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お筝に出会ったのは8歳のとき。
初めて見たし、初めて音色も聞いた。
本当にきれいだと思った。
思わず「弾いてみたい。」と、言っていた。
最初から、素晴らしい師匠と出会ったおかげで、
今も続けている。
受験や体調不良等、お休みしたことも多々あったが、
何か欠けているような気分になり復帰する。
結婚、出産、育児のため、自分の時間がとれずにい
たが、10年のブランク(時々、舞台にも出ていたが)を
経て、また復帰した。
今では、私の人生においてなくてはならないものにな
っている。
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小さい頃から、家の中では三味線(細竿)や和太鼓の音がなっていた。
父と母がやっていたからだ。
ある日、母が
「子供のうちに、おば あちゃんになっても続けられるものを習得するといいよ。」
と言った。
その時はよくわからなかったが、今はよくわかる。
母は大人になってから始めたので、そう思ったのだろう。一生続けられるものに小さい頃から出会ったことは、本当に良かったと思う。
長い間、私の習得のためにお金を出し、応援してくれた両親に感謝している。
私が弾くのは、お筝と合わせる地唄三味線(中竿)。民謡三味線より、本体もバチも大きい。音色はしっとりしている。 |
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お筝というと、古典的なイメージが強いだろう。
確かに古曲を中心に練習してきたが、今の時代の流れに合わせて、エレクトーンとのコラボレーションに挑戦し、すみや主催のコンクールに参加してみた。
女子十二楽坊の「世界にひとつだけの花(アジア風)」をエレクトーンとお筝のアンサンブルにし、息子と私で、「母子二楽坊」(笑)の名で出演。
息子は、和楽器と合わせるのは初めてだったので、感覚をつかむまでは、苦労した。
私も楽譜を書くことから、弦の種類や張り方まで洋楽器に合うように、気を使った。(お筝とエレクトーンの先生のアドバイスを頂きながら。ありがとうございました。)
苦労した甲斐あって、奨励賞を受賞。
親子で達成感を味わうことができて、良い思い出になった。
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