「ある重度障害者のつぶやき」


自分だけで暮らす、そんなことはできません。普通の人だってそうですもの。今は、母に多くを頼っていますが、一日、朝の外出の準備をして、総合病院の売店でコーヒーとパンで朝食を食べて、その足でディサービス、あるいは日中一時支援に行き、昼食を食べ、帰りに接骨院など寄って、買い物をして、夕食など備え、家でヘルパーさんに風呂、寝る支度してもらい、ときには移動支援で遊びに行き、ときにはショートステイを利用し、こうして、施設に入らず、地域で生活する、そんな身体障害者でありたいと思う。でもね、ヘルパーさんがいない時に失敗して家の中は尿だらけ、片付かない部屋、落ちたものは落ちたま……。。そんな生活も嫌だなと思うのです。でね、そうなるとシフトが敷いてある施設もいいかなと思う。でも、どっちがいいかな。やはり、家での介護の充実を考えていかなければいけないかな。でも、ずーっと、ヘルパーさんが付いていてくれるだけの時間数はもらえそうもないし、ずーっと、ヘルパーさんといるのもしんどいしな。ピン・ポイントで助けてほしいのだよね。ほんじゃ、やっぱり、利用者はうまいマネージャーになるべきだよな。賢い利用者にならないとね。
 


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