低気圧や台風が近づいて通過するとき，ぜん息，呼吸器系の弱い人は，普通の人もおなじですが，特に気をつけなければなりません。なぜならば，気圧が下がって，吸収できる酸素が減るからです。これは前かがみの姿勢で仕事をしているときも同じことが言えます。肺が圧迫されて，やはり酸素吸収能力が低下するからです。酸素が身体に行き渡らないと，どうなるでしょうか。身体の免疫機能が低下していきます。身体の戦う力が減っていくのです。身体の中は，身体と細菌の戦場です。ですから，酸素が減ると，身体が負けそうになるのです。いうまでもなく，細菌の勝ちになります。すると，せきが出る，息苦しくなる，だるい，考える力の低下，つまり病気になります。部屋の中にいると，うつ病，ひきこもりにも発展しかねません。

活性酸素はお肌を壊し、老化を促進するといいますが，酸素は身体の強力な武器となるわけです。ならば，どうしたらいいでしょうか。低気圧や台風が来た時も，仕事をする時も，なるべく胸を張って，あごを上げると，深い呼吸が可能になります．そしておなかで息をして，横隔膜を下げるようにします。鼻で吸って，口から吐くと深いいい呼吸ができます。いい天気の日は，気圧が上がって仕事がはかどります。そんな日を大切に−!