諏訪市
2023.6.4

諏訪市大和3丁目にある先ノ宮神社に向かう。先ノ宮とは、諏訪神社以前にあった神社の意味。ケヤキは、社殿のすぐ脇に立っている。傷んだ箇所が金属板で覆われている。大きなコブが多数つき、下膨れもある。
 諏訪では、諏訪明神とともに、大明神鎮座以前の土着の神が各所に祀られている。

神戸神社のケヤキ

諏訪市豊田有賀にある江音寺に向かう。中央自動車道のトンネルの上に参道がある。自動車道ができるまで、杉並木の参道があった。1,843年の火災で堂宇を失ったが、1845年に再建され、この時に植樹されたシダレヤナギが江音寺(こういんじ)のシンボルとなっている。境内からは八ヶ岳連峰、諏訪湖の眺望が広がる。シダレヤナギは雌雄異種で、この木は雌株、市内最大のシダレヤナギの木である。

長野県諏訪市四賀神戸(ごうど)にある神戸神社に向かう。JR中央線の東側高台、茅野市との境界付近に、神戸神社が鎮座している。石段を上ると、石垣の外側斜面にケヤキが立っている。鳥居の方からは、道が細くて入れず、社殿の裏側に車を止めて、境内に入る。

諏訪市湖南(こなみ)田辺(たんべ)にある御頭御社宮司社に向かう。永久寺に隣接している。社殿の周囲は塀で囲まれ、大ケヤキはその内側に立っている。境内には、湯殿三山大権現、神武天皇、豊受大神、事毘羅神社等の石塔が並んでいる。

高島城本丸と石垣・高島城は衣之渡川、中門川などの川を堀とし、諏訪湖と阿原に囲まれ、縄手だけが城下町と通じていた。石垣は野面積。冠木門をくぐると、ケヤキが立っている。

隅櫓跡には、茶室(梶乃葉庵)が建っている。煎茶と御抹茶を楽しめるというので、たててもらい、30分くらい、お茶とお菓子を味わった。

諏訪市湖南北真志野にある蓼宮神社に向かう。中央自動車道の東にある。社殿は急な石段を上った先にある。大ケヤキは鳥居の横、境内の入り口に立っている。失われた幹もあり、空洞もある。

蓼宮神社のケヤキ

梶ノ木・諏訪大社の神紋で梶の木があるというので、復元再建された高島城天主閣の石段を上ると、下の方に梶ノ木が植わっている。葉は大きく、3-5裂した変わった形をしている。そうでない葉もある。(高島藩主、諏訪家の家紋は丸に梶の葉)と書かれていた。

本丸跡の南端、土戸門横の石垣の上に大ケヤキが立っている。大枝を失い、樹形が大きく崩れている。

樹高 36m
目通り幹囲 6.1m
樹齢 不明

高島城のケヤキ

諏訪市高島にある高島城に向かう。諏訪士市役所の西、道を挟んで反対側に高島城本丸跡があり、今は高島公園になっている。

茶室の前には、杏子の木があり、木にはあんずの実がなっていた。下には実が落ちていたがまだ青く、熟していない。

高島城のケヤキ、キハダ、カツラ、フジ

江音寺のシダレヤナギ

樹高 36m
目通り幹囲 8.2m
樹齢 伝承680年
諏訪市指定天然記念物

先ノ宮神社のケヤキ

樹高 40m
目通り幹囲 5.8m
樹齢 不明

御頭御社宮司社のケヤキ

カツラ

北方御社宮司社のケヤキ

諏訪市湖南大熊にある北方社御社宮司社に向かう。諏訪西中学校の南、中央自動車道のすぐ北にある。本殿の裏手の急斜面に大ケヤキが立つ。参詣者は建物の屋根越しに樹幹を臨む。ケヤキの立つ斜面から尾根をたどっていくと、守屋山に至る。守屋山は諏訪大社上社の御神体でもある。

永平寺参道脇のケヤキ

キハダの大樹

護国神社

市天然記念物のフジは天主閣の南にある。太いほうは目通り幹囲 3.0m、樹齢 推定130年。もう1本は根回り1.9m。

目通り幹囲 3.82m
樹齢 約200年
諏訪市指定天然記念物

蚕玉神社

樹高 25m
目通り幹囲 4.6m
樹齢 推定300年

樹高 22m
目通り幹囲 5.1m
樹齢 不明

樹高 32m
目通り幹囲 5.1m
樹齢 不明

樹高 18m
目通り幹周囲 5.0m
樹齢 不明

キハダ・ミカン科キハダ属の落葉樹。幹の下にある内皮が黄色いので、キハダと言われる。内皮は黄檗といわれ薬用樹である。実ができ、秋には黒くなる。

地蔵院のカツラ

旧道に出て、1本目を右折すると、地蔵院がある。境内には、市内で最大のカツラの木が立っている。