鷲神社のスギ

上野原市

2023.6.25

上野原市棡原用竹にある鷲神社に向かう。県道33号線を鶴川右岸に沿って北上すると用竹バス停付近に鷲神社の守が見える。境内を構成するのは、殆ど2m台のスギであるが、中に1本だけ太いスギが、神楽殿の真後ろに立っている。幹の根元付近に空洞が見られるが、樹勢は悪くない。

鶴島のムクノキ

上野原市鶴川に向かう。旧甲州街道鶴川宿は、上野原市役所の西1㎞のところにある。国道20号線から県道30号(旧甲州街道)に入り、桂川支流の鶴川を渡ると、道路沿いに大ケヤキが立っている。鶴川宿の入り口に位置する。根元には祠が祀られ、石仏、石塔が並んでいる。裏にまわると、大きな洞ができていて、金網が被せられていた。

鶴川のケヤキ

宝勝寺のスギ

山ノ神の大モミ

上野原市棡原に向かう。新屋集落東端にモミの木が立つ。集落を貫く旧道沿いに案内標識が出ている。細い道だったので、手前の道に車を止め、→に従って、あがっていくと、突き当りの家にお婆さんがいて、「その道を進むとある」。と教えてくれた。暫く山道を歩くと、根元が抉られ空洞ができたモミが立っている。案内板によると、壁土や道路補修用に掘り出されたらしい。周囲を灌木に囲まれ、全体像が分からない。

鷲神社のスギ

棡原には鷲神社が二社あり、最初に向かった鷲神には、社殿の前に2本のスギが立っている。

山梨県上野原市犬目にある宝勝寺に向かう。旧甲州街道犬目宿の犬目丸(標高861m)の南麓に位置する。街道から細い道を入ると、法勝寺の山門があり、左手に大きな「犬目慈母観音」が立っている。境内の端に大杉が立っている。慈母観音の横からは富士山が見えるというが、今日は天気が良いのに、見えない。
 葛飾北斎の「富嶽36景」歌川広重の「不二36景」はここからの風景と言われている。 以前、甲州街道を歩いた際にこの寺に立ち寄ったことがある。

上野原市鶴島にある鶴島のムクノキに向かう。周囲は住宅が密集し、道路は狭く、駐車スペースがない。その先の少しの空き地に車を止め、ムクノキに向かう。根が露出し、一部は伐採されている。上部にも空洞があり、説明板によると、たびたびの落雷によるものである。

靏嶋神社のイチョウ

石段を上った先に八幡神社がある。社殿の左奥にモミがあった。2010年には、まだ生きていたようだが、2020年に枯死した。木の周りには剥がれ落ちた樹皮が散らばっていた。樹高25m、目通り幹囲 5.5m、樹齢300年以上の立派なモミだったようだ。

樹高 35m
目通り幹囲 5.2m
樹齢 300年以上
上野原市指定天然記念物

大椚のスギ

上野原市大椚にある観音堂に向かう。境内の石段を上ると吾妻神社がある。中央自動車道談合坂SAの南から高速道と並行する道をたどると、この大杉の前に出る。

スギ
樹高 35m
目通り幹囲 5.3m
樹齢 推定300年以上

牛倉神社のケヤキ、スギ

上野原市上野原新町にある牛倉神社に向かう。中央道上野原ICの北、市街地の一角に牛倉神社がある。市街地の神社にしては、スギ、ケヤキ、イチョウなどの巨木が目につく。大ケヤキは本殿の斜め後方。主幹が真っすぐに直立している。

樹高 30m/30m
目通り幹囲 5.1m/4.2m
樹齢 300年以上

上野原市靏嶋靏島神明社に向かう。靏嶋神明社は県道35号に北面して、石段は県道から直接上り始めるが、鳥居を通り過ぎ右に回り込み、車を止めた。そこから神社への細い道があり、下りていくと社殿に出た。

イチョウは石段の下、両横に立っている。道路から向って右のほうが太い。夫婦イチョウと言いたいところだが、両方とも雌木で、境内には去年の銀杏が散らばっていた。

樹高 32m
目通り幹囲 5.4m
樹齢 300年以上

樹高 26m
目通り幹囲 5.4m
樹齢 300年以上

上野原市野田尻にある八幡神社に向かう。神社の境内にあるモミは2020年に枯れてしまったというが、仁王門に安置されている仁王像があるというので、向った。山道を行くと、橋を渡った先に「棚頭の仁王像」の標識がある。(これより300m)と書かれている。苔むした石の道を歩くと、仁王門が現れ、仁王像が立っている。像高2.3m、トチ材の寄木造りで、上野原市指定文化財になっている。

樹高 16m
目通り幹囲 6.7m
樹齢 300年以上(説明版では700年) 

目通り幹囲 5.8m

樹高 35m
目通り幹囲 5.6m
樹齢 推定300年

樹高 40m
目通り幹囲 5.6m
樹齢 推定300年以上

棚頭のモミ 棚頭の仁王像