H.31.4.13

豊根村のハナノキ

愛知県豊根村坂宇場川宇連神社境内に自生する「ハナノキ」が開花したという新聞記事を見て、豊根村に出かけた。先日花祭りで訪れた布川の先である。国道151号線を北に走ると道の駅「豊根グリーンポート宮島」がある。  モーニングを食べて、自生地の川宇連神社への道を聞く。151号線から左の県道506号線に入る。

川に向かって「尹良親王の銅像」が立つ。南朝の事績の多くは隠滅されたため伝説の親王と呼ばれている。

川宇連神社前には数日前の雪が残っていた。

川宇連神社ハナノキ自生地に着いた。(ハナノキは愛知県の木として指定されている。雌雄異株で、春に赤い小さな花をつける。後醍醐天皇の孫の尹良(ゆきよし)親王が食事をした箸を挿した物が根付いたとの言い伝えがある。) 落ちていた花を見ると、本当に小さな花で高い木の上の花は咲いているのか分からないほどだった。

名倉川沿いのコヒガンザクラの並木道

隣に村営の「グリーンステージ花の木」にも8ヘクタールの敷地に約500本の木が植えられている。満開の木もあったがほとんどはまだ咲いていなかった。

ハナノキは恵那山付近に自生するカエデの一種で、雌雄異株。雌雄で花の時期がずれるため、繁殖が難しい。紅葉がきれいなため公園や街路樹になっているところもある。

コヒガンザクラドヒガンとマメザクラの交配種と考えられるが、高遠城址公園以外には群生が見られない。彼岸頃に咲くのでこの名がある。

507号線を進むと設楽町にはいる。西納庫地区の道の駅「アグリステーション」から名倉川沿いに1.2㎞続く「コヒガンザクラ」の並木がある。例年5日くらいに満開になるということだったが、今年は今が見ごろです。1.2k歩き、桜を満喫しました。コヒガンサクラはピンクがかった白で可愛い花です。

神社には樹高10~30mの老木20本が自生している。

碁盤石 (尹良親王が碁を打った石で、5月の祭礼に際に箱の石に注連縄を張って神事を行う。)