三島市幸原町2丁目にある「耳石神社」に向かう。三島駅の北1.3㎞、大場川右岸に耳石神社が鎮座する。拝殿の手前右にイタジイ(スダジイ)が立っている。平成8年の写真は、まだこんもりとした枝や葉がみられる。(主幹および、枝の一部は落雷や強風により消失しているが、各枝とも葉を多くつけ、色つやも良い。主幹の樹皮は縦裂がはしり、空洞もあるが、樹勢は良好である。)と書かれていて、今現在の状態となかけ離れている。 拝殿手前の左手には、「耳石」が祀られている。耳の病を治してくれる霊験につながり、篤い信仰を集めていた。治癒を感謝する穴の開いた小石が沢山奉納されている。
2021.10.17
願成寺のクスノキ
三島市河原ヶ谷にある「願成寺」に向かう。場所は見つけたが、行きつく道が分からず、ぐるぐるしてたどり着いた。石段参道を登ると、見上げる高さの両側にクスノキが立っている。参道石垣に張り出して立っている。左の方は、参道奥に立っていて、近づくこともできず、手前の灌木が邪魔をして、良く見えない。左の木の方が太く大きい。
裾野市須山(馬場)に向かう。ここは、古くから富士山登拝路の一つ。古い昔は東口の神社だったが、その後、登山道が増設され、南口登山道富士浅間下宮として須山浅間神社が祀られた。富士山は長い間畏敬の対象以外の何物でもなかった。周囲を取り巻く浅間神社の数の多さがそれを裏付けている。石段を登ると、社殿に向かって左手前に杉が立っている。境内には、これ以外にも多くの巨杉が見られる。
須山浅間神社のスギ
清さん神社のケヤキ
三島市大社町にある「日隅神社」に向かう。三島大社の一本南側の道路に面して日隅神社が鎮座する。鳥居の奥にケヤキが立つ。大きな亀裂があり、その内部は完全に枯れてしまっている。もとは2幹のケヤキで、一本が枯れ生き残った幹がそれを抱き込むように大きくなったという説がある。
裾野市千福にある「千福のスダジイ」に向かう。JR御殿場線に沿って流れる黄瀬川に支流の佐野川が合流するあたりが千福なのだが、個人の家にあるので、探せない。中央公園にある「観光案内所」で教えてもらい、旧家のお宅を見つけることができた。家人に許可をもらって、庭に入れてもらえた。根元から3本に分かれ、真ん中には空洞があるが、立派なスダジイである。大きさに圧倒された。
千福のスダジイ
奉納された小石
耳石神社のスダジイ
本殿の右側には、古宮が覆屋の中に祀られている。この古宮は慶長16年(1611)に建立され、現在の本殿が建立された文政6年(1823)まで現在の本殿位置に鎮座していた。
樹高 37m
目通り幹囲 7.4m
樹齢 300年以上
樹高 20m
目通り幹囲 5.3m
樹齢 550年
日隅神社のケヤキ
樹高 15m
目通り幹周囲 10.5m
樹齢 300年以上
源頼朝宿願宿舎(源頼朝の宿願宿舎として、100日間この庵より三島大社に日詣しのち、宿願成就し天主君山願成寺と号を賜った。)と書かれていた。
樹高 28m
目通り幹囲 5.0m
樹齢 400年
三島市北田町にある「楊原神社」に向かう。三島市役所の南西(裏手に隣接)に神社は鎮座する。三島大社の境外摂社のひとつである。境内にはケヤキの巨木が数本あり、拝殿前の左右に立つ二本に「三島保存木」の札が立っている。拝殿に向かって左のケヤキが大きい。数えてみると、計6本のケヤキが立っている。ケヤキばかりの神社は珍しい。
楊原神社のケヤキ
静岡県御殿場市二子(ふたご)に向かう。神社の西には耕地が広がり、富士山が見えるそうだが、今日はあいにくの雨で、何も見えない。神社の前の「湧水保存会」と書かれた倉庫の前に車を止める。ケヤキは、石段の登り口、向って右手に聳えている。石段の方にも根が張り出している。枝が扇形に広がり、樹勢もよさそうである。
きれいな水が流れているので、近くに湧水地があるかと探したが見つけられなかった。
樹高 28m
目通り幹囲 7,2m
樹齢 300年以上
樹高 30m
目通り幹囲 6.2m
樹齢 300年以上