下呂市萩原町中呂にある禅昌寺に向かう。禅昌寺は恵心僧都源信が開いたと伝える名刹である。寺の境内、宝形造りの観音堂の背後に大杉が立つ。地上3m程のところに大きな瘤がある。この瘤を亀の甲羅とみる向きもあるようだ。
大山白山神社の大杉
岐阜県加茂郡白山町水戸野にある大山白山神社に向かう。大森神社から水戸野に向かい、標識の出ている所を右折する。山道を進むと、大きな鳥居のある広場に出る。地図を見ると本殿までは車で行けるようなのでさらに進む。
赤沼田神明神社のイヌザクラ、大杉 イチョウ
高山市荘川町野々俣にある七福トチに向かう。御母衣ダムの上流、牧戸集落で国道156号と158号が分岐する。156号を3.5kmほど南下したところが野々俣。集落に入ったら、野々俣川の谷を上流に向かう。橋を渡った先の十字路に案内板がある。そこを左折し、東海北陸道の高架をくぐると、ゲートがあり、その先は通行止めになっている。その手前にトチノキの案内標識が立つ。そこからは山道を歩く。案内板が設置されているが、2個目の案内板が壊れていて、下に落ちている。そこを右に曲がり、上に行くのが正解だったが、そのまま谷に沿って上がってしまった。間違いに気づいて、尾根に出て無理やり上に行くと、トチノキが立っていた。この木は細いほうで、大きなトチはその奥に立っていた。
雌杉
樹高 38m
目通り幹囲 9.3m
樹齢 伝承1200年
国指定天然記念物
雄杉
樹高 35m
目通り幹囲 10.1m
樹齢 伝承1200年
国指定天然記念物
照蓮寺の桜
「神明の杜」は県指定天然記念物になっている。24本の立ち木で構成され、サクラは県指定、イチョウと杉は市指定天然記念物になっている。
下呂市小坂赤沼田にある赤沼田神明神社に向かう。赤沼田集落の中央に神明神社が鎮座する。石段を上り社殿の奥にイヌザクラが大枝1本で立っている。幹の半分は剥がれ、かろうじて立っているように見える。花は終わっていた。
落合のトチ
高山市池本に向かう。小鳥川沿いの県道から、東海北陸自動車道池本トンネルの北口付近を通ってミボロ谷に入る林道がある。場所が分からず付近の畑にいた方に道を聞いた。林道は鎖で止まっていて、そこから歩いて中に入る。200mほど行くと左の斜面に三本サワラが立っている。サワラは全部で4本あり、2本は融合し、もう1本が地上50㎝ほどまで根がくっついている。もう1本は少し離れている。
大森白山神社の大杉
樹高 28m
目通り幹囲 5.9m
樹齢 500年以上
岐阜県指定天
下呂市に向かい、国家公務員宿舎「しらさぎ」に入る。3人で、部屋は狭かったが、食事はいろいろなものが出て、美味しかった。
細いほうのトチも「保存樹」に指定されていて、朽ちてしまった標柱が転がっていた。
七福トチ
久津八幡宮の夫婦スギ
坂下神明神社のケヤキ
下呂市小坂町坂下にある神明神社に向かう。十二本ヒノキ入り口から国道41号を少し走ると、神明神社があり、この横からも先ほどのヒノキに行く事ができるようだ。石段の下、鳥居の手前に大ケヤキが立っている。地上5m程のところで数本の枝を広げている。既に切られてしまった枝もあるが、立派なケヤキである。
坂下の十二本ヒノキ
西方寺の五葉マツ
葛谷の三本サワラ
西光寺のシダレザクラ
2022.4.22~23
赤沼田天保ヒノキ群落保護林は天保年間にスギ、ヒノキ、サワラを植林したものが残っている。天保のヒノキは樹高、35m、目通り幹囲 3.6m。樹令 158年。
下呂市小坂町落合に向かう。小黒川、濁河川、大洞川が合流するあたりが落合で、川原には中川原キャンプ場がある。トチノキはキャンプ場の東、「ひめしゃがの湯」に向かう坂道の斜面に立っている。そのあたりをぐるぐるし、木を見つけられず、地元の方に聞いてやっと行きつけた。すぐ目の前にあったのだ。公民館に車を止め、道から斜面を下りると、葉をつけたトチノキが立っている。根元付近は2幹に分かれ、それぞれがまた2つに分かれ、4本の幹が樹幹を支えている。幹には沢山の瘤がある。
1日目
荘川サクラ
拝殿の右手に本殿に登る石段がある。この大小様々な石や岩で組み合わされた石段を上ると、頂上部に奥の院があり、その裏手の展望台から白山、御嶽山、乗鞍岳が臨める。大杉は石段中ほど、左側に立つ。境内には数百年を経た老杉が並立している。その中の108本が緑地環境地域の樹木として指定された。
岐阜県加茂郡白山字打尾にある大森白山神社に向かう。JR高山本線の下油井駅付近の坂東橋を渡り、飛騨川の左岸から宇津尾谷を約3kmほど遡ると大森白山神社にたどり着く。石段の脇に大杉が立っている。根元を道路と石段で制限され窮屈な姿で立っている。かって大森神社の社域には多くの大木が茂っていたが、昭和34年の伊勢湾台風で失われた。伊勢湾台風を耐えた杉である。
