部屋の隅から煙が入ってくるのを見ても、それがたとえ火事のものとしても、人は逃げようとはしません。その煙は何なのか確認しに行きます。それで、逃げ遅れることがあります。人には、「物事は変わらない」という意識があるそうです。それを、「正常性バイアス」と言います。日常生活で少しのことでもあわてていてはいれば、これは大変です。しかし、災害時にこれが働くと、「地震は来たけど、津波は 大丈夫だ」と考えてしまいがちです。正常性バイアスを乗り越えて、行動に出られるようにするには、日ごろの訓練をしているか、していないかで変わってきます。
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