静岡市駿河区大谷にある八坂神社に向かう。大谷川の左岸側、海岸から500m程内陸に入ったところに大谷(おおや)の八坂神社がある。大クスノキは1987年に再建された石鳥居の斜め後方に立っている。一部空洞が見られる。参道のコンクリートが根を傷めているように思える。

2022.9.4

静岡市 清水区 駿河区

伯良神社のクス

静岡市清水区吉原に向かう。新東名高速と中部横断道を結ぶ新清水ジャンクションの北側、東に向いた斜面に茶畑が広がる。「おかかえ茶園かねぶん」の茶畑である。茶畑の下部と上部では300m以上の標高差がある。最高地点の標高は約510mある。上に向かってすれ違いもままならない細い道を上がっていくと、林道吉原峯山線の起点に出る。そこに「大杉はこの上」という案内があった。上に向うと「峯山林道の杉」の看板があり左下に大杉が立つ。茶畑には獣除けの電流の通る線が張られ、注意深くスギに近づく。2020年撮影の写真には枯れた枝があるが、その枝は下に落ちていた。

丸子谷津神社のクス

静岡市駿河区丸子芹が谷にある丸子谷津神社に向かう。ナビで場所は分かったのだが、そこに行く道が細かったり、行き止まりになっていたり、たどり着けない。いろいろ試して、本当は車で走っていけないらしい丸子川の土手道を走り、やっと見つけた。丸子川右岸に谷津神社が鎮座している。鳥居の前は広場になっていて、今までの細い道は何だったのだろうと思う。 一段と高くなったところにクスノキが聳えている。大きく根っこが張り出している。

吉原の一本スギ

静岡市清水区三保にある良神社(はくりょう)に向かう。清水港を守るような形で、南から砂嘴が延びる。三保の羽衣伝説に登場する漁師の名は伯良、謡曲では白龍。このクスノキが立つ場所は話に登場する伯良の屋敷跡という伝承がある。三保造船所の近く、住宅街にあり、車の駐車するスペースはないとあったが、幸い隣が地区の広場になっていてそこに車を止めることができた。小さな社殿は扉が壊れ、手入れがいきとといていないように見えた。クスノキは2m程の所から4幹に分かれていた。

樹高 20m
目通り幹囲 5.2m
樹齢 300年以上

小坂日枝神社のクス

静岡市駿河区小坂にある小坂日枝神社に向かう。JR安倍川駅から西南西約1.9kmの位置に朝鮮岩という山がある。標高は320mで、神社はその南麓、標高20m程のところにある。坂道の途中、右側にとりいがあり、その奥にクスノキが立つ。
社殿はその奥の石段を上るとある。

静岡市駿河区広野にある広野八坂神社に向かう。JR安倍川駅から南に1kmのところ、東名高速道路の北約150mのところにある。社殿の手前左手にクスノキが立つ。境内には他にも大きな木があり、「保存樹木 クスノキ」の看板がある。道を挟んだ反対側には広野公園があり、モミジがあり「お宮モミジの由来」の石碑が立っている。「ここはかっては神社の境内であり、このもみじは唯一の原生樹木である」とあった。

広野八坂神社のクス

樹高 30m
目通り幹囲 6.3m
樹齢 500年以上

八坂神社のクス

2,020年撮影の写真は枝や葉も少なく、樹勢が弱っているように思えると書いてあったが、今日のクスノキは青々とした葉を沢山つけていた。

樹高 31m
目通り幹囲 6.7m
樹齢 300年以上
静岡市指定天然記念物

静岡市清水区桜橋にある桜橋稲荷神社に向かう。静岡鉄道桜橋駅のすぐ北に稲荷神社が鎮座する。案内板には文殊稲荷神社と書かれ、額には「文殊社」とあり、信仰を勧める文章には「文殊様は知恵と金徳の神です。」とあった。文殊様は仏教の教えに登場する菩薩であるが、ここでは神様になっている。大きなクスノキは社殿の右奥にあるが、他にも数本の樟の巨樹があり、クスノキの森のようにだった。

桜橋稲荷神社のクス

樹高 17m
目通り幹囲 5.0m
樹齢300年以上

樹高 29m
目通り幹囲 5.1m
樹齢 不明
静岡市指定天然記念物

樹高 25m
目通り幹囲 6.1m
樹齢 1000年
静岡市指定天然記念物