バギーに乗って移動させてもらう人もあれば、言語障害で喋れない人もいる。その大変さを、不便さを、さみしさを、もどかしさを知っているうえで申し上げる。電動車いすとインターネットは大変便利な道具になりえる。自分の席に座っていることだけなのはつらい。座っていれば安全であるが筋肉の衰えも確実に来る。これが電動車いすだと移動ができて離れた場所に行って好きな友人と話すことができる。これは生きている社会を広げる。部屋から野外に。この時期なら夕暮れ時の青空と夕焼けの白い雲がオレンジ色になっていくグラデーションはまことに美しい。友に会うのにもうネットでテレビ電話ができる時代になった。これもまた生きている社会を広げ人をつなげてくれる。この二つの手段を大いに獲得していくべきだと思う。