「おはぎはなかった」
あははは、なんてことはない、家から清水・八幡交差点近くの事務所まで電動車椅子で往復するだけのこと。伊豆箱根鉄道も最近使っていないので、様子を見る事と、事務所まで自力走行の実績を作っておこうと言うもの。 三島大場は自動改札だけど、切符も買わずにホームに入れちゃった。1時51分三島行き。駅員がスロープを持ってきてくれた。電車にはすんなり入れた。ドアに気をつけて、端に場所取り。MC-3000Sは電源を切ると揺れてもビクともしない。2時に広小路で降りて、ここでお金を払った。160円。 旧道の旧道、むかーし国道1号線だった道をひたすら進む。南に少し向いているので、午後の日差しが眩しい。 花屋が客の車を駐車場から道に出そうとして、わたしを止めた。なんて無礼だ。直進は優先である。客が手招きで先に通してくれた。お寺・旧跡が多いようだ。ゆっくりみてみたい。 清水・八幡の交差点、今の国道1号線である。横断してみて驚いた。ぼこぼこ。車線方向には気づかないが、横断方向は、わだちでへこんで、盛り上がっている。歩いているお年寄りが、つまずかないといいけど。青信号、四車線を渡る時間は十分あった。 天神屋に2時半に着く。大好物のあの柔らかなおはぎーー、と入ると、おはぎの棚は、からっぽだった。 事務所の前の歩道は登れた。 ここから帰り、同じ道を帰るのもつまんないので、1号線を東に向かう。年末で車の方が遅い。追突事故一件、パトカーが追い抜いていった。シダックス、サントウムーン、すかいらーく、すみや、寿司屋、中華そば、イトーヨーカ堂、ここで、国道136号線に入る。3時5分。北に行けば三島田町で電車だが、敢えて南下する。道端が田んぼのところが恐い。落ちれば、だれにも気づかれない。車道のほうがその点、騒がしくても、騒がれても、人目に付くだけ安全である。 ジョイランドの所で3時45分、東に入る。安久橋を渡り、間宮に入る。もう知った道である。日が傾くとこんなに寒いのかと思う。朱色の夕日。函南役場、4時15分。帰宅4時半である。 躊躇の部分もあったので、もう少し早く行って来られたかもしれない。しかし、三島から、片道、総走行というのは快挙である。 今回、初めておむつを使った。これは便利かもしれない。トイレができなかったからである。張り込みの刑事だって、宇宙飛行士の船外活動だって、おむつをしてるんだい。身障者の外出アイテムとして必須になるかもしれない。(2005/12/30) |