自力で生きていますか?

 

 これは、ネットで見つけたある身体障害者の言葉です。いまは、他人の力を借りて生きるというのがふつうの考えで、そのことによってQOL(生活の質)の向上を図れるというものが主流になっているように思います。しかし、気付いてみると障害者は、自力で生きることに貪欲ではなくなってきたとは言えないでしょうか。この社会で生きていて、ごくふつうに労働をする、好きな人を見つける、結婚をする、子を授かる、子育てをする、老いて孫の顔を見る、そんな生活を勝ち得ようと、駅の改札口で介護のボランティアをつのっていた全時間介護の必要な人たちがビラを配っていた時代は過ぎていきました。もう一度あの開拓者のような気持ちを持って、自分の周囲を見つめ、行動していかなければならないのではないでしょうか。



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