設楽町 豊邦のアカガシ

2020.7.12

新東名新城ICを出て、国道151号線~国道257号線~国道420号線を豊川方面に向かう。。林道落目豊邦線に入り、500m~600m上がった所で左にカーブする。そのカーブの右斜面下方にアカガシが立っている。入り口に「豊邦のアカガシ」の標識がある。登山靴に履き替え、慎重に斜面を下りていく。(設楽町豊邦字豊詰

樹高 18m
目通り幹囲 11.5m
樹齢 400年以上

以前立ち寄った田峯観音に参拝し、宇連ダムに向かう。

ブナ科のアカガシは関東以南の温暖な山地に生育する常緑高木である。主幹はすでに朽ちて崩壊し、四方に張り出す現在の幹は、主幹の根に近い部分から分岐している。隆起した太い根元と四方に張り出す長大な幹が形成する雄大で荘厳な姿は、長い歳月により形成されたと推定される。麓の神社のご神木であったとみられる。

周囲はヒノキの人工林になっていて、その中に巨大なカシの木が立っている。平成27年に愛知県天然記念物に指定された。 笠井島集落の豊原神社から100mほど登り切った尾根に立つ大木である。江戸時代文化12年(1815)の村絵図にクラカシと記載されている古木である。

宇連ダムは愛知県新城市にある豊川水系の宇連川に設置されたダムである。1958年に完成し、せき止められた人造湖は蓬莱湖と名付けられた。湖は水をたたえ、一部は放水されていた。 JR飯田線・三河川合駅に立ち寄る。無人の駅であった。

今日はコロナのために鍵がしまっていて、ダムの上を歩くことはできなかった。

倒れたままの幹が横たわり、苔むしてキノコが生えていた。斜面にとりつくように生えているため、周囲を一周することはできない。