「夏の日照不足?


 今年の夏は日照不足で、米の生育がじゅうぶんではないのではないかと心配されています。今から24年前、1993年にも夏に日照不足で米不足が起こり、米屋に米が少なく、高値で販売されていたことを思い出します。農家をやっている親戚に聞いても米がないと言われたように思います。どこでもこういう状態でしたから、タイ米など外国米の輸入が大量に行われ、細長いパラパラした種類のお米のおいしい食べ方を特集するテレビ番組がそこここに放映されていたように思います。なくなる時には、こんなにもなくなるものかと驚いたものでした。飢餓で飢え死にしないように栄養を身体に蓄えておく遺伝子があるといいますが、社会的にそのようなシステムが働くのでしょうか? それで、米不足が収まると、もとどうりになるのも劇的でした。今年はあのような騒動が起きないように祈るばかりです。


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