2021.8.1
岡町八幡神社のクスノキ 稲荷神社のクスノキ 宍原のシイノキ 豊積神社のイチョウ、クスノキ 桃源寺のイチョウ 由比入山摩利支天堂のタブノキ
社殿の奥に参道が続き、白髭神社が祀られている。その後ろにクスノキが聳えている。境内には、数本のクスノキがあるが、ひときわ大きい。鳥居、豊積神社、白髭神社、クスノキが一直線に並ぶ。
樹高 25m
目通り幹囲 7.7m
樹齢 300年以上
市指定天然記念物
岡町八幡神社のクスノキ
静岡市清水区岡町のある「岡町八幡神社」に向かう。境内には6本のクスノキが見える。社殿の右手に(向って左手)に立つクスノキがもっとも大きそうである。
樹高 20m
目通り幹囲 6.0m
樹齢 推定400年
清水区宍原に向かう。興津川の右岸に沿って国道52号を北上し、但沼橋を渡ったあとは、興津川を離れ、宍原信号を左に入る。小学校を過ぎて左折し、川沿の山道を走ると、路傍にスダジイが聳える。この道は林道大鳥(だいとおり)線。大鳥というのはこの地の名前だろうか。案内板には「土地の人々に大鳥(だいとおり)の椎の木と言い伝えられている。」とあった。幹には注連縄が掛けられ、根元の空洞には「大頭竜権現」と記された石塔が祀られている。
清水区村松原にある稲荷神社に向かう。社殿の左手にクスノキが立っている。どっしりとした根がりっぱである。地元の人達がクリケットをしていた。略縁起によると(成務天皇のころ、ひとりの老人が稲をになってこの地を訪れ人々に稲作を教えた。まもなく老人は立ち去ったが、村人は老人を慕い、彼が住んでいた草庵を神社とした。)
宍原の椎の木
豊積神社のイチョウ
命をつなぐクスノキ( 1945年清水に落ちた焼夷弾で焼かれたが、数年後 黒く抉られた幹から芽吹き始めた。)
樹高 25m
目通り幹囲 5.2m
樹齢 推定300年以上
県指定天然記念物
樹高 27m
目通り幹囲 9.1m
樹齢 推定300年以上
樹高 26m
目通り幹囲 6.3m
樹齢 不明
市指定天然記念物
樹高 20m
目通り幹囲 7.4m
樹齢 推定300年以上
市指定天然記念物
清水区由比入山舟場(ふなんば)に向かう。舟場は由比川の左岸、河口から4㎞ほど遡ったあたりで、大丸山西斜面に広がる集落である。タブノキは、道路に身を乗り出すように少し傾いて立っている。一の枝が参道をまたぎ、まるで鳥居のようである。樹勢も良く、遠くから見ると、大きな樹幹をいただいてとても形が良い。大丸山登山口付近に車を止めて、参道を下りた。
タブノキは暖地の山間部や海岸に自生するクスノキ科の常緑高木。20m以上にもなり、太い枝が横に張り出しやすい。
他にも保存樹のクスノキが2本あった。
社務所の横に立つクスノキは頂部を失っている。
豊積神社のイチョウは、雄株で、100m程東にある「桃源寺」の雌株のイチョウと夫婦とされているというので、歩いて向かう。木はまだ若く、勢いよく上に伸びている。ギンナンを一杯つけていた。境内には五体の石仏の観音菩薩像が並び、山門脇には双体道祖神が祀られている。
由比入山摩利支天堂のタブノキ
豊積神社のクスノキ
この神社の「お太鼓まつり」は県民無形俗文化財に指定されている。若松様と言って、昔は旧正月元旦より三日の朝まで盛大に行われた。現在は太陽暦で行われている。坂上田村麻呂将軍が東征の際に戦勝を祈願し、凱旋の帰途、戦勝の御礼に奉送した御神楽が起源であると伝えられている。境内には、石造りの太鼓が飾られていた。
社殿左にあるクスノキ
桃源寺のイチョウ
清水区由比町屋原にある豊積神社に向かう。社殿の右側の参道脇にイチョウは立っている。株立ちのイチョウで、親株とその蘖(ひこばえ)からなる。注連縄をつけて、神木とされている。
薬石 (昔は薬が高価で買えなかったため、庶民は神社の手水鉢の石を削って薬として飲んだ。)削られてでこぼこになっている。
稲荷神社のクスノキ