2020.11.21
愛知県豊田市押井町にある「押井のケヤキ」に向かう。旧旭町の谷間を縫って県道490号を走る。行き過ぎてもどったが、県道沿いに立っていた。 ケヤキの本体は岩上にあるが、岩には摩崖仏が彫られている。一体は、地蔵菩薩だろう。もう片方は、直立する剣に蛇が巻き付いている。昔,押手村だったが、明治11年に二井寺村と合併して押井村となった。摩崖仏は文久3年(1863)に刻まれたものという。摩崖仏の横をすり抜けて太い根が地面に突き刺さっている。
新城市 池場のケヤキ、白鳥神社のスギ 甘泉寺のコウヤマキ 豊田市 押井のケヤキ 八柱神社の大クス
八柱神社の樟
主幹は途中で亡くなっているが、池のほうに枝が張り出している。境内には、他にも大きな杉が立っている。ちょうどイチョウの紅葉が終わり、地面にじゅうたんのように黄色の葉を敷き詰めていた。
池場のケヤキ
新城市作手(つくて)白鳥字宮下にある「白鳥神社のスギ」に向かう。国道301号線を走り、436号線に入り、清岳信号を過ぎてから右に入り、しばらく走る。境内には杉が何本も立っているが、石段を上った両側に大杉が二本立っている。本殿から見て右側のスギは根元をあらわにしている。
島田・金谷ICから新東名に入り、三遠南信道路を走り、名号を右折して別所街道に入る。愛知県新城市池場字池嶋にある「「池場のケヤキ」に向かう。東栄町との町境近く、国道151号を走ると、右側に池が見える。(この道は随分走っているが、注意してみていなかったので、ここに池があることも、神社があることも知らなかった。)緑の池は「竜が池」で、(この池の主であった竜が土地の娘と恋に落ちたが、正体を見破られたため、諏訪湖に逃げ去ったいう伝説がある。)ケヤキが立っている神社は「池之神社」という。
クスノキは根元が大きく膨らんで、どこから幹なのか、根なのか分からない。洞は少なく樹勢も旺盛で、周りには実がたくさん落ちていて、踏むとぱちぱち音がする。春には緑の花をつけるということだが、気を付けて見ていないので見たことはない。実も初めて見つけた。
樹高 27m
目通り幹囲 6.3m
樹齢 600年
国指定天然記念物
右 樹高 45m
目通り幹囲 5.9m
樹齢 推定300年
左 樹高 48m
目通り幹囲 7.15m
樹齢 推定500年
市指定天然記念物
樹高 29m
目通り幹囲 6.8m
樹齢 300年以上
宝来町指定天然記念物
白鳥神社の杉
樹高 21m
目通り幹囲 11.6m
樹齢 1000年
県指定天然記念物
豊田市畝部東町川端の「八柱神社の樟」に向かう。矢作川の右岸、川端集落に八柱神社が鎮座している。境内の石造りの由緒記によると(白雉3年(652)采女朝臣勅によりこの地の郷長となり、始祖を祀って氏神とし、宇祢部大明神と称した。これが八柱神社の始まりという。)当時の地名は采女(うねめ)→宇祢部(うねべ)→畝部(うねべ)と変遷してきたことになる。
以前来たことがある「甘泉寺のコウヤマキ」に寄るために、作手鴨ヶ谷門前に向かう。2009年の台風で、上部が損壊したが、下部はまだ葉が茂っている。この寺を開山した上人が高野山から持参した杖を挿したといわれている。今日は開山した弥天永釈大和尚を祀るお堂が開けられ、奥の鳥居強右衛門の墓の修理をしていた。
押井のケヤキ