「中尊寺と黄金の国「ジパング」」


 「夏草や つわものどもが 夢の跡」。奥州藤原三代ゆかりの寺、義経との戦いで、鎌倉軍も破壊せずにおいた中尊寺が2011年6月25日に世界文化遺産に登録された。この中尊寺が日本を黄金の国として世界の冒険家の血を湧き立たせた要因であった。マルコ・ポーロが中国で聞いて東方見聞録に書き、日本を紹介して、「独立した島国で、莫大な金を産出し、宮殿や民家は黄金でできているなど、財宝に溢れている」としている。この黄金・財宝が中尊寺のことであった。イタリアまでシルクロードで帰った彼は、スペイン女王の援助を得てアメリカ大陸を発見したコロンブスに影響を与えた。やはりコロンブスの動機は財宝を得ることであった。ネットで瞬時に世界の出来事が知れる今日とは違い、人の足で何世紀もかかって伝えられた世界史に大いに関係した日本の、いや世界の宝なのである。

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