「昭和からの番組―「笑点」」


 「大喜利」、「座布団一枚」、「座布団運び」などの言葉を流行らせ、寄席を茶の間に持ってきたような「笑点」は、昭和41年11月5日に始まってもう50年になる。「笑点」の名付け親は、初代司会者、立川談志。その頃のベストセラー小説のドラマ化された、「氷点」にあやかりたいという願いから付けられた。歴代司会者は、2代目、前田武彦、3代目、三波伸介、4代目、先代三遊亭圓楽、そして現在の桂歌丸になる。「笑点のテーマ」の、「チャンチャカチャカチャカ、チャンチャン」というおなじみのフレーズは現在では、「笑点」の代名詞となっている。効果音係が、効果音の一つとして使用していたクラクションの操作ミスにより、最後の部分に妙な音調で「パフ」という音を入れてしまった。しかし、これが好評だったのでそのまま採用された。



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