 伊豆・韮山の反射炉が世界遺産に登録されたのはすごいですが、その反射炉を設置した３６代目江川太郎左衛門(代々が太郎左衛門を名乗った)の屋敷、江川邸もすごい。大和将軍を称しているから奈良の出身。それから伊豆に移住し、源頼朝と共に挙兵しているというから平安末期から800年以上、38代続く家柄。北条氏、秀吉、家康と仕えて、江戸幕府の代官になった。源平合戦と江戸末期の黒船来航を同じ家系が経験していることが驚き。 NHK大河ドラマ「篤姫」に出てくるような行列を整える広い場所があったり、屋敷の中から見ると、かごが出立する大きな出口があります(実際、「篤姫」のロケが江川邸で行われた)。 母屋は150坪、そのうち土間50坪、関ガ原の戦いの頃に建てられ地震で倒れたことがないという。まあ、もう歴史好きにはたまらない代官所！ 秋の名所・名跡巡りにどうでしょう！  |
「コラム・エッセー」へ