てがみ塚 由来
ここ吉永の地は古くから竹取の物語が言い伝えられており、かぐや姫は竹の中から生まれ、竹取の翁に育てられ輝くばかりの美しい姫になりました。都の公達(きんだち)や帝(みかど)も姫に求婚しますが、姫が天人なので結ばれませんでした。姫は満月の夜、月へ帰りましたが、帝を慕う手紙を残していきました。
かぐや姫ゆかりのこの「てがみ塚
」は、福を招き、この世の人の幸せを結ぶ記念の石碑です。
紙のまち富士市の「富士てがみまつり」は各位のご賛同で実現し、仁藤栄氏の篤志により建立することになりました。この塚をなでると文字も文章も上達し、想う人への手紙は願いが叶うといいます。
平成九年十一月二十三日
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