初の幼稚園の運動会見学


 甥の長女が幼稚園に入り、人生初の運動会。わたしも見学しに行くことにしまた。入園の経験のないわたしには幼稚園は、新世界で想像以上のものでした。年長さん組、中組、年少さん組の園児たちが整然と先生の指示のもと、入場したり、退場したり、整然とした行動に感銘しました。「おむすびころりん」の童話に見立てた個人競走、「桃太郎」に見立てた障害物競走、そして特に、「浦島太郎」に見立てた親子競走では、親が亀、子が浦島太郎になって、走って行って、親が四つん這いで子を背中に乗せてマットの上を進み、そのあと親子で走って標識の棒をターンしてゴールするというものでした。甥の背中にまたがる姿、全くわんぱくで素早く、またその後の走りは、甥が長女の腕を持って宙を舞って持っていく始末で、我が家のやり方をまざまざと見せられました。もちろん、あとから、「走ってくださいね?」の注意のアナウンス。園児たちのにぎやかな声が秋の空に響く半日でした。



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