樹高 20m
目通り幹囲 2.7m
樹齢 170年
諏訪市指定天然記念物
2023.5.28
長円寺のカヤノキ
諏訪大社上社本宮の西端の細い道を上ると中腹に「大国主命社」がある。古木とともに「カヤノキサマ」と呼ばれてきた。社殿の前にある東のカヤは樹齢370年、社殿の後に立つ西のカヤは樹齢170年。カヤは雌雄異株であるが、この2本はともに雌株である。大国主命社は昔は御社宮司社だったようだ。
長野県茅野市玉川穴山の長円寺に向かう。5月の最終日曜日に秘仏などを公開するイベントがこの地域で行われていて、この寺でも薬師堂の薬師如来像が公開されていた。これを目当てに、人々が訪れていた。墓地に向かう途中にトチノキが立っている。丁度沢山の花をつけていた。
樹高 20m
目通り幹囲 4.9m
樹齢 380年
諏訪市指定天然記念物
五本杉
茅野市湖東笹原に向かう。県道191号線沿いに、笹原公民館前の広場にシダレヤナギが立っている。「笹原学校に通う子供が授業料が払えず、代わりに柳の苗を持ってきて植えた。」と案内板に書かれていた。枝が切られて寂しくなってしまっている。この地区には多くの蔵が残っているそうで、隣にも石倉があった。
笹原のシダレヤナギ
茅野市湖東中村に向かう。東平から上菅沢に向かう道沿いにこの松が立っている。松は小さな塚の上の立つ。この辺りの字は富士塚という。昔冨士講が盛んな頃、村人がこの松の下で行者送迎の宴を開いたと案内板にあった。松は地上2mで2幹に分かれているので、「二本松」の名はそこからつけられたと思われる。
山門をくぐって境内に入ると、本堂の前に「モクゲンジ」が立っている。モクゲンジは栴檀葉の菩提樹と呼ばれ、種子を数珠にするので、寺院に植えられることが多い。黄色の花を大量につけるため、「黄金の雨の木」という英名がある。花が終わると、大量の実が提灯のようにぶら下がり、丸く、黒い実が現れる。実は5~6mm。花は6~7月なので、残念ながら見ることはできなかった。
第六天のケヤキの傍にもう1本ケヤキがあり、「御社宮司社」と書かれていた。御社宮司社とは、民間信仰で祀られる神(精霊)のことで、石神信仰や塞の神や道祖神もそうである。
樹高 20m
目通り幹囲 7.6m
樹齢 600年
諏訪市指定天然記念物
諏訪市中州中金子にある第六天のケヤキに向かう。近くまで来て、あの木がそうだと分かったが、そこに行く道が分からず、近所の庭に車を止めさせてもらい、細い道を通って宮川の堤防に出た。草むらを歩いてケヤキに近ずく。根元に小さな祠があり、これが第六天らしい。
中金子第六天のケヤキ
樹高 30m
目通り幹囲 5.7m
樹齢 380年
諏訪市指定天然記念物
諏訪市中州神宮寺に向かう。先週訪れた諏訪大社上社の西側駐車場から大社上社の鳥居の左の坂を上ると「法華寺山門」がある。その前を通り、細い道を上がっていくと、神宮寺跡に五本スギが立っている。五本スギの辺りには、明治の廃仏毀釈まで、普賢堂、五重塔、不動堂等の堂塔が建ち並んでいた。1本は落雷により失われ、今は4本スギになっている。一番奥の杉が一番太い。
樹高 20m
目通り幹囲 4.2m
樹齢 100~199年
茅野市指定天然記念物
茅野市湖東須賀平にある白山社に向かう。県道191号線沿いに柏の木立つというが、探しても見つからない。近所の方に聞くと昨年切られたということだった。道の斜面にそれらしい痕跡があるが、目通り幹囲4.3mの木の切り株にしては小さいので、斜面は整地されてしまったと思われる。
白山社の大柏樹
樹高 15m
目通り幹囲 3.9m
樹齢 300年
茅野市天然記念物
中村の二本松
樹高 10m
目通り幹囲 2.0m
樹齢 160~170年
墓地の奥に「なんじゃもんじゃの木が満開」の案内を見て、奥に進むと、白い花をつけた木が立っている。ヒトツバタゴの木で、なんの木か分からないということで、なんじゃもんじやと言われた。絶滅危惧種になっている。
樹高 20m
目通り幹囲 5.0m
樹齢 200~299年
宮之脇のカヤ
長円寺のモクゲンジ