「初ガツオ」


 「目には青葉 山ほととぎす 初がつお」は江戸時代の句ですが、昔から初物は好まれ、現代の私たちの感性にも根付いています。
 カツオは初夏(5〜6月)と秋(9〜10月)の年2回に渡り旬の時期がありますが、この時期の初ガツオは秋の戻りカツオに比べて脂肪分が少なく、さっぱりと頂ける事が最大の特徴です。日本では縄文時代より食されていたとの記録もあり、その歴史も古く、高タンパクで低脂肪のヘルシーな食材ははるか昔から重宝されていたと考えられます。
様々な栄養素が明らかになったのは現代になってからですが、まずおなじみの成分DHA・EPA。またビタミンB群やDも豊富に含み、血合いの部分にはビタミンAと、海のレバーといって良い程の栄養価の高い食材です。またタウリンも豊富に含まれているので、これから気温の上昇と共に、さっぱりヘルシーにスタミナをつけていきたいですね!


「コラム・エッセー」へ