「誤飲防止、嚥下障害防止のため、抜歯!(涙)」


 2本、歯を抜きました。母も、妹も、「歯は残してね、健康でいたいなら歯があるのは大切。入れ歯にしたら大変よ!」と歯科の医師に手紙を書いてくれたり、付添についてきてくれたりしました。歯を抜くことに関して医師は、「それは逆です! もうここまでになっているとここから他に感染をしてしまうので、よくありません」とのこと。その問題の歯に何回も何回も強力ボンドで義歯を付けたり、土台を付け、その上に義歯を付けたりして、年に一度は取れてしまい修理していたものでした。昔の歯科医者は歯が痛むと最終的に抜いてしまっていたので、下の両方の奥歯はもはやなく、上の歯が降りてきていて、歯を噛むと板ガムくらいのスペースしかないのです。今回歯を抜いたのは、これらの歯の状態を入れ歯にせず、残りの歯を使い、ビルドアップしようという大作戦の序盤なのです。つまり、歯のなくなったおじいさんみたいなふがふが顔にならないようにしてくれるわけです。誤飲防止、嚥下障害防止に挑んでいくのです。歯を抜く手術中、麻酔をしていたので、本人より額に汗する先生の方が大変だと思いました。


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