「銀行の預金出し」


本人が銀行に通帳・印鑑によるお金の引き出し、契約の締結・解除行けない時、手間がかかるようになっている。犯罪も多いから分からないでもない。本人確認のための証明書はもちろん、委任状がずいぶん大変だ。なぜなら、通帳・証書の記号、番号、署名欄に届け印、行う行為、金額が文書の中に整っていなければならない。当たり前とはいえ、家から出られない障害者には不便なことだ。本人の意思が尊重されているとはいえ、代理をしてもらうためにその意思を、もっと簡単に示せるようにしないと重度障害者は、自分の好きな物を買うための小遣い、生活費を得るにも、そのたびに一筆書かなくてはならなくなる。これから実情に即した対応が求められるだろう。('08/03/02)


「コラム・エッセー」へ