毎年8月10日に行われる「お虫干し法要」は、当山寺宝である大曼荼羅ご本尊を年に1度ご開帳し、風に当て虫干しをするのを機に、その大曼荼羅ご本尊の下をくぐらせていただくことで、その年の身体健全、無病息災を祈願するというものです。
ところで、今年5月に副会長を務めます富士市仏教会にて、能登地方の災害の慰霊に行ってまいりました。地震から1年半以上が経つ今でも手付かずの場所もあり、我が身のこととして捉えますと、深い悲しみが込み上げてきました。また、仏教会では、戦後80年の取り組みとして、8月15日正午に一斉に鐘を鳴らします。皆様もお亡くなりになられた方への哀悼の意や、世界の平和に思いを馳せていただければと思います。
最後に、昨年10月に先代住職の十三回忌法要を執り行うと同時に、先代住職が大変可愛がった孫2人が、お坊さんになるための得度式を済ませました。その一人が、本日初めて法要に参加しました。まだまだ若い2人ですが、皆様温かい目で見守っていただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
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