始めたのが始まりです。 あの頃の私はその数ヵ月後、これほどまでにこの小説にオチることなど想像すべくもなく。 そして巻を重ねるごとにあんな凄まじい展開の話になるとは思うはずもなく。 いやぁ、ホント人生ってわかんないもんですねぇ……。 ともかく感想です。1巻はホントに、何もかもが初々しい。高耶さんが初々しい。まさにどこにでもいるような普通の高校生していて、なんだかムッショーに可愛らしい!(でも中学の頃はそうは思わなかったな〜。やっぱり大人の男に憧れてたから) そういえば私って最初、三章ぐらいまで高耶さんじゃなくてが譲が主人公だと思ってたんですよね……ほんと、今考えると凄まじく信じられないよ……。なんでそー思うのかなー……。 そして作者様も初々しいですね。特にあとがきが……青春小説って……(爆)。ありえん……今のミラージュを知ってたら死んでもありえん……。直江を必ずさん付けしているところもなんだかカワイイです……v 特に一番初々しいのは直江でしょう!もうっ、そんなにステキな男性しててどーすんの!違うでしょ!直江はもっと野蛮で背徳的で常に心の奥底に爆発しそうな何かを抱え込んだ荒々しい狂犬のような男なのよ!……なんてつい叫びたくなるほど直江がとても良い人っぽいです(笑)。直江はまだこの時期、キャラが確立しきってなかったんでしょうね。台詞の言い回しが特にそうで、同じ1巻でも、アニメでの直江に関してはそういった類の違和感はありませんでしたし。 そして1巻当初の直江はシブイ系と何度も描写されてるんですよね。なんだか(あくまで私の)イメージと違うなぁ。むしろそれって九郎左衛門のイメージの気がします。景虎様に関与することで苦悩したり激情を迸らせたりしていない、外面な直江は渋い系ということなんでしょうか。しかしファイナルステージの直江は間違いなく野性味溢れたワイルド系ですから、本性をジワジワ現すと共に若返り始めたんでしょう(笑)。 この頃の直江にはまだ私は惚れてなかったんですよね。特に好きで贔屓していたキャラはいませんでした。やっぱり私って、禁欲的な直江よりも、もっと貪欲で野蛮で、隠すこと無く景虎様への狂気めいた愛を叫ぶ熱い直江が大好きなんですよ……vv 1巻は内容的にもとても面白いんですが、やはり『ミラージュなんだから』って思うと物足りないですよね。2巻からそれはかなりのスピードで解消されていくのですが、とにかく直江と高耶さんが全然ラブラブしてくれないのだもの……!(>_<)もの足りないよおお〜っ!(←ムチャ言うな) いやいや……最初っからくっついてたら面白くもなんとも無いもの。何しろ四百年越しの熱愛。じわじわと攻めていかなければ……。それにしてもホントに何にもないんですよね。少しぐらい高耶さんが直江にちょっとドキッとするとかあってもいいような気もするんですがっ。直江はうにゃうにゃ悩んでるだけだし……。でも、その欲求不満はアニメの「熱い……。胸が、灼ける……」のシーンで見事晴らしてくださったので、本当に嬉しかったものです♪ 1巻は小説では、ギャグの傾向が強いですよね。特に森野紗織がムード作ってます。 ってか森野、高耶さんになんつーヒドイことばっか言ってんだよっ!高耶さんと腕を組むなああ!高耶さんを他の女に押し付けようとするなああ!そして高耶さんは間近で見ずともいい男だああああぁぁぁーーーッ!!! 由比子の方も高耶さんと腕組んでやがったし、まったく油断も隙も無い!直江でさえ組んだことないんだぞ〜っ!(泣) 譲もね……、この頃の譲は嫌いじゃありませんでした。でもだんだん嫌いになり始めたら、嫌いじゃなかった時の譲も嫌いになってしまった。 特に「おまえはおまえだよ。変わっても高耶だよ」って台詞がどうしても許せなくて……。 この時は純粋にそう思って言っているのだろうけど、結果、その後の譲がどう見ても変わってしまった高耶さんを受け入れているように見えない。上杉景虎として生きはじめた高耶さんの人生を認めるよりは、もとの変わる前の姿に戻そうとばかりしているから。 私は、直江と再会できた高耶さんの人生が、今まで生きてきた四百年間で一番幸福な時間だったと思っているから、最上の選択肢だったと信じているから、だから直江との5年間をあたかも否定するかのような譲の言動がどうしても許せなくて……。 直江が、「景虎様のそばにいるべきなのは、自分ではなくこの少年なのかもしれない」のような台詞を言っていたのもとても哀しかった。そんなことないのに。直江の代わりなんていないのに。 直江はいつも譲に負い目を持っているようで、耀変黙示録でも、景虎様が再び換生したのはあくまで景勝のそばにいるためであり、自分に会いたかったからとか、そういうことではないのだと。そう言っていた直江に「絶対違うよ!」とどうにかして伝えたくなったものです。 確かに景虎様が換生したのは、謙信公の命によって景勝を見守るためであっただろうけれど、それは建前だと思う。 だって、景虎様は直江と離れることを望んでいなかったはずだもの。絶対そうだもの。断言できる。それはまた以降の巻で語りますけど。 とにかく高耶さんのそばには直江がいなくちゃダメなんだよ?わかってんの?……わかってないんだろうなぁ……(苦笑)。わかってたらこれからあんなドロ沼展開になんないだろうしね……。 今までずっと謎だった高坂のラストの台詞も明かされたし。もうっ、早よ次行きましょうよ次々! 次巻は1巻の欲求不満分を存分に解消してくれる名シーンがありますしね〜♪楽しみだ〜♪ |
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