「時代のせいだけにしないで」


 庭先に薄い紫のコスモスが咲いているのに、外へ出てみると、まだ真夏のような日差しが照りつけていて小学生など半袖です。今年の夏はものすごく暑かったので、わたしはあまり外出はせず、最小限の行動しかしなかったように思います。腕が毎年日焼けしてしまいますが、今年はそのようにはなりませんでした。以前は、「異常気象」という言葉が使われていましたが、こうなると毎日が、「異常」に感じ、それが、「日常」になってしまったのでしょうか。確かに生活も変わりました。バブル期の無駄使いとはまたちがい、電気製品や車の数の増加、またその利用回数の増加に代表されるエネルギーの消費に、エコ努力がなされているとはいえ、わたしたち一人ひとりが注意していかなくてはなりません。わたしたちを生かしているものがなんなのか、本当に真剣に考え、行動していかなくてはならないように思います。


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