人間の筋肉は努力しないで放っておくと屈曲つまり関節が曲がるようになるそうだ。電動車椅子はジョイスティック・レバーを行きたい方向に倒すとその方向に進む。それで速さがもっと速ければ良いと思うが、そうでもない。今日本で走れる最高速度が時速6�q、一秒間に166�pとなる。4.5�q中速にすると一秒間に125�p進む。さてだんだん体幹の筋力が低下してくると後ろのシートにうまく背筋を伸ばして座っていられなくなる。レバーを握る腕のひじも曲がってくる。速度を最高にセットした場合、ゼロからいっきょに6�qまで上がるので上半身は後ろに下がりレバーからはなれる。それではなれて急にブレーキが利いて止まるので身体は前のめりになってレバーを前に倒すから前進する、身体は後ろに行く、レバーははなれる。まるでカヌーをこぐ時のように身体が前後に揺らされる状態になり大変。最近はこのように振り回されないように登り坂は注意深く中速で走ることにしている。全身の、また殊に肩から指先までのストレッチは大切だな。