2024.4.18~19

樹高 20m
目通り幹囲 3.6m
樹齢 200年
エドヒガン
茅野市指定天然記念物

さっき迷った時にこの桜の傍を通ったので、その場所にまた行く。河岸段丘の畑地下に立つ。草地に立ち、周囲が開けているので日当たりが良い。管理されていないのかヤドリギが沢山ついている。傍にはこの地の開墾記念の碑が立っている。

長野県木曽郡木祖村菅に向かう。国道19号からきさらぎの道に入る。十王堂の土手の斜面にエドヒガンの木が立つ。御堂と村道を覆うように大枝を伸ばす。御堂の周囲には44基の石像物があり、正徳4年(1714)の命を刻むものがあることからその頃植栽されたものと推測される。

樹高 17m
目通り幹囲 4.2m
樹齢 数百年
木祖村指定天然記念物

いつも木を見に行くと、昼食、夕食を食べそこなうことが多いが、今日は昼は「高遠そば」夕食は伊那名物「ソースカツ丼」を食べられた。高遠そばは、焼味噌を汁で伸ばし食べる。ソースカツ丼は、ヒレカツ130gを食べた。

2日目

菅のエドヒガン

樹高 18m
目通り幹囲 10m
樹齢 1000年
長野県指定天然記念物

中曽根のエドヒガン(権現桜)

茅野市 伊那市 木曽町

県道26号を南下し、GS手前を林道に入ると左手にしだれ桜の巨木が見える。根元から6本に分かれ、幹が放射状に伸び、細い枝が曲がりくねり、その先に花をつけている。空が暗いので、桜の花が良く見えない。木の周囲には最近落ちたのか大小の枝が朽ちて散乱していた。

上伊那郡箕輪町中曽根に向かう。細い道に入るところに看板が出ていた。その奥の広場にエドヒガンの老桜が立つ。地上1.5mで左右に分かれ、花の咲く時期も僅かに違い、2本の桜の木が癒着したものと言われている。樹下には熊野三社外権現が祀られていることから「権現桜」とも言われる。幹は空洞化しているが、樹勢は旺盛で沢山の花をつけている。

高遠から杖突峠に向かう国道153号沿いの水上集落の熊野神社入り口に立つ老桜である。上段、下段と2段に見える見事な枝垂れ桜である。2013年撮影時にくらべて、上段の枝が減っているように見える。

長野県茅野市玉川北久保にある古御堂に向かう。古くはこの辺りは、諏訪神社の神領だったらしい。古御堂も大祝(おおほうり)諏訪頼啓の位牌を安置するお堂だったようだ。この桜も諏訪頼啓のお手植と伝えられる。命日には村人が集まって回向し、寒天を食べる「寒天祭り」がある。枝垂桜は最近幹の下の方から出ていた大きな枝を失った。石段を上ると御堂があり、その横に大祝の像が立っている。

古御堂の枝垂桜

樹高 15m
目通り幹囲 4.6m
樹齢 不明

鳳泉寺の西側100m程の墓地入り口に立つしだれ桜。寺の墓地ではなく、溝ノ元地区が管理する墓地だという。2本のしだれ桜が立つが、1本は満開、もう1本は散り始めていた。左側は上部の枝が枯れている。

樹高 12m
目通り幹囲 5.5m
樹齢 推定150年
伊那市指定天然記念物

伊那市富県北新区今泉にある薬師堂は、国道361号を東に向かう。境内に江戸彼岸のシダレザクラが立っている。樹勢はかなり衰弱していて、枝を失い今は3本だけになっている。今泉薬師堂は眼病に霊験があると言われ、願いかなって快癒したものは小石に穴をあけて奉納する習慣があった。

伊那市高遠町勝間にある勝間薬師堂に向かう。国道152号沿いに駐車場があったようだが、見逃し、薬師堂に向かって上ってしまった。集落内には進入禁止の標識が出ていた。薬師堂を囲むように3本のしだれ桜が満開だった。観光客が数人訪れていたが、満開時の土日は混んだだろうと思う。樹齢140年。

茅野市豊平下菅沢に向かう。ナビはこの桜が立つ下の道に着き石垣につけられた階段を上がると桜が見えた。墓地の中に立っている。長野県では個人の墓地がいたるところにあり、その目印として桜が植えられることが多い。この墓地のシンボルもエドヒガンシダレザクラである。

