2022.5.15
深谷八柱神社のスギ
愛知県北設楽郡東栄町三輪字上深谷に向かう。JR飯田線東栄駅から、国道151号線を北上する。東栄橋で深谷川を渡り、すぐに、長泉寺の手前で左折する。谷奥に向かって進むと、深谷集落に出る。深谷公民館の前で、集落の人たちが、掃除をしていた。八柱神社の場所を聞くと、すぐ右手の茶畑の向こうにあると教えてくれた。車を公民館に置かせてもらい、神社に向かう。大杉は社殿の石段の登り口に立っている。石段を抱え込むような姿で立っている。
新城市門屋字若宮に向かう。鳳来寺山パークウェイに接続する県道389号線から鳳来寺の方に行かず左に曲がっていくと1軒の家があり、その先で細い道を左に入ると、若宮社がある。(間違えて鳳来寺山に行ってしまい、知っている方に道を教えてもらった。)大杉は本殿の真後ろに立っている。
新城市作手清岳にある文殊山城跡に向かう。国道301号道の駅「つくで手作り村」から北西に見える山の上に戦国時代の砦跡があり、文殊山城跡と呼ばれる。標高は661mだが、道の駅が530mあるので、それほど高い山ではない。山頂まで車で行けるが道が悪いと2014年の文献には書いてあったが、今はよく整備され、山頂まで無事に行くことができた。城址は公園のように整備され、丸太の展望櫓もある。ブナは、地上2mほどで、多数幹に分かれている。
新城市作手清岳字宮山にある古宮(白鳥神社)に向かう。場所が分からず、苦労したがこの辺りには白鳥神社が沢山あり、区別するため「古宮」と呼ばれている。裏山は武田信玄が築城した古城址で、「古宮城址」と呼ばれている。今日も,城を見に来たという方がいたが、ヒノキには興味がない様子だった。神社の境内の山道入り口にヒノキの案内表示があり、ヒノキは城址の土塁の上に立っている。2幹に分かれ、1本が失われて蓋が被せられ、その分かれ目から下に根が伸びている。
北設楽郡設楽町田峯字二社所にある白鳥神社に向かう。田峯のほぼ中央、町立田峯小学校の西に白鳥神社がある。表参道は南に面していて、長い石段を上らなければいけないが、道を教えてくれた方が、上から行ける道を教えてくれた。御神木の大杉は社殿の左後方に立っている。側に寄り添うもう1本の木は、ヒノキで、杉に面した枝が払われ、上の方は2本で1本のように見える。
北設楽郡東栄町振草粟代に向かう。桜平で国道151号と別れ、大千瀬川に沿って県道431号を走る。稲目方面への分岐で、茶刈りをしていた方達に杉の場所を聞くと、軽トラで茶を運ぶので、付いてくるように言われた。一軒のお宅の前に案内された。その家を訪ねると、杉はその家の持ち物だった。ヒルが出るからと、虫よけスプレーを持たされ、こわごわ杉に近づく。茶畑の上に、林の縁に沿って歩くと、鹿の糞が沢山あり、ヒルもいた。
田峯白鳥神社の大杉
樹高 60m
目通り幹囲 5.9m
樹齢 推定300年以上
樹高 不明
目通り幹囲 4.9m
樹齢 推定400年以上
古宮の大ヒノキ
樹高 35m
目通り幹囲 5.1m
樹齢 不明
若宮社の杉
粟代のスギ
樹高 43m
目通り幹囲 5.6m
樹齢 伝承700年
鳳来町指定天然記念物
道路から見える杉は、背の高い元気な杉で、2本の合体木である。目通り幹囲 6.1m、推定樹齢200~299年である。その10mほど上にある杉の根元には小さな祠が祀られていた。帰りにそのお宅に寄り、スプレーを返すと、祠は自分たちが祀ったとご主人が話してくれた。
文殊山城跡のブナ
樹高29m
目通り幹囲 5.9m
樹齢 推定300年以上
樹高 40m
目通り幹囲 5.5m
樹齢 不明