「外から帰ったら


 冬が近づいてきました。空気が乾燥して風邪を引きやすくなります。寒さよりもこの乾燥が風邪の原因です。身体の粘膜が水分を失い、身体の外から侵入してくる風邪のウイルスを追い出す力が低下してくるのです。その結果、身体の中でこれら侵入者たちは爆発的に増殖していき、身体の機能を侵していきます。さて、インフルエンザの場合、すぐに病院に行く必要がありますが、風邪の場合、薬を飲んでも、身体の免疫が働いて風邪のウイルスを排除しないと治りません。身体は熱を出し、咳をして、ウイルスを殺し、排除しようとします。風邪の薬はそれらの作用を抑えようとするものです。あまり高熱が出ると、生命が危険にさらされますし、咳は肋骨にひびをもたらし、体力を弱めますから、それらの症状を抑えなければならない場合もあります。お医者さんに、「早めに寝て、ゆっくり休養してください」と言われます。この事は身体の免疫を高めます。風邪にかからないようにするには普段から抵抗力を付けるため休養と栄養、外から帰ったら、うがいと手洗い、かかった時には水分・ミネラル補給と、しっかり休養するのが良いようです。それから気力で、「風邪を引かない事にする」というのも一つの手とか。でも、素人の自己判断は禁物。まず病院へ行きましょう。
('08/09/22)

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