「人生はいつもスタートライン」

 
今年も学年を一つ上がり、あるいは学校を卒業して新しい上の学部や、社会の新しい環境に移っていく人がいることでしょう。まだなれしたしんだ教室、学友たちに少し後ろ髪を引かれる思いが残っているかもしれません。この春というのは、別れと出会いの時です。いそがしくもあり、少しセンチメンタルにおちいることもあるでしょう。別れという点では、さみしさは禁じ得ません。よい思い出を胸にしまっておきましょう。それは人生を豊かにしてくれます。いいことも、いやだなと思うこともこれから起こるかもしれません。自分を見失うこともあるでしょう。そんな時、自分の原点はなんだったのか思い起こしてくれるのが、思い出です。自分は何をしたかったのか、何になりたかったのか、そこに詰まっています。そしてまた自分を見出したなら、立ち上がって、進んでいきましょう。どんな大きな山が目の前に進路を阻んでも一歩踏み出せば、また一歩、また一歩と山を制覇していけます。だから、いくつになっても、人生はいつもスタートラインなのです。

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