「秋もいろいろ」

 
 夏が過ぎて、秋風が吹くと、センチメンタルになり、トワ・エ・モアの「今はもう秋」を口ずさんだりしてしまう。「だれもいない海〜♪」。砂の上にギターを弾いているカップルがいるという情景が眼に浮かぶ。あるいは、山口百恵の「秋桜」だろうか。そういう一面もあるが、そのような感傷にしたっている暇がないくらい秋はいそがしいのかもしれない。各団体は総会・報告を終え、暑い日の練習に続き、その行動を発表するときなのだ。花道・茶道・ダンス・演奏など努力の結晶が並ぶ文化祭、身体を精一杯動かして競う体育祭、有名なものや描きためられた絵画・彫刻の数々の作品が展示される芸術祭、米や野菜などの収穫祭。そのような中、人と人の出会いも多くなる。夏に暑くて動けなかった分、活動が活発になる。この時期を活用して、いろいろ活動に参加してみたいものだ。恒例の行事に古い親しい仲間が来る、そのような楽しみもあるだろう。そうしたいろいろな活動を通して、すこし立ち止まって、走り続けてきた年度の前半を振り返ってみるときでもある。


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