「和文タイプからワープロ、パソコンへ」


 今なら、文書を印字するのにパソコンを使い、文字の大きさ、飾り付け、フォントの変更など簡単にできるようになった。しかし、以前は和文タイプが印字する機械であった。1000文字くらいの活字版を左右上下゛にスライドさせて紙に打ち付けていた。活字は逆さの文字で、文字の間隔、余白の設定などすべて手作業であった。文字の大きさを変える時は文字盤を全部取り替えなければならなかった。1978(昭和53)年、東芝が初の日本語ワードプロセッサJW-10を発表する。価格は630万円であった。パソコンは、Windows95の後に、「Word」が独占的になった。和文タイプはもちろん、ワープロも見なくなった。

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