「命のすごさを見た」


「命とは何だ!?」という番組を見て、大抵のことでは驚かないわたしが、こればかりは驚いた。原因不明の難病で声帯の下の呼吸気管を切開して開口した幼い可愛い女の子、「しげざね かんな」ちゃん。声帯から声が出ないはずなのに、声が出た。それも装置は使っていない。はっきりした声。食道を狭くして胃にたまった空気で声帯を震わせているという。……すごい。努力というか、コミュニケーションをしたい一心というか、人間って、ここまでできるのか!!! このごろ手足が筋肉の硬縮で伸びにくくなっているわたしには励まされる出来事だった。彼女の名前でネット検索してみるとそのブログがあった。その中で「夢は?」と訊かれると、彼女は「有名になること」と答えている。「かんなが有名になったら、学校に行けない子が行けるようになる」と本人は言っている。小学校に行けることを感謝しながら、学校に通えない子に思いを寄せる、他の人の悲しみ・苦しみの分かる女の子の闘いにエールを送りたい。('07/10/01)


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