「暑い夏の一日に……」


 暑い日が続き、セミの声が賑やかな頃になると、終戦の日、皇居前で玉音(天皇の声」放送を正座して聴く国民の映像が眼に浮かびます。今年は終戦70周年ということで特に盛り上がっているようです。江戸時代が終わってから、日本が外国と戦争をしたのは日清戦争、日露戦争、第一次世界戦争、第二次世界戦争の4回でした。この間が45年間(1894-1939)、最後の戦争が終わる1945年まで約50年間、日本は本当に戦争に明け暮れていたと言えます。戦争が終わって、今まで、世界では、本当にさまざまな戦争・紛争が起こったのを見てきました。でも、日本は戦争をしなかったこと、平和だったことを国際社会に誇れると思います。日本国憲法前文には、「……再び戦争の惨禍が起ることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し……」とあります。この戦争のない状態が、変化する国際情勢があっても、これからも続くよう切に願いたいものです。



「コラム・エッセー」へ