我が家の家紋について

我が家の家紋は、隅立て四つ目結いである。武田信玄の家紋のまわりに丸をかぶせたもの。もっとも近江商人の末裔だし、血統は23代前に途絶えていて、親戚を養子にしたと聞いているから、もう関係ないけど……宇多源氏、佐々木源氏、近江源氏の末孫のようである。元禄の酒屋、仁志屋から西谷になったと聞いている。この四つ目結いは団結を表しているという。ということは、もしかすると、団結できなかったので、団結をしょうと、この旗頭になったのかもしれない。どうも源氏は我が強いというか、存在感があるのがそろっていて、争ってしまう。頼朝は義経を殺し、子供も暗殺などされて、結局、長続きしなかった。頼朝の時代も、木曾の義仲など、全国に点々と同族が住んでいたが、総力を結集するというより、個人個人が頑張っちゃう傾向があった。だから、団結しなければならなかった。しかし、この四つ目結いは全国に広がっているから、団結よりも、散り散りになって地元で栄える方が繁栄しているのかもしれない。うちの名前は町内で1、2件と聞く。隣町の同名は弟である。ネット検索をかけてみると、滋賀県や石川県など西日本に関係が深いようである。('07/03/24)


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