「受け入れれば最強」



「受け容れて随順した瞬間から、自然な反応そのものに強靭な意志がこもるんや。それだけが揺るぎない主体性とちゃうか」。中国の荘子を扱った番組の一部です。これを聴いて、思ったのは、障害受容という言葉です。健康だった人が障がいを受けて、立ち直ろうとするとき、これが一番大事だと聞いていましたし、現にそう思っています。健康だった人がすでに失われた能力をあるがのようにしようとしても、不可能です。どこに自分の100パーセントを置くかで生き方が変わってきます。失われたものを差し引いてたとえば50パーセントになったとすると、これを悲しんで、そのまま100パーセントを望んでも、本当に悲しいだけです。でも、このままの状態をまず受け入れて、自分の持っているもの全てで回復に力を注ぐならば、現実的であり、主体的に力強く歩んでいけるのです。


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