樹高 13m
目通り幹囲 4.5m
樹齢 300年以上
木曽町指定天然記念物

えんれいそう

小坂のヤマザクラ

田ノ上観音堂近くにある「大久保のしだれ桜」を探したが見つける事ができなかった。周囲を走っているときに偶然「深沢のしだれ桜」を見つけた。根元が一体のように立つ樹木はサワラで「兼平のサワラ」と呼ばれ、木曽義仲が平家追討の兵を挙げた時に、副隊の四郎兼平がこの木に必勝祈願をした。しだれ桜はサワラに寄り添うように立っている。

山戸のしだれ桜

細島のしだれ桜

県道26号沿いに細島集落があり、その橋を渡った先にしだれ桜が立っている。傍の製材所の方に聞くが、「多分この木」だという。幹は細いが、大きく枝を伸ばしていた。

きさらぎの道を進み辺見屋敷バス停上の山裾の墓地に立つしだれ桜を目指す。辺見屋敷バス停が分からずさまよう。元来た道に降りて来て畑のおじさんに聞いてまた上を目指す。墓地を覆うようにしだれ桜が枝を伸ばし、ピンク色の花が美しい。墓石が辺見家とあり、地名の辺見といいこの辺りの旧家であろうか。

下菅沢の祖霊桜

鳳泉寺のしだれ桜

木曽郡王滝村下條にある鳳泉寺に向かう。境内の石垣の上にしだれ桜がある。傷みが激しく、空洞ができ、支柱で支えられている。以前は4本の大枝が全て切断され、花をつける元気のなかったようだが、樹勢も回復してきているということだった。

辺見屋敷のしだれ桜

十王堂に来る前に薬師堂があったはずと、十王堂の隣の方に聞くと「来過ぎた。」ということで、道を戻る。久保田地区東側の小高いところに薬師堂が立つ。その付近で先に車で出かけた方が待っていてくれ、あの高台にあると教えてくれた。坂道を上っていくと「医王殿」と書かれた小屋があり、周囲には桜の木があり、76基の石像、石碑が立っている。桜はどれも太くはなかったが、薬師堂を取り囲むように桜が咲いていた。

水上熊野神社のしだれ桜

国道152号沿いの片倉集落、国道東側の集落内にしだれ桜がある。枝を大きく横に伸ばしている。お堂の奥の畑の向こうの墓地にはエドヒガンの古桜が立っている。上の方はすっかり枯死している。

片倉のしだれ桜

深沢のしだれ桜

木曽郡木曽町三岳にある「小坂のヤマザクラ」に向かう。王滝川と平行に走る県道20号の木曽町役場から王滝村方面に3km、小坂バス停前の山側にある墓地にエドヒガンがある。墓地に入る手前の家で聞くと、今年は、花が満開になる前に葉が出てしまった。」ということで、花数が少ない。二又に分かれた幹から伸びる枝はねじ曲がり、折れた枝が下に落ちている。

西山のしだれ桜

伊那市高遠町藤澤片倉に向かう。諏訪方面から高遠町市街に向かう国道152号の北片倉バス停の道路脇法面に樹齢800年ともいわれるしだれ桜が立っている。根元に庚申塔や石塔などがある。古木で傷みが激しい。

田ノ上観音堂のシダレザクラ

伊那市高遠町藤澤古屋敷にある守屋神社に向かう。伊那と諏訪を分ける杖突峠の南側、国道256号沿いにある物部守屋神社に自立しているシダレザクラ。標高1,080mに位置するため、伊那街道では最も開花が遅い桜であろう。神社の石垣の上に立っている。鳥居の向って左脇にある狛犬は数年前に盗まれ、その後新しくしたが、古い狛犬が帰ってきたので、拝殿の前に置かれているとか。

樹高 10m
目通り幹囲 3.9m
樹齢 350年
王滝村指定天然記念物

溝ノ元のしだれ桜

木曽郡木祖村小木曾にある田ノ上観音堂に向かう。奥木曽湖に向かう途中にある。傍らの茅葺屋根のお堂とあいまって見事な景観である。シダレザクラは石段を上った左側に立っている。

樹高 20m
目通り幹囲 3.9m
樹齢 300年
木祖村指定文化財

薬師堂の桜

薬師堂のシダレザクラ

勝間薬師堂のしだれ桜

片倉南道お堂のしだれ桜

守屋神社のしだれ桜