2023.5.21

茅野市 諏訪市 1

茅野市ちの横内にある達屋酢蔵神社に向かう。達屋社と酢蔵社の2社が合祀された神社である。大ケヤキは社殿の裏手にある。幹の反対側は落雷にあったのか、黒く焼け空洞になっている。隣に住む方が出て来て、いろいろと説明をしてくれた。

唐笠松

茅野市宮川坂室にある酒室神社に向かう。宮川右岸、国道20号の坂室信号から東に入ってすぐ、国道とJR中央線の間に酒室神社が鎮座する。ここは御射山(みさやま)祭りに際に濁酒を作り、山の神に捧げる前夜祭を行った地である。大ケヤキは社殿の右奥に立っている。以前、甲州街道を歩いた時にこの神社に立ち寄っている。前の道は甲州街道である。

長野県茅野市宮川高部に向かう。国道152号線から諏訪大社上社の向かうと、「高部」信号の手前に「からかさ松」案内標識が出ている。黒馬沢川に沿って1kmほど遡る。新しく赤く塗られた鉄橋があり、そこに車を止めて、山道を800mほど歩く。送電線のむこうにからかさ松が見えた。案内板によると1本の幹で立ち上がり、地上70cmで2幹に分かれている。私たちが行った時は、草が刈られ、小高い塚の上に立っているように見えた。付近には満開の山つつじが数本あり、柵もなく、根元まで行くことができた。

茅野市泉野中道にある神明宮に向かう。茅野市の中心部から県道188号線を6kmほど東進すると中道集落がある。というが、中道集落に行きつけず、うろうろする。道を聞いて、また戻り、集落に入ると神明宮があった。サワラは社殿裏手右側に立っている。地上80cmで2幹に分かれている。2本が合着しているように見えるが、合わさってはいない。幹の下のほうまで葉を伸ばし樹勢は良い。

不動堂と不動明王

達屋酢蔵神社のケヤキ

千本欅」と呼ばれるかってのけやきの古木が保存されている。主幹は途中でなくなり、大きな屋根と庇が二段に被せられている。幹周は9m位。かっては県天然記念物に指定されていたが、落雷や失火により昭和49年に伐採された。根元に欅の子供が育っている。

茅野市ちのにある葛井神社に向かう。温泉施設・温水プールを備えた「アクアランド茅野」の南隣にある。境内には「葛井の清池」があり、元々は社殿もなく、池そのものが御神体とされてきた。社殿が建立されたのは明治以降になる。毎年大みそかに「御手幣送りの神事」が行われる。一年、神事で手向けられた諏訪大社上社の供物である幣や榊、柳の枝、柏の葉などを葛井神社に運び、虎の刻に葛井の池に投げ入れる神事である。すると卯の刻に遠州のサナギの池に浮かび上がると伝えられている。

葛井神社の千本欅

樹高 20m
目通り幹囲 5.3m
樹齢 推定200~299年

茅野市ちの上原にある上原御社宮司社(みしゃぐじ)に向かう。国道20号の南、ダイヤ精工のすぐ南にあるというが、入り口が分からない。結局ダイヤ精工の敷地に入らせてもらい、神社にたどり着いた。鳥居があり参道らしき道が国道から伸びているが、草に覆われ歩くことはできないと思われた。小さな祠の左にケヤキが立っている。幹には空洞があるが、立派な木でした。
 ミシャグジ神とは、諏訪の土着神で、縄文時代から祀られてきた。ミシャグジ神は洩矢神(もりやのかみ)の後裔、神長官、守矢邸の一画に祀られていたことから「モリヤの神」ともいう。

上原御社宮司社のケヤキ

清池の池畔には、の巨木が立っている。主幹は地上5mで折れ無くなっているが、幹周4mをこす巨木である。

樹高 30m
目通り幹囲 5.5m
樹齢 不明

境内には、ケヤキの手前に大きなトチノキが立っている。白い花が満開だった。

樹高 22m
目通り幹囲 7.2m
樹齢 500年
茅野市指定天然記念物

樹高 10m
目通り幹囲 6.4m
樹齢 350年
茅野市指定天然記念物

樹高 20m
目通り幹囲 5.4m
樹齢 350年
茅野市指定天然記念物

中道の神明宮のサワラ

酒室神社のケヤキ