「こんな昭和知ってる?-アニメ」


 初期の代表作は、昭和38年の「鉄腕アトム」でした。ディズニーのアニメが毎秒24枚の絵を使うのに対して、アトムは毎秒3枚で、さらに同じようなシーンでは使い回しをしていました。オープニングで地面に着地してスポットライトを浴びるシーンは、原作者の手塚治虫がファンだった宝塚劇団の影響を受けていたに違いありません。提供は明治製菓でした。同じ年アニメ化された横山光輝の「鉄人28号」は、テーマソングの最後に、「グリコ、グリコ、グーリーコー」と合唱が付きました。「ジャングル大帝レオ」も、「サンヨーォー電機」というフレーズが付きました。いずれも静岡では、民放は静岡放送一社しかなく、夕方の時間帯に遅れて放送されていました。

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