―久しぶりに訪問した母校ー


 東部特別支援学校が建て替えて大きくしていると聞き、アポを取って見学させていただきました。もう旧校舎には入れず、新校舎の昇降口から受付,事務室を通ってお邪魔しました。教頭先生に案内していただき、まず目に入ったのは校舎の幅くらいはある自走の子らが昇り降りするためのスロープ階段。校舎は廊下をロの字を書くような形で形作られ、その廊下は1辺が100メートル以上あり、車椅子がすれ違っても安全なように幅の広いものになっています。中庭は土色のようですが土はないとのことでした。小学部、中学部、高等部が入って、教科、生活、自立に分かれてみんな児童・生徒たちはがんばっていました。非常の時には廊下を開け放し自動車が入れるようになっていると聞き大変驚きました。ストレッチャーが乗る広さのエレベーターが2基ありました。現在、大きくなっていく校舎、困ったことに土地がなくなり、園芸・菜園ができなくなったとのことです。最後に校長先生に呼ばれ、怒られるかと思いましたが、私の卒業年度から文集の中に私文章を探してくださっていました。それは「東部分校」から「静岡養護学校」のみなさんに宛てて「伊豆療護園の食堂で勉強している」という小学生の頃に書いた手紙でした。




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