高山市清見町二本木に向かう。国道158号から県道90号に入り、二本木に入ると右手の山裾にトチノキが見えてくる。というが、ナビで向ったがそれらしい木がない。付近の公民館に車を止め、付近を見渡すと、山の斜面にそれらしい木が立っている。まだ葉をつけていないので、分からなかった。地上4mで主幹を失い、その姿はイソギンチャクの様だ。幹には空洞が出来ているようで、根元に小さな開口部が見える。
樹高 35m
目通り幹囲 9.4m
樹齢 300年以上
樹高 55m /55m
目通り幹囲 6.9m/6.1m
樹齢 推定600年以上
県指定天然記念物
本殿は修理中で、中が見えなかった。拝殿の蟇股には「水を呼ぶ鯉」が描かれ火難除け守護としての役割をしている。また、伝説によると、川が氾濫した時、拝殿の鯉が水を呼ぶと言われ、鯉を刻んだ和田様が矢を刻み鯉に向けて取り付けると大水の心配がなくなったという。
神明神社の横にある「十二本ケヤキ」入り口標識
大杉
2日目
樹高 24m
目通り幹囲 3.2m
樹齢 300年以上
高山市指定天然記念物
地上1.5m付近から株立ちが7本に分かれ、七福神が踊っているように見えることから七福トチと命名された。巨体の半分を大きな岩上にのせている。
光輪寺の桜
樹高 約20m
目通り幹周 約6m
樹齢 450年
岐阜県指定天然記念物
岐阜県高山市荘川町中野に向かう。国道156号線に沿い、御母衣ダム湖岸に移植された樹齢450年と推定される2本のエドヒガンの古木、荘川桜が立つ。御母衣ダム建設により、湖底に沈む運命にあったが、移植され、桜のあった荘川村に因んで「荘川桜」と名付けられた。
風の強い、寒い日であったが、サクラは満開を過ぎ、花びらを散らしていた.。
大勢の観光客が桜を見に来ていた。間に合った良かった。
イチョウ
高山市清見町二本木にある西方寺に向かう。与四郎トチのすぐ先で右折し細い道に入る。境内には樹形の整ったチョウセンゴヨウが立っている。葉が短枝上に5本束生し、葉の長さは3~6㎝。朝鮮半島から中国東北部、ウスリー地方にかけて分布し、日本でも本州中部と四国の一部に自生するらしい。
樹高 25m
目通り幹囲 7.4m
樹齢 500年
樹高 35.5m
目通り幹囲 8.8m
樹齢 300年
下の鳥居を右に回り込むと、「女夫杉」が立っている。2本の杉の合体木である。
樹高 41m
目通り幹囲 11.5m
樹齢 1200年
国指定天然記念物
宮谷神明神社の夫婦スギ
樹高 40m
目通り幹囲 9.6m
樹齢 伝承1200年
国指定天然記念物
禅昌寺の大杉
下呂市萩原町羽根猪ヶ平に向かう。久津八幡宮から西に1.2km、飛騨川対岸に宮谷神明宮にも夫婦杉がある。参道石段の両側に向かい合って立っている。向って右が雄杉、左が雌スギで、雌杉の方が一回り太い。
樹高 23m
目通り幹囲 6.0m
樹齢 不明
岐阜県指定天記念物
下呂市小坂町坂下に向かう。国道を走ると、左側に「十二本ヒノキ」入り口の看板がある。左折すぐに右の坂を上る印がある。車で上がるがすぐダートになって行けない。」下りて来て、近くの家の方に聞くと、「その先は車では行けず歩いて行ける。と言われた。歩きだすとすぐに矢印があり山道を進むと、大きなヒノキが見えてきた。岩の間から横に出た枝が分岐しほぼ真っすぐに伸びている。11本までは確認できたが、あと1本が分からなかった。
道の駅「はなもも」で見た地図に「天保のヒノキ」が載っていたので行ってみようということになった。赤沼田の集落から左の細い道に入り、ダートの道を進むと、「赤沼天保林」の看板がある。そこに天保神社があり、天保林への道がある。地図を見ると天保林迄は距離があるので、もう少し車で行こうとしたが、すぐ先にあるガードで行けなくなった。
天保のヒノキ
樹高 25m
目通り幹囲 7.0m
樹齢 300年以上
岐阜県指定天然記念物
もう1本の細いトチノキは日当たりが悪いので、葉が出始めだった。
目通り幹囲 5.6m
樹齢 不明
どうして与四郎という名が付いたのだろうか。
樹高 28m
目通り幹囲 5.2m
樹齢 300年以上
高山市指定天然記念物
与四郎のトチ
目通り幹囲 4.5m
樹齢 約800年
岐阜県指定天然記念物
高山市清見町大谷にある西光寺に向かう。県道478号を「西光寺のシダレザクラ」の看板がある交差点を曲がり500m程で寺があり、門の左手にシダレザクラが立っている。4月下旬が見頃ということだが、今年は開花が早く、満開を過ぎ、花びらが散っていた。樹幹には瘤が多数見られ、古木の風格を備えた枝垂れ桜の名木である。