2025.4.4
設楽町田口字居立にある福田寺に向かう。武田信玄が死去したという由来のある福田寺の山門の脇にシダレ桜がある。高さ約20m、目通り幹囲 約1m、樹齢約150年のシダレ桜である。境内には武田信玄公塚がある。また、ザゼンソウが咲いていた。4つの花が咲いていたが、もともとこれだけなのか、群生だったのが減ってしまったのか分からない。不思議な花である。
愛知県新城市有海萱刈にある大龍寺に向かう。天正3年、織田・徳川連合軍と武田軍がたたかった長篠の合戦で有名な新城有海地区。飯田線鳥居駅の近くにある。長篠の合戦で有名な鳥居強右衛門の最後の地に因んだ駅名である。5本の株立ちの1本桜を住職が「大瀧不動桜」と命名した。満開であった。
大龍寺の大瀧不動桜
樹高 約20m
目通り幹囲 約1m
樹齢 150年以上
座禅草は、褐色の仏炎苞の中に花芯があり、この仏炎苞を仏像の光背、花芯を座禅している達磨大師にみたてる。達磨草とも言われる。開花時に発熱して、異臭でハエをおびき寄せるという。異臭はしなかった。もう花も終わりで、大きな葉が出る準備をしていた。
樹高 13m
目通り幹囲 5.5m
推定樹齢 200年
北設楽郡東栄町下田字平野にある長養寺に向かう。案内板によると、開山・光国和尚は、なかなかの名僧で、禅を布教する手立てに盆踊りを普及するなど、ユニークな僧だった。門前に「おさま甚句・さんさ発祥の地」の案内板があった。境内の入り口近くに大桜が立つ。花色が濃いめのエドヒガンである。傷みも目立つが、満開であった。
新城市一鎌田字西上ノ平に向かう。県道六九号線沿いにエドヒガンの古木が立っていたが、この辺りの他の桜に比べて開花が早く、先端に少し花が残っているだけで、葉桜になっていた。ここに来る途中にある「桜淵公園」はサクラが満開で大ぜいの見物客が出ていた。今水桜の由来は、今水橋近くにある説と、吉祥山の中腹に今水寺という大伽藍があったという説がある。
飯田線鳥居駅
樹高 15m
目通り幹囲 5.3m
樹齢 130年以上
樹高 15m
目通り幹囲 4.9m
樹齢 450年
福田寺のシダレザクラ
神田の黒梅
設楽町和市字笠井にある薬師堂に向かう。薬師堂の建設が450年前と言われていることから、この桜・エドヒガンの樹齢も450年と言われている。花を咲かせて春を告げるということから、種まき桜として農作業の指標にもなっていた。桜の前には多くの石仏石塔が並ぶ。桜の手前の小屋は薬師堂で、中には御薬師様が祀られていた。
民家の庭先にあり、樹齢80年ほど。黒梅というと花が黒いかなと思うが、濃いピンク色の紅梅で、まだ花が残っていた。樹高は7~8mほどで、枝が四方に広がっている。
樹高 24m
目通り幹囲 4m
樹齢 推定130年
目通り幹囲 2.2m
樹齢 約100年以上
設楽町指定天然記念物
樹高 25m
根回り 3m以上
樹齢 推定80年
八橋小学校跡地のウバヒガンサクラ
設楽町八橋崩沢にある旧八橋小学校跡地に向かう。このサクラは、町内で最も太く、大きなウバヒガンサクラ(イトヒガンサクラ)である。100年以上前に遠山廣吉さんが庭に植えた桜をここに植え替えたものと言われる。八橋地区は設楽ダム建設により閉区し、この桜のある1角は「八橋のウバヒガンサクラを愛する会」のみなさんにより手入れされている。
薬師堂の種まき桜
神田のウバヒガンサクラ
設楽郡神田(かだ)字大申方(さるかた)にある兄弟桜に向かう。「神田の黒梅」のある民家の裏山に立つ大きなエドヒガンザクラ。兄の方は川沿いに立つというが見つけられなかった。弟桜は、日当たりの良い山手に植えられ、大きく枝を伸ばしている。満開であった。
慶泉寺のしだれ桜
北設楽郡東栄町大字足込字西川合にある慶泉寺に向かう。石段を上ると本堂前のシダレ桜が満開であった。道路沿いの桜はまだ蕾であった。
長養院の桜
今水桜