静岡市

2021.6.27

龍珠院のカヤ

若宮八幡の大クス

静岡市葵区栃沢にある「龍珠院のカヤ」に向かう。藁科街道を走り、栃沢方面に右折する。途中で、道を聞くと、ついてきてと連れて行ってくれた。山門の背後にカヤの木が立っている。単幹で、樹勢が良い。 鎌倉時代の臨済宗の高僧で、京都東福寺の開山である「聖一国師」は栃沢村の米沢氏出身で、この道の先に碑が立っている。そのそばに、シダレザクラがあるというにで、春になったら訪ねてみたい。

静岡市葵区浅間町にある若宮八幡の大クスに向かう。
浅間神社の駐車場に車を止め、茅の輪をくぐり、お参りを済ます。
 浅間神社からは麻機街道を挟んで反対側にあるが、少しひっこんでいるため、大回りをして神社に向かう。

樹高 18m
目通り幹囲 7.3m
樹齢 推定200~299年

案内板によると、和銅4年(711)の棟札が現存しているという、長い歴史を持つ神社である。大政奉還後、静岡に蟄居した徳川慶喜公から鳥居を奉納されたこともある。境内は安東公園となり、人々の暮らしに結びついた神社、クスノキである。クスノキは神社のほぼ中央に立っている。途中から3本に分かれ、御神木である。
 もう一本古いクスノキがある。根元には大きな洞があり、幹はツルに覆われている。

境内は、月極駐車場になっている。社務所に貼ってある新聞によると、(2006年頃、樹勢が衰え、樹木医により、周囲の土壌改良をした。)とあった。今は周囲に囲いがあり、中には入れないようになっているが、皆で大事にしてもらいたい。

静岡市市内に戻り、葵区安東1丁目にある熊野神社のクスノキに向かう。参道には「茅の輪」があり、早速八の字にくぐってコロナの収束をお願いした。

境内の真ん中にクスノキが立っている。落雷で主幹を失い、大きな空洞が上に開いている。残った幹の一部は枯れてしまっているが、樹勢は悪くない。

樹高 32m
目通り幹囲 5.7m
樹齢 300年以上

石段の途中に一本、上の境内に一本、計三本のカヤノキがあった。どれも樹勢が良い。

樹高 20m
目通り幹囲 10.0m
樹齢 伝承1000年
市指定天然記念物

熊野神社のクスノキ